つまり、ドンタクという言葉が江戸時代からあったのです。
ちなみにドンはドンタクを略したものです。
そう考えると、江戸時代のころから、日本人は言葉を略すのが好きだったのかもしれませんね。
ただ、他の説としては、半ドンがあるのはほとんど土曜日なので、半分土曜日が半土からそれがだんだんいろいろな人に伝わるにつれ、「半ドン」になっていたのではないかとも言われています。
俗語なので何とも言えませんが、とにかく午後休みのようなものです。
午後の休みを利用していろいろなことをして有効活用することが半ドンのセンスのある人のように思えたのかもしれませんね。
半ドンという言葉は伝わってもこのように由来までは知らないという人がほとんどです。
また、このように説がいろいろと存在するのも、ただ伝達しているだけということだからです。
由来はオランダ語
ドンタクの由来は実はオランダと言われています。
これは江戸時代の話ですが、オランダでは休日を意味する日曜日のことをzondagといったらしく、それを聞いた当時の日本人はいろいろな人に伝わっていく過程で、休日をそのようにいうようになって、なまって「ドンタク」というようになったらしいです。
そして、明治になって土曜日が午前しか働かなくていいというようになったので、半ドクになったと言われています。
つまりは、オランダ人が使っていた言葉をかっこつけかもしくはしゃれた感じに使用して、使い始めていろいろな所に広まって、このような形になっていったのです。
もともと、今使用されている日本語自体も実は中国から伝わってきたものであり、パクったものなのです。
他国のものを自国のもののようにパクってオリジナルにしてしまう能力を日本人は古くから持っていたようです。
ある意味、一昔前は軽く使用されていた言葉ではありましたが、実は調べてみると、すごく深い意味を持った言葉でもあるのです。
昔の言葉だからと言ってバカにしてはいけません。
それだけ深い言葉であり、時間の貴重さを表している言葉でもあるので、今は半ドクはなくなりましたが、時間の貴重さを伝えるうえでいい言葉なのかもしれません。
最近は半ドンの風習がなくなった
最近はほとんど使用されなくなった半ドンですが、それはなぜかと言いますと、2002年から施行された週休2日制です。
土曜日も休日になってしまったので、半ドンの文化は消えてしまいました。
その代わりのようなものにできたのがプレミアムフライデーですが、効果があったのかどうかはまだわかりません。
プレミアムフライデーと言っても、実行していない企業がほとんどで、また、早く帰れるなのなら居酒屋などによらずかえってしまうという方も多いのです。
つまり、プレミアムフライデーができても時間の貴重さが伝わっていないのです。
日本だけが世界で唯一お金と時間の勉強を受けていないのです。
故に、お金と時間の貴重さがわかっていないのです。
なぜそうなのかと言いますと、日本は労働者生産国なのです。
国民に働くことが一番だと教えるために、お金と時間の価値を知られてしまうと困るのです。
故に、プレミアムフライデーも習慣として根付かないのです。
江戸や明治から続いている半ドンの方が実は知らない人でもしっくりくるのかもしれません。
なぜなら、そのような風習で育った人たちが人口の多くを占めているからです。
他国で流行っているから、成功しているからと言って日本で流行ったり、成功したりするということはありません。
日本人の成功したものを取り入れるという文化はあまりよくないのです。
昔は学校は土曜日が半ドンだった
昭和生まれの人と平成初期に生まれた人は経験したことがある半ドン!そう土曜日が午前授業だったことです。
おそらく小学校の時は部活などもなかったので、友達と遊ぶ約束をしていたかもしれませんが、中学生や高校生ぐらいになると、部活動などあって、半ドンどころではなかったのかもしれません。
それゆえに、土曜日に部活がない日は、半ドンになるので、時間を有効に使おうと考えたものです。
そう考えると、昔の人の方が今の人よりも時間の使い方が有効なのかもしれませんね。
なぜなら、それだけ貴重な時間だったからです。
半ドンを経験した経験していないでは時間を基調と思う度合いが違うのかもしれませんね。
半ドンがあったことで今でも時間を有効活用している人は多いと思います。
ぜひ、今後は時間の使い方が大切になってくる時代でもありますので、半ドンの文化を覚えることは今後に活かすことができますよ。
週休2日制で育った自分には関係ないと思われる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、何度も言いますように知らないよりかは知っておいた方がいい世の中なのです。
必要ないかどうかはあなたが決めることではありません。
あなたが必要なくても時代が必要としているのかもしれませんよ。
昔土曜日が半ドンだった理由とは?
では、なぜ昔土曜日が半ドンだったのかと言いますと、そのことに関して明確な理由を知る人はいません。
ただ、歴史的に見れば、明治に施行されたことで半ドンが誕生し、2000年代初期までは続いていたのです。
しかし、今でも、じつは半ドンの文化を続けている機関などがあります。
特に代表的なのは、医療機関です。