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「半ドン」って何?いつまで?懐かし...(続き4)

今後使用されることはないのではないかともいわれていますが、実はもしかしたら半ドンの習慣が復活するのではないかとも言われています。

それを次で弊害と合わせて説明します。

学校の半ドンがなくなった弊害とは?

学校から半ドンがなくなって何が起きたのかと言いますと、まず、授業の進みが遅くなったということです。

土曜日がなくなっただけで結構大きく影響を受けたみたいです。

また、その対応で教員の人たちがすごく困ったようです。

それゆえに、あとで発覚したのが未履修事件などがありました。

要は休みは増えても、教える科目数は減らなかったので、教えるのが大変になったのです。

中には何としても教科書を終わらせるために、適当に教える先生なども現れるなど、教育現場には大きな打撃があったのは如実です。

もともと、ゆとり教育を導入するために取り入れた制度であったのですが、うまく機能しなかったようで、特に、その当時学生だった世代は大きな被害を受けたと言っても過言ではありません。

授業時間を7時間にするなどして対応したところもありましたが、地域によって差が大きく出てしまったようです。

また、何度も言っているように、時間に対する認識が薄れてしまったとも言えます。

休みの日をぼーっと過ごしてしまう人が多く出現してしまい、引きこもりなども増えたと言われています。

暇な時間の使い方まで対応できる人が少なかったようです。

結局、のちのちになっていろいろな問題を引き起こすことになったと言えます。

現代でも、半ドンに戻すといった考えが出てくるのはそのためです。

ゆとり教育で学力の低下

何よりも大きな問題になったのは、この学力低下です。

しかし、実際に学力が低下していたかは不明です。

要は教科書の進み具合が遅いので、まだ対応しきれていない部分が多い中で学力テストを受けるので、学力の低下が目立ったと言えます。

しかし、この学力の低下で儲かったのが、塾などの商売です。

学力低下の心配をした詰込み世代の両親が、学校よりも塾と言った感じになって、塾に通わせる家庭が増えました。

この時、問題になったのが収入の格差です。

収入が低い家庭は子供を塾に送ることができないので、学力低下を直に受けてしまうと言われていました。

しかし、本当に学力は低下したのかは疑問です。

のちに出てきたゆとり世代の活躍を見ると、学力はさほど問題ではなかったと思います。

逆に自由な時間ができたことで自分の時間に充てる人はいましたが、何もしない人も増えたので、責任能力を持てないまま大人になってしまった人もいます。

要はゆとり教育の弊害は自分で考えることをしない人間を多く生み出してしまったということです。

それを見て、詰込みの落ちこぼれがゆとり世代を馬鹿にするような行為に発展するなど、いろいろな意味で問題を残したのがこのゆとり教育の弊害なのです。

また、自由な時間を与えたことで意思をもってしまうことに恐れたとも言えます。

要はイエスマンが減ったので、雇うのが難しいといった感じになったのです。

子供たちの居場所の確保

週休2日制になった子供たちの自由な時間が増えたことで、子供の居場所を確保するのが大変になったと言われています。

要は家にいる時間が増えたのです。

そのため、家事など家の作業をしっかりするために子供たちを置くことができる場所が欲しくなったのですが、どこも東京みたいになんでもあるという町はなかなかないので、子供をどこに行かせればいいのかわからずに困ってしまう人たちが続出したのです。

高収入の家庭は家族旅行などして、時間をうまく使用していましたが、低収入の家はかなり困ったようです。

子供の時間が増えたことが家族にとっても余計な弊害を生みだしてしまったようです。

このように自由な時間が増えて困ったのは親に多かったらしいです。

要は、図書館や交流施設など、子供が一人でいても安全な場所が近くにあれば問題にならないだけなのですが、田舎のすべてがそうかと言われたら、そういうわけではないのです。

つまり、いつも日本が何か施行するときは、東京を中心に考えすぎなのです。