きっと、多くの人は救いの手を差し伸べるとき、何か条件が付くはずです。
例えば、“自分の安全が守られるなら”とか、“自分に出来ることなら”などです。
いじめられている子がいたとします。
その子が助けを求めているとき、あなたが身代わりになるよう要求されたら?仕事を手伝って欲しいと言われたけど、それをやることで自分が残業することになるとしたら?
助けてあげたとしても、自分がピンチの時にその相手が手を差し伸べてくれるとは限りません。
そう考えたら、自分の身を守ることのほうが優先になるのが普通です。
でも、それでは優しい人ではありませんよね。
いい行いは自分に返ってくるもの
誰かに救いの手を差し伸べたとしても、その人から感謝されるとは限りません。
救いの手を差し伸べることで何かを得たいと思うなら、それは損得勘定です。
中途半端な気持ちでは、自分が「損をした」と感じるので、下手に優しさを見せないほうがマシでしょう。
でも、たとえ直接感謝されることがなくても、良い行いは自分に返ってくるものです。
あなたが優しい人でいる限り、他の誰かがあなたのピンチを助けてくれます。
「日頃の行いが返ってくる」とはそういうことなのだと思います。
優しい人になりたいなら、救いの手を差し伸べましょう。
そしてその相手に、見返りを求めてはいけません。
それでも優しい人には、優しさが集まってきます。
7.相手のことを考えない
優しい人になりたいならやってはいけない行動7つ目は、『相手のことを考えない』ことです。
そもそも、相手のことを考えないと、優しくはできません。
優しい人になりたいなら、“相手のことを考える”のが基本です。
人が本当に優しい人になるとき、自分のことではなく相手のことだけを思っているのです。
相手のことを考えないことは、優しさの勘違いの原因にもなるものです。
人に優しくするのが自分のためであるなら、それは本当の意味での優しさではありません。
人に優しくされたいから自分も…と思うなら、優しさを向けられる人は迷惑かもしれません。
優しさとは、あなたの中にある人を思う気持ちであり、自分を思う気持ちではないのです。
自分よがりに考えるのはやめる
自分よがりに考えていては、優しい人にはなれません。
自分のために行うことは、すべて相手のためになることではなく、自分ひとりの欲求のために行っていることです。
ですから、自分よがりな優しさだと、損得を考えたり見返りを求めたりしてしまいます。
はっきり言ってしまえば、相手のことを考えない優しさは、全く相手のためにはなっていないのです。
優しい人になりたいなら、自分よがりに考えることをまず辞めましょう。
相手のことを考えて行動すれば、あなたの中に眠る本当の優しさがにじみ出てくるはずです。
8.相手を否定する
優しい人になりたいならやってはいけない行動8つ目は、『相手を否定する』ことです。
相手を否定することは、その相手を傷つけることに繋がります。
それは、優しさではありませんよね。
人は、自分の思想や考えを肯定したい生き物です。
また、自分の人格を大切にしたいという気持ちも持っています。
これは、自尊心やプライドといわれる人の感情です。