昔のことわざに「弘法筆を選ばず」(弘法大使のように書に優れている人は、筆の良し悪しは関係ない)という言うものですが、実際には弘法大師は書体によって筆を使い分けたそうです。
一流のプロと言えども、道具にはこだわるのです。
ピアノやバイオリンなど、一流の奏者は一流の道具にお金をかけて拘るのです。
8、気が散る要素をなくして、仕事をする
仕事の効率を上げるためには、やはり良い環境が必要です。
囲碁の名人と言われる人でも、大きな音が鳴り響くパチンコ店内で対局しろと言われても、それは無理なことです。
気が散るような要素を除いておいて、集中して仕事ができる環境づくりも重要なのです。
9、ダメ上司に振り回されない
会社で一番集中しにくいのは、ダメ上司の指導を受けている時です。
せっかく集中して仕事に励んでいる時に、横から余計な注意をされたり意見を述べたりしてくると、思考回路が混乱してしまい気が散ってしまいます。
ストレスもたまるので、ダメ上司には振り回されないように注意しておきます。
10、好きな仕事をする
最初から好きな仕事に取り組んで、頑張って成果を上げた人と言うのは極めてまれなケースです。
ほとんどの人は、嫌な仕事でも我慢して頑張っているのです。
嫌な仕事の中でも、時には好きなことが見つかる時があります。
こんな場合には、やる気も出てきて成果を上げることに繋がるようです。
初めから好きな仕事を選んで頑張ることは理想ですが、嫌な仕事の中にも工夫をして好きになれることを見つけると、好きな仕事になるのです。
11、仕事の順序を考える
どの仕事から手を付けていくかは、実は仕事の成果を出すために大切なことです。
これまでにも書きましたが、一番重要なことから最終目標までの仕事の順番を考えておくのです。
後先を考えずにがむしゃらに行動するのは得策ではないのです。
かえって混乱を招く原因になります。
冷静に、順番をつけてから進めるのです。
日頃から成果を上げる習慣を意識してみましょう
成果を上げることができる人というのは、生まれながらの特別な才能ではないようです。
生まれてからの日頃の良い習慣によって、成果を上げることができるようです。
ただ、これだけではうまく成果に結び付けることは難しく、成果を収める人には①もともと能力が高いこと、②経験が豊富なこと、③何でも要領がいい(段取りが上手い)、④集中できること、⑤チャレンジ精神が旺盛であること、⑥何事も諦めない気持ちがあること、などの性格的な特徴も備えているようです。
これらの特徴を活かしながら、仕事の計画を立てておいて、仕事の優先順位を設定して、人の手を借りながら着実に進めていくようです。
そのためには、日頃の習慣も見直して、成果を上げることができる習慣を意識することも重要です。
簡単なことですが、時間に余裕を持ってみてはいかがでしょうか?
起床時間も30分は速くして、ゆったりとした気持ちで朝ご飯を食べて出勤することです。
慌てて電車やバスに飛び乗る生活を見直すのです。
最初の内は眠いのですが、習慣として頑張ってみると平気になって来るのです。
約束した面談をする時、友人と待ち合わせをする時、相手より速く着くように時間に余裕を持って待っているのです。
その時点で、もう相手との勝負がついているようなのです。
いつも仲間を待たせてばかりの人というのは決まっているようで、そんな人で成功している人は少ないように思われます。
成果を上げている人というのは、相手を待たせるようなことはしないはずです。
時間ひとつをとっても、良い習慣というのは良い人生を過ごすことができるものです。