そのため、好きなおかずは取り合いになります。
ゆっくり食べていると食べたいおかずがすぐなくなってしまうのも、大家族で育つ苦労ですよね。
おかずの取り合いで喧嘩も勃発するし、それが嫌でも戦わないと好きなおかずが食べられないのです。
大家族で育つとハングリー精神は育つものの、やっぱり好きなものを自分のペースで食べられる少人数家庭に憧れてしまいます。
好きなおかずをゆっくり味わうこともできず、とにかく口に入れてしまうことが優先になりがちな大家族。
食欲は人の3大欲求の一つなだけに、食に関する苦労も多いのが大家族なのです。
12.食べるスピードが早くなる
好きなおかずがすぐになくなってしまう大家族で育つと、自然と食べるスピードも早くなります。
味わうよりおかずの取り合い!食べたもの勝ちなので、のんびり食事を楽しむ余裕はありません。
食卓に大量の料理が並んでいても、無くなるのはあっという間。
食事は数分間の出来事で、作る時間や片づける時間の苦労のほうが多いかもしれませんね。
いくら「ゆっくり噛んで食べなさい」と言われても、そんな悠長なことを言っていられないのが大家族です。
早く食べることが習慣となり、その食事の習慣は外でも、大人になっても染みついています。
友人などと食事をするときに「食べるの早いね」なんて言われることもあり、食事にがっつく自分が恥ずかしくなる…そんな経験も一度はしているのが大家族で育った人でしょう。
13.名前を間違えられる
名前を間違えられるのも、大家族あるあるです。
子供が多ければ親も間違えることがあるし、祖父母や親戚にも、いつまでたっても名前を間違われたりします。
兄弟が多くて歳も近く、似ているとどうしても…というのが大人の言い訳ですが、名前を間違えて呼ばれる当の本人は嫌な気持ちになりますよね。
悪気がないのは分かっていても、ひとりの人間として認めてもらえないような、兄弟ひっくるめて一緒くたにされているような…そんな気持ちになることもあるのではないでしょうか。
兄は兄、妹は妹、私は私。
ひとりの人間で兄弟姉妹とは違うのに、しょっちゅう名前を間違われてしまうのです。
分かっていても納得はできない!大家族には、そんな苦労もあるんですよね。
14.声がでかくなる
大家族では、声がでかくなるのもよくある話です。
周りが騒がしいので、自分の意見を通すには声を張らなきゃいけないんですよね。
そうやって大きな声でしゃべる人がいれば、負けないように他の人も大きい声になる…。
そうやって大家族は、どんどんうるさくなるのです。
大家族の中に居たら、引っ込み思案ではいられません。
声を上げないと注目もしてもらえないので、声を大きくするしかありません。
それでも注目してもらえなければ、もう叫ぶしかない時もあるでしょう。
声は小さいよりも大きいほうがいいかもしれません。
でも、女の子は声の小さい大人しい子のほうが可愛く見えたりもして、自分の声の大きさが嫌になるときもありますよね。
こんな悩みを抱えることになるのも、大家族で育った子の苦労のひとつなのです。
15.上の子が下の子の面倒を見ることになる
大家族では、上の子が下の子の面倒を見ることになるのも当たり前。
兄弟が多ければ末っ子と長男長女の歳は離れるので、長男長女が親代わりになっていたりもしますよね。
ただ、小学生くらいまでは親の役に立ちたいと一生懸命になれても、中高生になり友達との付き合いが増えると大きな負担になってきます。
「なんで私が!?」なんて、親と喧嘩した経験がある人も少なくないのでは?
上の子が下の子の面倒を見るのは大家族あるあるですが、上の子の苦労は大きいでしょう。
その分しっかり者にはなると思いますが、子供の時はもっと子供らしく居たいと誰もが思うもの。