頭の中も整理され、さらに多くの情報を吸収し自分に必要なものかどうか分別する余裕を作ります。
自分の欲しいものもわかる
物事の優先順位が決まり、何をするべきかが明確になると、自分の欲しいものも分かってきます。
自分が欲しいものというものは、必ずしも自分に必要なものとは限りません。
しかし、自分の欲しいものがわかっているということは、自分の事がよくわかっていると言えます。
それが自分にとって必要なものかどうかも自分で判断できるはずです。
7.モチベーションアップができる
ポリシーがあると、自分の中に「こうしていく」という方針や、逆に「これはしない」という規律のようなものも生まれます。
それらは、決してその人の行動範囲を狭めるものではなく、無駄を省いて必要なものだけを見つけ出していく為のものです。
「こうしていく」という方針に則って色んな事に挑戦すれば良いわけです。
「これはしない」という規律に従い、不必要な物事には手を出さないようにしていれば、「あれもしなきゃ、これもした方がいいのかな」というような気持ちの定まらない状態で物事を進めるより、同じエネルギーでより遠くまで行けることになります。
そうなると、やっていることが正解か、間違いかは関係なく、とにかく進むべき方向へ進んでいるという確信をいつも持ち続けることができ、取り組んでいることに対しモチベーションも上がります。
ポジティブに考えられる
一見無意味なことに見えることでも、それがポリシーに従って必要なことであるのなら、他人がどう言おうとそれをやること、もしくは手に入れることに意味が生まれます。
これは物事をポジティブに捉えられるようになっていると言えます。
逆に周りが皆持っていて当たり前なようなものでも、自分の方針でそういうのは必要ないと判断されたものには、持つ意味がありません。
これはネガティブに捉えているのではなく、それが無くても自分は全く問題ない、生きていけるとポジティブに考えられているという事になります。
このように考えていけるので、ポリシーを持つ人の周りには、その人にとって必要なものが揃ってきます。
中にはその人のポリシーに従って、無理やりにポジティブに考えるしかなかったモノももちろんあるでしょう。
しかし、それもまたその人にとって必要なものであるのなら、結果その人にとってポジティブなモノには変わりありません。
ポリシーを持つ人にはポジティブなモノが集まってくるから、ポジティブになれるのか、ポジティブに考えられるから、結果自分に必要なモノが集まっているということになるのか、おそらくどちらとも言えるでしょう。
とにかく、ポリシーを持つことは、人が生きていくうえで大事な思考方法を手に入れられるという事です。
8.物事に優先順位がつけられる
自分に必要なことが分かっているという事は、それほど必要じゃないものと全く必要じゃないものも分かっているという事ですので、何から手をつければいいのか、その優先順位をつける判断ができます。
その判断力は、自分に必要なものの中でも優先順位をつけるときも活かされるでしょう。
合理的な判断ができる
優先順位をつける判断基準は何かというと、「合理性」です。
つまり優先順位が決められるということは、合理的な判断ができていることになります。
最短距離の道筋で
合理的、その字のごとく「理に合っている」わけですから、合理的に並べられた自分に必要なこと、やるべきことに沿って進んでいくことは、まさに「最善・最短」の道だと言えます。
何度もいうようですが、通った後、その道が1番良かったかどうかは、通った本人にもわかりません。
しかし、ポリシーを持つことによって、その道を通る前に、これが「自分にとって最善かつ最短」の道だと判断することができます。
結果、その通る前の判断で選らんだ道が1番良かったことになるのです。
情報に振り回されなくなる
急速なインターネットの普及によって、情報の供給量も速度も急速に増大している現代。
その現代を生きる現代人には情報の収集と集約が余儀なくされています。
簡単に言えば、沢山の情報の中から正しいものだけを選んで自分の知識としていくことです。
しかしながら、その膨大な情報の中にはやはり「嘘」もあり、嘘ではなくても、同じ事象を全く別の価値観によって解釈している記事などもあります。
その中から正しい情報を日常的に選び出していくというのは至難の技です。
だからこそ、ポリシーを持つことによって、方針が決まっていれば、クモの巣のように四方八方へ広がる網(ネットワーク)のなかから、方針の針が指し示す方向へと伸びる一本の綱を手繰り寄せれば必要なものに関する情報だけを絞りこんでいくことができます。