放っておくと楽なほうへと流されていくのが人間なのですが、そこで自分に厳しくやるべきことをやるには、信念がないといけません。
例えば煙草を吸っている人間が禁煙をしようとした時、1日2日は気合でなんとかやめれたとしても、それ以降に続かずにまた吸ってしまうという人は多いでしょう。
人間の意志はもろく弱いものですから、すぐに約束を破ってしまいます。
そういった自分で決めたことや、自分への約束を守るためには意志ではなく、その上の信念がないことには難しいでしょう。
煙草をやめたいではなく、自分は煙草をやめる、吸わない人間なんだという信念を持つことで染み付いた悪い習慣からも抜け出すことができるのではないでしょうか。
精神的に強い
人生いいことばかりが続くわけはなく、誰しもいい時と悪い時があるものです。
自分が悪い状態に来たときの対処というもので、人生の成否は決まるような気がします。
辛い時、へこたれそうな時でも、信念を持っている人というのはへこたれることはありません。
なぜなら、今の辛い状況を乗り越えた先の自分をちゃんと描いているからです。
自分は絶対にこの試練を乗り越えて目標を達成する人間だという信念を持っている人なら、途中でぶつかる困難も乗り越えられるでしょう。
何か少しでも自分に嫌なことがあると、すぐに落ち込んでへこたれてしまう人は、多分信念のない人なのでしょう。
何も考えずに行き当たりばったりで生きているから、起きた出来事に対して動揺したり腹を立てたりするのだと思います。
世の中のどんな分野出も一流と呼ばれる人達は総じて、精神的に強く、しっかりとしたメンタルコントロールをおこなっています。
例えばプロ野球の野手を考えた時、3割打てれば一流選手だと言われています。
ということは7割、つまり70%は失敗しているということなのです。
100回打つ機会があるとして70回は失敗です。
そうすると1度の失敗でいちいち落ち込んでいる暇などありません。
失敗を真正面から受け入れ、修正して次に向かう強い精神力がないとできないことだと思います。
打てない選手というのは、失敗を引きずってしまいずるずると成績を落としていくようです。
どんな時にも下を向かずに成長できる人間こそが最後に笑うのです。
3.自信がある
信念をもっている人は皆、自信を持っています。
何も言わなくとも自信が伝わってきます。
その自信はどこからくるのだろうかと思いますが、それはその人の持つ信念の強さが自信を生んでいるのだと思います。
よく、成功しているから自信がでてくるのは当たり前だと考える人がいますが、そうではありません。
そういった人々は成功する前から自信を持っているのです。
成功する前から自分は成功に値する人間であるという確信を持っています。
その確信は自分の信念からくるものです。
根拠のない自信を持っている人がいますが、それは決して根拠のない自信ではなく、信念なのです。
自分の成功を疑わない信念があるからこそ、自信をもって物事に対処していけるのでしょう。
なりたい職業があるとしましょう。
例えば医者になりたいとします。
医者になりたいな、なれればいいなと思っているうちは決してなれないでしょう。
自分は必ず医者になる、なるべき人間だと思っている人がなれるのです。
これは信念に基づいた自分への決意の表れでもあります。
決意は自信を生み、なりたい自分を現実のこととするために頑張るでしょう。
貫くべきポリシーがある
自信を持っている人というのは自分の貫くべきポリシーというものがあります。
ですから他人の言ったことにいちいち左右されることもないですし、他人の成功や失敗にいちいち一喜一憂する必要もありません。