そして、自分も悪をくじいて弱者を助けたいという憧れを抱く人も少なくはありません。
アメリカ人の全員がそうというわけではありませんが、大抵のアメリカ人は、誰しも心に無意識の正義感を持っています。
例えば日頃不良と呼ばれ、素行が悪い少年であっても、お年寄りには自然と親切に接することがあります。
普段は意識していなくとも、咄嗟の時には自分よりも弱い存在を助けることが出来るのが、アメリカ人の素晴らしい一面です。
18.付き合う前にデートを重ねる
外国では、「デーティング期間」というものがあります。
これは、男女が付き合う前にデートを重ねる期間のことを言います。
日本人でも恋人同士になる前にデートをすることはありますが、大抵は一対一で、お互いのことだけを考えますよね。
しかし、アメリカ人では違います。
アメリカ人の場合は、このデーティング期間中にすでに相手とキスや性交渉まで行うことが珍しくありません。
また、デーティング期間中は、あくまでも相手と付き合うかどうかを互いに見極める期間ですので、この期間中に他の異性ともデートをすることもあるのです。
人によっては、デーティング期間中に複数の異性と関係を持つこともあります。
しかし、まだ誰とも正式に付き合っていないのですから、誰も何もそれを責めることも出来ません。
日本人では考えられないことですが、アメリカ人ではこのように、付き合う前にデートを重ねるのが一般的です。
それだけ互いのことをオープンに知りたいという気持ちの表れなのかもしれません。
19.大胆な愛情表現
アメリカ人は感情表現がストレートなので、当然愛情表現も分かりやすく、大胆です。
好きだと思えば街中でも電車内でもキスをしたり、抱き合ったりして自分たちの世界に浸ります。
日本ではTPOという言葉があるように、時と場所に相応しくない行動を取ると、周囲から疎まれたり、陰口を叩かれたりしてしまいます。
日本では「恥」という概念がとても強いため、周囲から見て恥ずかしいと思われるような行動を取ることは嫌悪される傾向にあります。
しかし、アメリカはおろか日本以外の国ではそのような概念はほとんど見られません。
そのため、自分たちの好きな時に好きな場所で、堂々と恋人同士大胆な愛情表現を繰り広げており、また周囲の人たちもそれを当然のように受け入れています。
20.交友関係が広い
アメリカ人は初対面同士でもフレンドリーで、どんな場面でもとても社交的です。
それゆえ互いに親しくなる機会も増えるため、自然と交友関係が広がっていきます。
広く浅い交友関係は、狭く深い交友関係に比べると頼りないものに思えるかもしれません。
しかし、アメリカ人は「なんとなく顔見知り程度」の関係でも、それだけで十分に互いの交友関係を楽しむことが出来ます。
また、ビジネスの場においては、周囲への顔が広いほどさまざまな場面で有利なことが多いです。
例えば顔見知り程度の友人が、実は自分が働きたいと思っている会社の社長と知り合いだったりすることもあります。
意外なところから大きなチャンスが転がり込んでくる可能性があるため、社会生活の中では交友関係の広さはとても重要です。
21.世間の目を気にしない
アメリカ人は他の国の人同様に、家族や友人、恋人を大切にします。
しかし、それ以上に自分の人生を大切にしています。
自分の主義や主張に重きを置く反面、守るべきルールやするべきことはしっかりとこなす人が多いです。
そして自分のこと、大切な周囲の人のことには深く関心を払いますが、不特定多数の考えや意見はそこまで重要視しません。
つまりは、自分の信念を貫くために、世間の目など気にしない、というタイプの人が多いのです。
日本人は自分の気持ちよりも、周りに合わせることを重要視する人が多いです。
その結果、自分自身が何なのか、どういうことがしたいのかが分からなくなってしまいます。
集団の中に自分自身も溶け込んでしまうのです。