どうせこちらの言葉なんて、聞いているかどうかしか気にしてこないのですから十分です。
たまに「ねぇ!聞いてる!?」と言われたら「聞いてる聞いてる~」と返しておきます。
その適当さにガッカリして不幸話をしてこなくなったら儲けものですし、それでもまだ話してくるなら、よっぽど友達がいないので相手が飽きるまで待ちましょう。
真剣に心配すると自分が疲れてしまう
好きで不幸キャラをやっているような相手のことを真剣に心配してあげる義理なんかありませんよ。
彼女たちの不幸な話が実際に起きたことなのかどうかもわからないのですから。
そして、不幸ネタが尽きれば「私なんて無価値な人間は酸素を出せる植物になりたい」「辛いときにも私を照らしてくれた星になりたい」などと意味不明な発言をする人種ですから、マトモに相手にするだけ時間の無駄であることがよくわかるはずです。
「大変だね」「かわいそう」と言うと喜んでしまう
「ご褒美ゲットー!イェイ!イェイ!イェイ!」って思ってますよ。
内心めちゃくちゃハイテンションです。
そんなご褒美をあげたって仕方がないのですから、言って良い言葉は「うん」「へぇー」「そっかぁ」だけ。
自分の心が動いたなんて見せ方をしては絶対ダメです。
言葉は聞こえてますよ、程度の距離感を保ちましょう。
少し前向きな時は全力で聞いてあげる
これはなぁ…テクニックの1つではあるんですけど逆効果にもなりがちなんですよね。
今までにもさんざん友達をなくしてきた経験をもつ悲劇のヒロインは、相手のアドバイスに合わせて前向きに変わったかのように振舞うことができるのです。
そうすれば、自分のアドバイスによって相手が変わってくれた、と思わせることができることをよく心得ています。
誰かを変えることができたという感情は、達成感というか、自己肯定感というか、ともかくアドバイスした側の気持ちを満たす効果を持っているので、これからもアドバイスをしてあげよう、話を聞いてあげよう、と思わせるには十分です。
でもそれは戦略的に前向きな発言も織り交ぜてくるだけ。
完全に前向きになることはなく、再び悲劇のヒロインに戻って構ってほしいと要求してきます。
始末におえない奴です。
友達であれば少しずつ改善してあげる
悲劇のヒロインとは友達でい続けるのなんてやめちゃいなさい、と言いたいところですが、今までは全く悲劇のヒロインではなかったのに一時的にマイナスの感情に引っ張られているだけなら助けてあげたくなるのも当然です。
その場合は、まだ根本的に悲劇気取りをする人間にはなっていないので改善のサポートをしてあげられるかもしれません。
親身になって話を聞き、否定はせずに相手がプラスに考えられるような別の着眼点を示していきます。
話を聞いてくれるという安心感と、いくつかのアドバイスがしっくりくれば、良き友達の関係に戻れるでしょう。
しかし、慢性的に悲劇のヒロインになってしまっているなら素人が改善をサポートすることは不可能です。
カウンセラーや心療内科の専門家でなければ太刀打ちできません。
諦めましょう。
「不幸な話は嫌い」と断る
これをハッキリと言うなら、必ずみなさんがいる時にしましょう。
サシで言うと翌日には根も葉もない悪口を撒き散らされる恐れがあるからです。
今までは不幸のお話を聞いてくれた相手が、急に手の平を反して拒絶してきたとなれば、悲劇のヒロイン気取りはその瞬間に拒絶してきた人を敵とみなして排除にかかります。
そうやって撒き散らされる悪口の数々を、聞かされた全員が「またあいつの虚言癖が出たか…」と気づいてくれるなら良いのですが、本性を知らない人がいると信じてしまって大変です。
でも、皆のいる前で「ごめん!人の不幸な話聞くの、すっごい苦手なんだよね!またね!」と言いきっておけば、さすがにその直後に悪口を言いふらしている彼女の方が問題アリと思ってもらえます。
相手に不幸話をしているという自覚を持たせる
レベルの高い悲劇のヒロインは、自らの嘘で洗脳されているので、自分が不幸アピールをしていることにすら気づいていないかもしれません。
美味しいものを食べて「おいしい!」と言うのと同じように、不幸だから不幸の話が自然と出てくる状態になっているのです。
これは、まず「今のお前、不幸な話してるぞ」ということを分からせる必要があります。
問題に気づかない限りは改善できないため、まずは第一歩を与えてあげるということです。