何ごとも一生懸命に頑張っているけれど、なかなか成果が上げることができない人がいます。

横から見ていると、あんなに頑張っているのに、どこが悪いのだろうと可哀そうに見えてくるのです。

要領が悪いのか、それともポイントがズレているのか、ともかくなかなか成果に結び付かないようです。

自主的に遅くまで仕事をこなして、帰りも遅いようです。

一方、仕事を定時に終えて、職場の若い女性を捕まえては近くの居酒屋で一杯飲みながらワイワイと時間をつぶして帰る男性もいます。

ところが、この男はめっぽう仕事を速くこなして成績も良いのです。

しっかりと計画を達成して成果を上げているようなのです。

この二人を見ていると、あまりにも対照的なので、考えさせられてしまうのです。

ある時に、仕事が速い彼に直接秘訣を聞いてみました。

こんな秘訣は誰にも言わないと思っていたら、いとも簡単に「そんなに難しいことをしている訳ではないよ。強いて言えば人脈と情報収集がうまく行っているからかな?」と答えてくれたのです。

「人脈?」「情報収集?」とその言葉を聞いて驚きました。

もっとノウハウがあるのかなと思ったら、そんな単純なことだったのです。

しかし、その「人脈」と「情報収集」はどのようにやっているのかと尋ねると、帰りの居酒屋でやっているとのことでした。

「居酒屋は、女の子と一緒に飲んでいるだけだろう?」と言うと、「いつも声を掛ける女性は、しっかりした女性ばかりだよ。他の職場の実力者や経験豊富な人を教えてもらうんだよ。時には、彼女を通じて仕事ができる人を紹介してもらうのさ。社内の人脈づくりには最適だよ」と、単にお酒を飲んで憂さ晴らしをしているのではないとのことでした。

仕事の上で問題が起こったり判断に迷う時には、居酒屋で紹介してもらった実力者のアドバイスを受けるそうです。

すると、的確なアドバイスをもらったり、仕事の後押しをしてもらったりと支援してくれるので、仕事を要領よく進めて成果も上がるとのことでした。

会社の新しい動きや人事に関しても、最新の情報がおもしろいように手に入るのです。

このような人脈を駆使して仕事をしているので、難しい問題が起きてもすぐに解決できるのです。

ただし、彼のようにうまく女性を口説いて情報収集できる能力は、やはり特別のものだと感じたのです。

成果を上げる人はどんな人?

経営学の父と言われている経営学者のドラッカーは、成果を挙げる人について次の様に書いています。

「成果をあげるひととあげない人の差は才能ではない。

いくつかの習慣的な姿勢と基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である」と述べています。

才能とは、物事を巧みになしうる生まれつきの能力のことです。

ということは、生まれつきの能力の差によって成果は上げらられるものではないということです。

生まれつきによらないということです。

つまり、生まれてからのことで差がつくようです。

それは、「いくつかの習慣的な姿勢と基礎的な方法を身につけることができるかどうか」ということです。

「習慣的な姿勢」とは何なのでしょうか?

それは生活における習慣的な行動なのでしょうか?

