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お嬢様学校のおすすめ5選(続き2)

それぞれ宗派が違うものの、奉仕の精神を重要視しているところが多く、難関大学への合格だけを目指す進学校とは全く雰囲気が異なっています。

お嬢様学校にも色々ありますが、歴史が長く有名な学校5選をご紹介しましょう。

見るべきポイントとしては、学べること(カリキュラムなど)、学年制度、入試の偏差値、将来の展望の4つです。

お嬢様学校の学年制度は一般的な小学6年、中学3年、高校3年とは違い、12学年制や4-4-4制などがあります。

偏差値は今から目指すことが可能な範囲なのかを見るのに役に立ち、将来性と学べることについては希望と合致しているかを確認する必須項目です。

学習院女子

中学から高校までのエスカレーター式になっています。

東京の高田馬場駅または西早稲田駅に近いところにあり、偏差値は中学が67、高校からの募集はないことが殆どです。

一方、学習院女子大学になると偏差値は50~52程度となります。

学習院女子大学への内部進学は2017年度卒業でわずか1名、同系列の学習院大学が123名、国立大学5名、他私立大学53名、海外進学1名です。

学習院女子の特徴

明治18年設立の華族女学校を前身とした伝統のある学校で、学習については「本物に触れる 過程を大切にする 表現力を身につける」、生活については「正直と思いやり」を教育方針としています。

中学校のカリキュラムは国語算数理科社会、技術、保健体育などなど、一般的な中学校と特別変わった科目は接地されていませんが、中学3年生になると美術と音楽は選択制です。

高校は英語だけでなくドイツ語やフランス語が学べたり、音楽も声楽と器楽に別れるなど特色があります。

また、中学3年生と高校2、3年生の中から選抜された40名は、イギリスの名門イートン校で3週間の夏期講習を受けられるなど、特別なプログラムもあります。

校風としては、女性としての品位と自主性を重んじる傾向にあります。

いわゆる“なんちゃって進学校”ではないので、大学に進学することを目標としてはいません。

そのため、成績がふるわない生徒に対しても補講を用意することはなく、自主的に学習することを求められます。

聖心女子

小、中、高のエスカレーター式です。

2018年に創業110年を迎えました。

オーストラリアの聖心会修道女が開学し、キリスト教に基づく教育を行っています。

駅は白金台が最寄です。

偏差値は中等科が64で、高校からの募集はあまりないようでした。

初等科の倍率は高く、2018年度入試では募集96名に対し453名の応募があり、倍率は高めといえます。

聖心女子大学の偏差値は50です。

高校の2017年度の進学状況は、国立や私立を含む他大学が約4割、内部進学(聖心女子大学)が5.5割、その他が1.割強となっています。

聖心女子の特徴

聖心のネットワークを通じて世界30カ国、146校の姉妹校があります。

留学制度や海外体験学習が充実しており、諸外国から日本への留学生も迎え入れているため、グローバルな交流が期待できます。

初等科からの入学が基本で、4-4-4制(4年ごとの区分)で教育のステージを変化させるのが特徴です。

最初の4年(小学校1~4年)で基礎を学び、次の4年(小学5年~中学2年)までが同じ校舎で学ぶことになり、専門性を高めていくため授業の時間も長くなります。

最後の4年(中学3年~高校3年)は英語や数学の習熟度別のクラス編成などがあり細やかな指導を受けられます。

言語に関する教育が重要視されており、文字を早く綺麗に書くことや、全員英検を受けることなど一般的な学校にはないプログラムが用意されているのも特徴です。

東洋英和

NHKの朝ドラ『花子とアン』の主人公・村岡花子さんの出身校としても有名です。

場所は麻布十番駅から徒歩5分程度、六本木駅も近いです。

1884年の創立以来、キリスト教に基づく教育を行っています。

幼稚園、初等部、中等部、高等部があり、中学部に関しては200人ほどの生徒のうち80人ほどが内部進学です。

偏差値は中学部が68で、高校は内部進学のみとなっています。