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反抗期の子供との上手な付き合い方【...(続き5)

親に自分の考えていることや意見などを進んで言わなくなることもあります。

親にとってはそれが寂しいと感じるかもしれませんが、それも子供が親離れを始めている、子供の成長の一つなのです。

子供が意見を聞かせてくれないからといって、根掘り葉掘り問いただそうとしたり、隠し事をしてはいけないのだと無理やり言わせようとしたりしてはいけません。

心配だとしても、陰ながら見守ってあげましょう。

【女の子】親がとりがちなNGな行動

では、女の子の親が、娘にとりがちなNG行動とはどんなものがあるのでしょうか。

恋愛の話しなどデリケートな話しをしつこく聞く

子供の恋愛について、親は当然気になることでしょう。

恋人はできたのか、きちんとした人と付き合っているのか、どのような付き合い方をしているのかなど、気になって当たり前ではあります。

子供ですからきちんとした判断ができていないのではと疑うこともあるでしょう。

我が身を振り返ってみれば、親に心配をかけながら恋愛を楽しんできたこともあるでしょうし、大人になったからといってきちんとした判断力があるとは言い切れないはずなのですが、自分の子供の話となるとついつい心配になってしまいがちです。

それ自体は悪いことではありませんが、子供が進んで言いたがらないようなデリケートな話なのに、しつこく聞き出そうとするのは良くありません。

自分達親世代が子供だった頃と比べて、現代の子供はませているように感じられます。

小学生や中学生の頃にすでに恋人がいるというのも珍しくはありません。

ある統計によると、小学生の90%以上が男女交際をしているという結果も出ています。

もちろん「付き合う」といってもどの程度どのように付き合うのかというのは人それぞれですし、親が考えている付き合うと子供が考えている付き合うが違うことももちろん考えられます。

デリケートな話は、たとえ親と子の関係であってもあまり言いたくない話題だと思います。

後ろめたいことがなくても、気恥ずかしくて親には言えないという娘さんも多いことでしょう。

それなのに娘の恋愛の話を聞きだし、干渉しようとすると、逆に反抗的になって親に隠そうとすることもあります。

基本的には学業に差し支えたり、明らかに生活習慣が乱れたりして悪影響が出ているというような時以外には干渉すべきではないでしょう。

いわゆる「健全な範囲内」であれば、むしろ進んで認めてあげるべきとも言えます。

無理やり聞き出したり、頭ごなしに反対したりしてしまっては、ただでさえ思春期で親の干渉を嫌うような時期なのにも関わらず、個人的でデリケートな話まで干渉されては、たとえ反抗期でもない子供だとしても親に反抗的になってしまうでしょう。

女の子も悩みが多い時期なのでそっとしておく

思春期には悩みが多いものです。

親から見れば些細なことで悩んでいるような場合もあるでしょう。

本人にとっては深刻な悩みで、真剣に考えているのですから、無理やり聞き出したり心配しているからといって干渉しようとしすぎたりしてはいけません。

対等な人間として、良い意味で距離を取り、そっとしておいてあげましょう。

話したいことがありそうな時はそのサインを見逃さない

もしも娘さんの方から話したいことがありそうという時には、真剣に話を聞いてあげれば良いのです。

話したいけれど話しづらい、自分からは言い出しづらいというようなこともあるでしょうから、ちょっとしたサインを見逃さないようにできると良いです。

例えば、いつもは学校から帰るとただいまの挨拶もそこそこに自分の部屋に入ってしまって、晩御飯ができて呼ぶまでこもっているのに、今日は何となく用事もないのにリビングをうろうろしていて、チラチラと台所にいる母親の方を見ているというような時、うまく察してあげられると良いでしょう。

サインを見つけた時でも、「何か話したいことがあるの?」「言いたいことがあるならさっさと言いなさいよ」と直接的に声をかけるのではなくて、うまく相手から話がしやすいように、やんわりと「今日は学校で何かあった?」「何か困っていることはある?」というような感じで少し遠回しに聞いてあげると話しやすいかもしれません。

お母さんが昔の自分と子供を比較する

自分の子供の頃と比較して子供を叱るようなことをしてはいけません。

まず時代も違いますから、一概に言えないことも多いのです。

「お母さんが子供の頃は、自分の部屋に鍵をかけるなんて考えられなかった」という感じで鍵をかけて閉じこもりたがる子供をなじってしまっては、子供は親のことがうざったいと感じます。

誰かと比べて劣っているというような言い方をされると、言っている方はさほど悪気はなかったとしても、言われた方は大変不愉快な思いをするものです。

自信を失って劣等感を覚えてしまいます。

自己肯定感を持てなくなり、子供の将来に影響することすら考えられますので軽はずみな比較や発言は控えるようにしましょう。

お母さんは影でできることをする

自分と比べてどうだといった直接的な意見をするよりも、陰ながら見守ってあげる方が子供も反抗的になりませんし、お互いのために良いはずです。