それを考える時に思い出すのが、世界的なアスリートの習慣です。

これは、行動を起こす時におこなう習慣的なルーティーンと言われるものです。

良く例題にあげられるのが野球のイチロー選手のことです。

試合の日の朝の食事は「カレー」だそうです。

これには理由があるようですが、これも習慣と言えば習慣です。

さらに、バッティングの前にも、決まったストレッチを行ってから打席に入り、そしてまたバットを構える仕草はいつも同じです。

イチローが好きな子供は、同じような仕草をしてイチローの真似をするのです。

この一連の行動は、習慣化されており、ご存知の通り彼は十分な成果を上げているのです。

さらには、ラグビーW杯で歴史的な勝利を収めた日本代表選手の五郎丸選手の独特なポーズです。

記憶に残っている人も多いと思いますが、ゴールキックを蹴る前の独特の動作は話題にもなりました。

蹴る直前のセレモニーというか習慣になっているのです。

このように、習慣化することで精神統一もできるし自分の能力を十分に発揮できる状態を作り上げることができるようです。

成果を上げる人の特徴

成果を上げることができる人というのは、生まれながらの才能ではないようです。

では、仕事でも運動でも、そして勉強でも、どのような世界であっても成果を上げる人というのは、成果を上げれない人とどこが違うのでしょう。

ここでは、成果を上げることができる人の特徴を調べてみました。

1、なんでも要領がいい

二人兄弟がいると、年下の弟の方は何でも要領がいいように思えます。

多分、兄のやることを見ていて、兄が失敗することも成功することも観察しているからでしょう。

兄が失敗して困っているところを見て、自分は同じようにして失敗しないようにと自覚しているのかも知れません。

とにかく、何でも要領がいいように見えます。

しかし、兄の失敗例を見てそれを反面教師として避けるように行動するということも、それができる能力を備えているということです。

分かっていてもできなければ要領もなにも関係ありません。

できなければ同じように失敗するだけです。

仕事でも成果を出す人は、仕事を進めていく上で要領がいいようです。

しっかりと段取りをつけておいて、成功させるためのポイントをしっかりと押さえているのです。

2、経験豊富


成果をあげる人は、いろんな経験もしています。

もちろん成功事例だけでなく、失敗の事例も数多くあるのです。

失敗をした時には、何が悪かったのか、どうしておけば失敗を回避できたのかという原因をキッチリと解析しています。

この解析の結果は自分の貴重な経験として自分の中に蓄積しているのです。

そして、自分の経験だけでは不十分であると判断すると、すかさず先輩や関係者の中で同じような経験をした人にアドバイスを求めるのです。

そして、そのような経験者の話も活用して成功に導くのです。

初めて何かを行う時には分からないことも多いので、いきなり成功を収めるということは難しいのです。

少なくとも試行錯誤を繰り返し、経験を積んでやっと成功らしき状態になるのです。

やはり経験というのは重要なもので、多くの経験を通して幅広い視野と知識で仕事に取り組むことができるのです。

そして、柔軟な考え方と臨機応変に対応できるので、より的確に成果に結び付けられるのです。

3、元々能力が高い

「成果を上げる人とあげない人の差は、才能ではない」と経営学者のドラッガーが言っていますが、成果を上げる人は記憶力や理解力、創造力などやはりもともとある程度の能力が高い人でもあるようです。

