「せわしない世の中になったものだ。」とは中高年以上なら、ほとんどの人が、思っているのことではないでしょうか。
「近ごろの若いものは。」という思いと同じで、ある程度の年になると、必ず口をついて出る、定番フレーズなのかも知れません。
それはともかくとして、時代とともに変化のスピードが増しているのは確かでしょう。
その時代、あの時代、いつの時代をと見ても、世の中を構成しているのは、私たち人間です。
現代の日本人たちは、やはり前時代の人たちより、せわしなくなっているのでしょうか。
これから詳細に検討していきましょう。
否定的な言葉!?せわしないとは?特徴も解説
せわしないとは、用事が多くて気が落ち着かない。
いそがしくてゆったりした気分になれないといった意味です。
しかし辞書などを調べてみると、この40年の間にこの言葉の表現する範囲は、2倍に増えています。
それだけ“せわしない”世の中になったという理解で間違いないような気がします。
「せわしない」とは
現代の工業製品は目まぐるしく進化し、あっという間に時代おくれとなっていきます。
家電の売れ筋商品のサイクルは、かつての5〜10年から、今では2〜3年になっているといわれています。
とくに通信機器の進歩には、これが如実にあらわれています。
今の若い人は携帯のなかった時代を、すんなり想像できるでしょうか。
また現代のビジネスマンは、次から次へと変化していく市場を把握していく必要があります。
後から後から登場してくる新しい状況に対応しいくだけでも大変です。
その上、最新のビジネス用語にも習熟していなければなりません。
これらを怠り、のんびり構えていると、たちまち将来性に疑問符を付けられてしまいます。
これは実にせわしない状況といってよいでしょう。
まともに正面から対応していこうとすれば、時間はいくらあっても足りません。
1週間や1カ月はあっという間に過ぎ去ってしまうでしょう。
せわしない人の特徴14個
ここからは、現代的な“せわしない人”の特徴をみていくことにしましょう。
もちろん彼らは、昨日も今日も忙しそうにしています。
果たして彼らの行動には、しっかりした内容が伴っているのといえるのでしょうか。
そこが最大のポイントです。
失敗・ミスが多い
せわしない人が忙しそうにしている一番の理由は、失敗やミスのリカバーであることが多いものです。
大事な書類を失くす、どのフォルダに保存したか忘れてしまう、モノにつまずく、人にぶつかる。
こういうそうぞうしいタイプの人は、どんな事業所にも必ず一人や二人は存在しています。
愛されキャラとして、かえって集団内で不可欠の存在になっている場合も、なきにしもあらずでしょう。
しかし、そうではなく、いじられキャラになっている方が一般的ではないでしょうか。
職場に活気はもたらしてくれるかもしれませんが、失敗とミスによって帳消しにしています。
差し引きすれば、やはり事業所にとってはマイナスでしょう。
期限・期間を設けてしまう
せわしない人は、計画性を持って、着実に実行していけるようなタイプではありません。
うまくことが運ぶことなど、ほとんどないからです。