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悲劇のヒロインぶる女子ってうざい…...(続き5)

その安心感が元気を与えてくれるという歪な心理状況にあります。

幸せな状況は不安になる

“不安”までいくと、悲劇のヒロイン以外のパターンも考えられます。

悲劇のヒロインの場合は、不幸な状況が続いていないと「一番に注目されないので嫌だ」というくらいですが、本当に悲劇が連続していた人間もこの感情を持つことがあるのです。

たとえば、金銭的な毒親の子供などがそれにあたります。

学費のためにアルバイトをして、ようやく貯まったと思ったら親に全額使いこまれてしまい、社会人になってからも何かにつけて無心され、出世や昇給を果たすとそれを当てにしてせびってくる…

このように、何度も何度も幸せを破壊される内に、幸せを感じると再び破壊が訪れると怯えるようになります。

あるいは、マイホームを建てたばかりなのに災害によって倒壊してしまった、大きな仕事を納めた後で発注元が内部告発されて倒産した(未払い)など自分では予測も防ぎようもない災難に見舞われたという人も抱きがちな感情です。

大きな幸せを手にすれば大きな不幸が待っていると思い込むようになります。

8.注目されたがる

一般的な人は悲劇のヒロインが嫌われやすいことを理解しているので、そういうキャラにはなりたがりません。

一方、基本的に悲劇のヒロインは自分が主役になることだけが重要で、他者に対して興味がないため、嫌われようとなんだろうと一時的にでも注目されれば良いと考えています。

つまり、ライバルと遭遇することは殆どないということです。

自分より不幸なひとに嫉妬する

しかし、大勢の人間が在籍する場となると、たまにライバルが出現することもあります。

自分が1番の不幸でいたいのに、自分以上に不幸な人に出会うと嫉妬や怒りを覚え「私の方が不幸なんだもん!」と喚き散らすこともしばしば。

とくに、本当の悲劇に立ち向かって自力で乗り越えた人が大嫌いです。

たとえば、子供の頃から親の借金に苦しんだものの、一生懸命勉強して学校は特待生として通い、有名大学に合格後は奨学金までもらって、今は一流商社で働きながら親をサポートしている、みたいな超優秀な人。

こういう人を前にすると、自分のちっぽけな悲しみとの対比を見せつけられて恥ずかしさと共に大憤慨します。

あげくの果てにはその相手に対して「ズルイことやってきたに違いない」とか「運が良かっただけの人間」などと言ったりします。

自分よりも他人が注目されるのが許せない

悲劇のヒロインは、自分以上に注目される人間が既にいるグループには属さないように努めています。

しかし、自分が注目されるべきグループに自分より注目される新参者が表れると、過剰なまでの攻撃を開始する傾向があるので要注意です。

でも、自分が絶対勝てない相手には手を出しません。

超絶美人、権力者、不幸のレベルが高すぎる人などです。

自分が注目される新たな場を求めて彷徨い始めます。

悲劇のヒロインぶる女子への対処法

悲劇のヒロインなんかをまともに相手にしていたって何も得るものがありません。

そんなマイナスな人物を自分の関係者に含めておくこと自体が無駄ですが、職場などで、どうしても絡まなければならない、完全に無視をするのも問題があるという場合の対処法をご紹介します。

ただし、下記の全ての対処法を用いたとしても、1人で挑むのはやめた方がいいです。

できる限り関係のある他者の目があるところで行いましょう。

適当に流す

それができないから悩んでいるんじゃないか!と思った方、まだその悲劇のヒロインを自分の人間関係の1人だと思っていませんか?
考え方を変えましょう。

彼女は「ドラマの中に出てくる登場人物」です。

ドラマに対していちいち返答しないように、繰り広げられる悲劇のお芝居を観覧する気持ちになってみます。

聞き流す気持ちで聞く

お芝居を見ていると感情移入してしまうという人は、川のせせらぎを聞いているような安らかな気持ちで聞き流しましょう。

サラサラサラ~っと。

あとは雑なタイミングで「うん」「へぇー」「そっかぁ」の3つくらいを差し挟んでいけばOK。