多くの経験を活かして、個人の能力を活用して成果を上げるようです。

ただ、すべての能力が高いという必要もなく、仕事に特化した分野での能力が秀でていればそれで十分なのです。

自分では分からないのですが、経験を積んで知識を習得している間に、隠れていた能力が開花して、成果に結びつくこともあるようです。

成果に結び付けるということはひとつの結果であって、それまでには多くの貴重な経験があって、経験があるからこそ成果を上げることができるのです。

4、常に、新しいことにチャレンジしている

最終的に成果を上げることができる人は、目標に向かってたゆまず突き進んでいくことができる人です。

仕事もそうですが、何事も成果を上げるということは、必ず新しい領域に踏み込んで目的を達成することなのです。

同じことをまったく同じようにやっていては、その位置に踏みとどまっているというだけで、成果には結び付かないのです。

ということは、成果を上げることができる人は、常に新しいことにチャレンジしている人なのです。

もちろん必ず失敗もありますが、こんな失敗などは全くと言っていいほど気にしない性格なのです。

もともと能力が高いので、失敗の中からも得ることがあって、それも経験として蓄積して次回からはちゃんと対応できる能力も持っているのです。

5、集中力がある

うまく成果を上げることが得意な人は、成果を上げれない人と比べると、物事に対する考え方が違うようです。

すなわち、やると決めたらそのことに集中することです。

成果を上げる秘訣を言うなら、それは集中することかもしれません。

しかも、もう一つの秘訣は、いろいろとやるべきことがあっても、その中から最も重要なことを選択した、その重要なことから始めるようです。

そしてそのことに集中して行動して、他のことには手を出さないのです。

能力がある人は、あれもこれもと手を出してしまいますが、こんな行動はしないのです。

あくまでも、ひとつのことに集中して完成させるのです。

それは、能力があってもその能力を分散させずに、ただ一点にその能力を集中させることこそ、成果を上げる最も近道であることを知っているのです。

もっと、別の言い方をすると、その一点に自分の時間、労力、資源を集中させるのです。

これによって、一般的に難しいと思われている困難な仕事を解決させることができる秘訣なのです。

ほかの事に関心がないのではなくて、そんなことにも手を出すには、まずは目のまえの大事なことに集中して完成させることが大事であるとこを理解しているからです。

成果を上げる人ほど、自分のエネルギーをむやみに分散させることが不適切であることも理解しているのです。

最も重要なことを最初に行うべく集中するのです。

6、何事も諦めない

毎年恒例のノーベル賞の発表があって、受賞者についての情報が流れてきます。

日本人の受賞者であれば、国内のマスコミがこぞって取材に走ります。

そして受賞者のインタビューをした時に、「受賞に至った理由は何でしょうか?」などという質問を投げかけると、ほとんどの人は「地道なテーマだが、夢を持って諦めずに続けてきた結果です」などというようなニュアンスのコメントを出すのです。

初めから、これを発見するとノーベル賞だというような壮大なテーマを完成させることではなくて、それに向かって研究を継続していく過程で、新しいことを発見することも多いようです。

そのためにも、決して諦めないという強い信念があったのです。

自分の周りの人で、成果を上げたなと思える人を思い起こしてみると、決して諦めることをしなかった人と言えます。

つまり「諦めなかった人」なのです。

周りの人から奇人変人のように言われたり噂されても、決して自分の考え方を変えずに目的を諦めなかったのです。

「諦めるものか」という強い気持ちがなくなれば、決して成果を上げることはできなかったのです。

ただし、諦めなければ必ず成果が上がるかというと、それは保障はできません。

しかし、1%でも可能性があれば、諦めない人の方が成果を上げられるのです。

成果を上げる人の習慣はこれ!

成果をうまく上げている人というのは、日頃からどのような生活をしているのか興味があるところです。

自分とまったく違った考え方であったり、ちょっと工夫すれば自分でもできるような行動であったりと、驚くこともあるようです。

しかし、その行動や習慣が、成果を上げることに繋がるのであれば、参考にすることも重要だと思われます。

以下に、そんな成果を上げる人の習慣をまとめてみました。

1、自分で考えて判断する


成果を上げることができる人というのは、自分で考えて判断するようです。

しかし、この言葉を聞いても素直に納得することはできません。

誰でも、判断する時は自分で考えているはずですから。

人に言われるがままに行動する人もいますが、たいていの人は自分で考えるはずです。

しかし、敢えてそれを言うということは、自分で十分に考えることなく、人の意見や噂、行動に流されてしまうことが多いのです。

相手の不安定な心や気持ちにつけ込んで、不安をあおるような意見を言う人も多いのです。

さらには、自分の利益を考えて、強引に相手をそそのかす様な行動に出る人もいます。

そんな人の甘い意見に乗せられてしまうと、とんでもない結果になってしまうのです。

できもしない夢を語って協力を持ちかけてきたり、莫大な投資話を持ち込んでくるような詐欺師もいるのです。

そこまでは行かなくても、自分の都合の良いように相手を誘導する人も多いはずです。

自分でよく考えないと、こんな甘い罠にはまってしまうのです。

後で気が付いても後の祭りなのです。

成果を上げる人というのは、こんな甘い計画や罠には目もくれず、自分の考えに信念とプライドを持っているのです。

他人の意見や行動に注目しますが、あくまでも参考にする程度で、自分の考えを大事にしているのです。

いかなる時でも、自分で考えて判断するのです。