自分のことだけでなく、周囲の状況も加味しながら物事の優先度をつけていくため、それぞれの物事を最適なタイミングで決断します。
実際にはその決断に至るまで熟慮を重ねているかもしれませんが、機を逃さないため、周りにいる人間から見ると「決断の早い人」という印象になるのです。
出来ることと出来ないことがよくわかっている
仕事ができる人は安請け合いもしません。
実力不足、時間的な限界、予算の厳しさなどを含め、今の自分やチームに出来ること、出来ないことがよくわかっているので、断るのも即決です。
力を傾けたところで非効率な物事を素早く手放す決断によって、注力すべき事柄に集中できるという利点を持っています。
即決できるようになりたいと思うとき、ポジティブな決断ばかりがイメージされますが、ネガティブな決断が早いのも同じくらい重要といえるでしょう。
プライベートでは優柔不断なこともある
仕事ができる人でも、プライベートは優柔不断の極みだったりします。
食事のメニューも決められず、洗剤のどれを買うかも迷い、デートのコーディネートには1時間もかけたりなどです。
これは意外なことではありません。
仕事というのは目指すべきゴールが確実に存在するため、迷わず決断ができるにすぎないのです。
しかし、プライベートとなるとゴールは存在しません。
何が最適かが曖昧なので決断する材料が揃わず、延々と「これでいいのかなぁ」「どうしようかなぁ」と悩むハメになります。
自信がある
根拠もなく自信だけがてっぺんの人の決断は、とんでもない間違いを引き起こしますが、即決ではあります。
しかし、根拠のある自信の持ち主なら即決したことでも、ちゃんと理由が揃っているので大きな間違いはなく、何かあっても軌道修正するくらいで済みます。
誰よりも準備が整っているから自信がある
根拠のある自信の持ち主というのは、日頃から情報収集を欠かさず、未来に備えて準備を整えているものです。
この過程があるからこそ、選択を迫られる場面で脳みそがフル回転するため、正解を導きだせます。
受験と同じです。
高校や大学の入試に挑むとき「俺は天才だから勉強しなくても大丈夫だぜ」って思っている人と「3年間しっかり勉強したから大丈夫だ」と思う人とでは持っている自信の質が異なっていますよね。
経験の数が多い
仕事においては、新入社員よりベテラン社員の方が、対応力が高いことが多いです。
その理由は経験の数の違いです。
新入社員にとっては慌てふためくような問題も、ベテラン社員からすると「1年前のトラブルとパターンが似ているな」と過去の事例に近しいと感じられることがあります。
そのときに解決した方法を、今の問題に合わせて微調整すれば対応できるというわけです。
最初の内は失敗の経験を積み重ね、そこから学んだことや反省点を次回に活かすことで成功体験を積み重ねるようになります。
その成功体験が自信をもたらしているのです。
迷うことが嫌い
「嫌い」までいくと、当てずっぽうタイプに分類されますが、プライベートに関してはこれくらいの方が生きやすいといえます。
即決人間だらけで遊びに行くと本当に面白いです。
「そろそろ昼飯にするか」という時間帯になったとき「何食う?」の質問に対して各々が「蕎麦」「カレー」「ラーメン」あたりに分かれたとしましょう。
一般的な人たちは「じゃあどれにするー?」と押し問答を始めますが、即決人間だらけの集まりなら「じゃ、14時ここに再集合ね。
解散!」で終わりです。
そして、各々食べたい物を食べて戻ってきます。
焼肉に一緒に行っても「これも美味しそうだねー」「これも頼もうかー」とか言わない。
やっぱり各々食べたいものをガンガン注文するので皿がテーブルを埋め尽くします。
とにかく細かいことは悩みません。
そんなことで悩むのが嫌いなんです。