優柔不断な人はそのスピード感と自由すぎる振る舞いに抵抗を覚えるかもしれませんが、お互い好き勝手にするのを許されるわけですから、慣れるととても楽で、最高の友達になれるでしょう。
自分の目的がはっきりわかっている
これも食事で例えると分かりやすいです。
3人で定食屋に行くとして、Aさんが「美味しい物が食べたいなぁ」Bさんが「肉が食べたいなぁ」Cさんが「トンカツ食べたいなぁ」と考えていた場合、一番早く注文を決められるのがCさんであることは明白ですよね。
このように、目的が具体的であればあるほど決断は早くなります。
しかし、これが仕事や自分の将来のことになった途端にわからなくなるため、多くの人は即決ができなくなってしまうのです。
仕事で考えてみましょう。
たとえば「今年度の売上をアップさせたい」だと何から手を付けていいか分からず、ズルズルと悩むことになりますよね。
一方「昨年はSNSの口コミで徐々に売り上げがアップしていった。潜在顧客はSNSユーザーであることがわかったので、今年はSNSでのプロモーションに力を入れよう」なら、どのようなプロモーションにするかを選べばいいだけです。
決断に至るまでの時間を短縮できます。
目的を具体化する、つまり、はっきりと認知することが即決のキーポイントです。
何を言われても気持ちがブレない
目的がはっきりわかっているから気持ちがブレる余地はありません。
それがたとえ大先輩や上司からの発言であっても、間違っていると思えば従わないし「その根拠は何ですか」と問いかけることもあります。
目的に向かっていくことだけに注力しているため、足をひっぱるような物事の全てに対して自分の時間を割いたり、悩んだりする時間が無駄だと思っています。
深く考えない
こういう書き方をすると「それってただのバカなのでは…」と思うかもしれませんが、この場合、どうでもいい情報までくっつけて悩んでいるフリをしない、という意味です。
これについては記事後半の、即決できない人間の特徴で解説します。
せっかち
せっかちさんは即決とは微妙に違いますが、一見すると似ているので紹介しておきます。
せっかちの場合、決断する前に行動していると言った方が適切です。
ただ周囲から見ると行動に移している以上は決断をしたのだろうと推測できるため、即決しているかのように見えます。
たとえば、営業先での打ち合わせが14時だとして、13時20分のバスに乗れば10分前には到着できるとします。
即決の人の考え方は「会社を13時10分に出れば、ゆっくり歩いてもバスに間に合い、現地に着いてからも身だしなみを整える余裕はあるな」というものです。
しかしせっかちな人は「13時だ!そろそろ出なきゃ!」でバタバタ、「バスが来てる!」で1本前のバスにとりあえず乗っちゃう、現地についたら時間も早いのに「よし!打ち合わせだ」と担当者を呼びつけてしまう、といったもの。
とても反射的です。
打ち合わせの中身にしたって、よく精査せずに「できます!」と言ってしまうし、それを会社に持ち帰って「できるって言っちゃったんだから頑張ってよ!」と実作業者を困らせたりもします。
即断即決できる人になる為の秘訣8個教えます!
とりあえず何でも早く決めるだけならサイコロを振ればいいのでアホでもできます。
そんなものになりたいわけではありませんよね。
ちゃんと自信をもって即決できる人を目指しましょう。
時間を無駄にしない
「タイムマネジメントがビジネスには重要だ」「日本人はもっと効率的な時間管理を意識すべき」なんてことがよく聞かれるようになりました。
しかし、その改善策として提示されるものは、ToDoリストを作ろうとか、手帳やスマホのタスク管理アプリの活用の話が多く、本質を突いているものが少ないなぁと思います。
たかがツールに自分を管理してもらって「休む暇なく動き回りましょう」なんてやってたら過労死します。
本当にすべきなのは、思考にメリハリをつけることです。
複数のことを同時に考えることが時間の無駄を引き起こす
夏休みの宿題で滅入っている小学生を例にしてみます。
毎日毎日「明日やろう、でも今日は遊ぼう」と思い続けて、ついに最終日になってしまいました。
とりあえず大慌てで宿題をやったので間に合ったとしましょう。