「マズイものを作りたくないから料理をしません」という人は一生料理がヘタクソなままでしょう。
でも下手でもいいからとりあえず作って、そのマズイものを食べてみれば「塩が多すぎた」「火の通りが甘い」「煮込み過ぎて固い」など、マズイ理由がわかってきます。
誰かに教わる場合もそうです。
絵が下手な人が上手な人に教わろうとして「絵が下手なんで教えてください」と言っても、どこまで絵が下手なのか、何から直せばいいのかが分からないので教えようがありません。
まずは絵を描いて見せることになるでしょう。
失敗することを恐れたり、恥ずかしがる前に、とりあえずはやってみて、失敗したらその結果から次回に活かせるものを探しましょう。
とはいえ、失敗前提で、なんの準備もせずに挑戦するのは無謀です。
命綱なしのバンジージャンプは自殺と一緒ですからね。
周りの目を気にしない
周囲の意見を聞くのは良いことですが、目を気にするのは間違っています。
ジーッと見られているのを「あの人、私に惚れてるな」と思うか「睨まれてる…」と思うかは受取手の感情次第。
「見られている」だけが事実です。
事実以外を気にする必要なんてありません。
また、世間には一定数、挑戦することをバカにしたい人たちがいます。
自分が挑戦できないから、やっかみで言っているだけなので、これも全然気にする必要はありません。
失敗を笑う人も、失敗するような挑戦をしないだけの怠惰な人です。
しかもこういう人に限って、挑戦者が成功して名を馳せるようになると摺り寄ってくるのですから、無視が一番といえるでしょう。
柔軟な考えを持つ
即決することは意固地になることとは違います。
自分の決断が誤ったと思えばすぐさま方向転換して構いません。
決断はあくまでその場限りのものですから、状況が変われば再度判断することは当たり前です。
常に物事を柔軟な考え方で捉え、機を逃さず判断を下せるよう、フットワークを軽くしておきましょう。
逆に即決できない人の共通点とは
即決だけが大正義だとは思いませんが、決断が遅すぎて人生苦労してそうだな、というタイプの人はいます。
そんな人たちにはどのような共通点があるのか、反面教師として把握しておきましょう。
自信がない
オドオドして見るからに自信がなさそうな人はもちろん、プライドが高そうな振る舞いが多い人も、自信を持っていません。
常に誰かから批判されるのではないか、嫌われるのではないかと怯えているため極端な言動に出ます。
即決はもちろん、決断そのものが苦手です。
何かを決めなければならないということは、その責任を負わなければならないということですから、批判に怯える人には耐えられないのです。
立場上どうしても決断しなければならないとしても、事前情報を過剰なまでに疑い、誰彼かまわずアドバイスをもとめ、そのアドバイスすらも疑ってウジウジやってから、やっとのことで決断します。
ネガティブ
ちょっと前まで、異常なほどポジティブ推進の風潮がありました。
それが落ち着いてきて良かったなぁと思う今日この頃。
ネガティブはちっとも悪いことではありません。
そもそも、ポジティブの意味は積極的、ネガティブの意味は消極的なので、その対象が何であるかで全く意味が変わります。
極端な話、戦争に対してポジティブだったら戦争をするということです。
つまり、物事に対してネガティブな人がいなければ、危険なことにもポジティブな決断が下される恐れがあることを示しています。
即決に関しても「拒絶」「中止」「撤退」というネガティブなものがあります。
なんでもポジティブな決断をするべきとは言い難いです。