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優しい人になりたいならやってはいけ...(続き5)

この気持ちへの執着は人それぞれで、自尊心が高い人もいれば低い人もいます。

自尊心が高ければ自分で自分を肯定する力が強いですが、強すぎると他者を攻撃したり貶めたりして自分を守ろうとすることがあります。

自尊心が低いと自分に自信が持てず、時にその寂しさから周囲に嫉妬心を向けたりします。

どちらもその人自身の問題なのですが、人はそう強くはありません。

優しい人になりたいのに見返りを求めたり損得を考えたりしてしまうのも、ひとつには自尊感情があるでしょう。

人は他者に肯定されることで、最も自尊心が満たされるのですから。

つまり、その逆となる否定は、人が最も嫌うもので、自尊心が高い人も低い人も同様に傷つけてしまいます。

自尊感情が周囲への敵意と変わるとき、キッカケになりやすいのは周囲の人の否定なのです。

共感する気持ちをもつこと

優しい人になりたいなら、否定を辞めて、相手への共感の気持ちを持つことです。

相手への共感は、自尊心が低い人も高い人も、同様に癒すことができます。

人は人に共感されることで、自分を認められるようになり、安心できるのです。

それに否定は、相手との軋轢を生みます。

不仲になるのは、優しい人になりたいあなたが望んでいることではないでしょう。

優しい人になりたいなら、相手を否定しないこと。

そして、共感の気持ちを持つことが大切です。

9.自分の意見を押し付ける

優しい人になりたいならやってはいけない行動9つ目は、『自分の意見を押し付ける』ことです。

これも、優しさと勘違いしてしまいがちな行動です。

人が八方塞がりになって困っているとき、第3者の意見は新たな道を示すことになります。

でも、どの道を進むのか、決めるのは本人です。

だけど人は、自分が正しいと思いがち。

自分の意見が正しいと信じているので、「こうすべき」と意見を押し付けてしまうのです。

そして、相手が自分の意見通りに動けば、「正しい道へと救ってあげた」と思い、相手が従わなければ「せっかく人が親切にしているのに」と、相手に悪意を抱きます。

こうして、意見の押し付けは優しさではなくなってしまうのです。

自分の意見を押し付けることは、その人のためになることではありませんよね。

たとえ相手のためを思って意見を言うのであっても、押し付ければ結局、それは自分よがりなのです。

優しい人は、自分の意見を押し付けません。

意見は言っても、どの道を選ぶかは相手の自由です。

本人が納得できる答えを一緒に探してあげるのが、優しい人なのです。

10.自慢する

優しい人になりたいならやってはいけない行動10個目は、『自慢する』ことです。

自慢することは結局、自分よがりでしかありませんよね。

自分をよく見せて人に認めてもらいたいのであって、他人の気持ちを考える余裕などない人がすることです。

そもそも、人は人の自慢話を聞くのが嫌いです。

だけど、自分の自慢話はどうしてもしたくなるのが人間です。

人はそうやって、プライドを保とうとするんです。

では、自慢話を聞かされる人は?他人のプライドを保つための踏み台にされているに過ぎません。

人を踏み台にする自慢話をする…。

このことが、優しいわけはありませんよね。