意に沿わないことがあれば、ただイライラを募らせるだけです。
落ち着きのない人間の極みともいえます。
他人に頼ることが下手
せわしない人の中には、人にものを頼むことができず、抱え込んでしまうタイプもいます。
チームプレイは苦手で、リーダー経験はもちろんないに違いなく、チームの一員として達成感を得たこともないのでしょう。
人が集まっているだけで、びくびくしてしまいます。
どこへいっても敷居は高いものと感じています。
アドバイスを求めるだけでも、相当な決心を要します。
なかなか他人に頼ることはできません。
なんでも溜め込んでしまう
筆者が商社に勤務していたころ、営業の男子社員2人に対し、1人の女性アシスタントが付いていました。
筆者についていた最初の女性が結婚退社したため、翌年4月からは、短大卒の新入社員に変わりました。
営業部員は、契約書を作ってアシスタントに渡すと、後は何も関知しません。
アシスタントの仕事内容を指導することはなかったのです。
営業マンは出張ばかりですから、実際に指導するのは、アシスタントグループのベテラン社員ということになります。
筆者の新しいアシスタントは、見栄えは前任者よりかなり落ちましたが、明るい性格で、今はだめでも、そのうち使えるようになるだろう、と考えていました。
しかしそうはなりませんでした。
たくさんの書類をデスクの中にため込んでいたのです。
口も体もちゃんと動いているように見えましたが、実はそうではなかったのです。
ただせわしないだけでした。
SOSも発信していませんでした。
結局先輩のアシスタントたちが共同で処理し、彼女は確か人事総務だったか、直接金銭にはかかわらない部署へと異動になりました。
会社ではこの年を契機に、自社での正社員採用を減らし、派遣会社を利用するようになりました。
人事政策を変更したのです。
自分のキャパを知らない
彼女の場合は、自分の力量というものを、理解していませんでした。
20世紀末の短大卒ですから、東京神田神保町にある中堅商社のOLというポジションなら、自分の思い描いていた就職イメージと、そう遠くはなかったはずです。
実家は商店を経営しているということもあって、愛想はよく、仕事は楽しそうにやっていました。
しかしビジネスの訓練は受けていないため、人に劣っていたという自覚は、ほとんどなかったのかも知れません。
それに比べれば、派遣会社から送り込まれてくる女性たちは、みな粒ぞろいでした。
会社にとってリスク負担が軽減したのは、間違いありません。
目の前のことに集中できない
せわしない人は、注意力散漫で、目の前のことに集中できないことが多いものです。
集中するには性格の安定も欠かせません。
せわしない人は、育ちに何らかの問題を抱えていることが多いとは思います。
しかしそれは、自分自身で乗り越えなければないません。
そして世の中にはさまざまな「集中力を高める方法」が流布されています。
それらを参考にするのもよいでしょう。
その中から医師監修というサイトの中に、即効性のある集中力の高め方という項目を見つけましたました。
それによると、