こうなってしまうと自分で経験をしてみない限りは、その意見を曲げることはないでしょう。
根拠も論理性もなければ単なる意地っ張りになってしまいますので、口喧嘩をしていた相手は呆れかえってしまって、馬鹿馬鹿しさから身を引くこともあるでしょう。
しかしそれを、「自分が言い負かしてやった!」と思うため、ますます自信がついていってしまいます。
口喧嘩が強くなるための方法を考えよう!
口喧嘩に強い人には、単に勢いや思い込み、自信が強い人もいれば、論理的で知識や経験値の豊富さから相手に主張を譲らないという人もいます。
口喧嘩の強さにもレベルがありますが、やはり 最も口喧嘩が強い人の特徴は、感情に流されることなく論理的な口喧嘩を延々と続けられる ことでしょう。
大人になるほど口喧嘩をする機会は減りますが、もしも誰かと口喧嘩になり、どうしても自分の主張が譲れないことがあった時には、負けてしまうよりは自分の主要を通せるようにしておいた方がいいでしょう。
口喧嘩が弱い自覚がある人は、なぜ自分は口喧嘩が弱いのか、強くなることはできないかとこの機会に一度よく考えてみましょう。
口喧嘩は悪いイメージが強いですが、それは「喧嘩」という言葉がついているからであって、実際にはやや強めの口論です。
口喧嘩はする機会が少なくても、口論や意見の交換をする機会はあるでしょうから、やはり苦手だからと嫌煙せずに、一度よく考えてみるようにしましょう。
口喧嘩にトラウマがある人は多い
口喧嘩が苦手、嫌いだという人は、口喧嘩に対してトラウマがあることが多いです。
例えば子どもの頃に両親がいつも口喧嘩をしていたり、兄弟や友人と口喧嘩をすることがあり、そこで言い負かされてばかりだったり。
そのように、口喧嘩で負けることが多かった人や、それによって何らかの恐怖心や嫌悪感を抱くことがあった人は、それがトラウマになって口喧嘩が苦手になってしまっていることが多いです。
自分が苦手だし嫌いだから(もしくは怖いから)、 口喧嘩になりそうになるとそれを避けようとしたり、直ぐに相手に言い負かされて しまったりするのでしょう。
自分が口喧嘩が苦手、または弱い自覚がある人は、その原因となる出来事があったかどうかを一度思い出してみましょう。
殴り合いの喧嘩より口喧嘩をするべき
喧嘩と聞くと、殴り合いや取っ組み合いの喧嘩を想像することが多いでしょう。
感情的になりやすい人は、口よりも先に手が出てしまうことが多いため、直接喧嘩の相手を殴ったり、または物に当たったりすることが多いでしょう。
しかし、物に当たれば壊れた物や穴の開いた壁を見る度に自分の短慮を思い出すことになりますし、また壊してしまった後で後悔する羽目になります。
人を殴った場合にも相手を傷つけたという事実はいつまでも残りますし、殴った自分の手も怪我をしてしまうかもしれません。
拳や物による喧嘩は最も低レベルで後悔が残りやすく、またいい歳をしてからも同じことをしていると、 必ず自分が痛い目を見る ことになってしまうでしょう。
さらに暴力を振るうことで、自分がどれだけ短慮で浅はかなのかを周りに露見することにもなります。
力で周りを支配しようとする人は、自分が強い、すごいのだと思い込んでいます。
ですが、実際には周りは恐れているのではなく、内心では冷ややかにその相手を見下していることも多いのです。
殴り合いの喧嘩は正に百害あって一利なしです。
何も得られるものはありませんし、殴り合うことでスッキリすることはあっても、相手も同じようにスッキリしているとは限りません。
一方の口喧嘩は、方法自体は平和的ですので、場所さえ弁えれば誰にも迷惑をかけることはありませんし、お互いに痛い思いをすることもありません。
片方が論理的な意見で諭せば、言い合いをしていた相手も自分の考えの誤りに気付くことが出来るかもしれません。
また、口喧嘩の末にお互いに認識や理解を得られることもありますので、殴り合いの喧嘩よりも口喧嘩の方がよほど為になるでしょう。
口喧嘩が勃発する状況とは?
口喧嘩はどのような状況で勃発するのでしょうか?
そもそも口喧嘩とは、 互いの意見が食い違う ことで生じますので、非常にさまざまな場面で見られます。
例えばランチにどこに食べに行くかで口喧嘩で揉めることもあるでしょう。
片方は和食が食べたいといい、もう片方は洋食が食べたいと言います。
賢い人はどちらも同時に食べられるお店を提案しますが、互いに譲り合おう、妥協し合おうという気持ちがなければ空腹のイライラも手伝って口喧嘩が収まることはないでしょう。