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お嬢様学校のおすすめ5選(続き3)

中等部からのエスカレーター式なら希望者は誰でも高等部に入れますが、5教科の学力テストで学年順位が30番以下になると毎日補修があるのだとか。

ちなみに、東洋英和女学院大学の偏差値は35~40ですが、高校からそのまま進学する人は少なく、2018年はわずか11名となっています。

慶応義塾大学への進学が最も多い23名でした。

東洋英和の特徴

中高一体の6年制が特徴です。

中学1~2年で基礎学力強化、中学3年~高校1年で習熟度別学習、高校2~3年で進路別学習へ移行していきます。

英語の授業の比率が高く、キリスト教の授業があるのも独特です。

高校は選択制の授業が多くなってくるため、進学したい人に適しているといえるでしょう。

また、課外教室にピアノ科、オルガン科、器楽科、英会話科、日本舞踊教室に華道教室などがあるのも魅力です。

また、口コミによると入学官署に縁故者を記入する欄が設けられているとのこと。

歴史上の人物の末裔が同級生ということも多いそうで、制服からしても、まさにお嬢様学校といった雰囲気があります。

白百合学園

1881年にフランスの修道女が設立しました。

設立当初は神田猿楽町にありましたが、関東大震災で全焼したため1927年に現在の九段下に移りました。

設立母体はシャトル聖パウロ修道女会ですから、こちらもキリスト教に基づく教育を行っています。

中高の一貫教育で、中学の偏差値は71。

医学部や薬学部に進む生徒が他校と比べると多いようですね。

大学も併設していますが、内部進学より外部の大学へ行く人が多い傾向にあります。

白百合学園の特徴

愛の心をもって社会に奉仕できる女性の育成を教育目的としながら、ボランティアなどのわかりやすい奉仕というより個性を活かして活躍することを重視しているようです。

学習に関しては中高の6年間を2年ずつで区切り、最初の2年を基礎の養成、次の2年で定着、最後の2年で応用力を身に着けさせます。

習熟度別の授業かつ補習というサポート体制が整っているのも特徴。

また、外国語は英語とフランス語が必修となっています。

ネイティブの教員による授業、夏季短期留学、フランス大使館の訪問や交換留学などを積極的に行っているのも白百合ならではです。

また、情報の取り扱いの重要性が問われる近年の傾向に合わせて、アニメーションやWebページの作成、パワポやエクセルの使い方、知的財産権の勉強など、伝統だけにとらわれない教育を行っています。

桜陰

桜陰は中学校の偏差値が女子校の中ではトップの75です。

この学校は学力に関して他校を大きく引き離しています。

女子校の中では偏差値がトップですし、男子校や共学まで含めた全国273校の中でも第6位です(その上は男子校の筑波大学付属駒場、開成、麻布、東大寺学園、灘でいずれも男子校)。

東大合格率が異常で、平成30年卒業生は77人、それ以前も50~70人台を毎年輩出、東大以外でも国立大学や難関私大ばかりが名を連ねます。

桜陰の特徴

その他のお嬢様学校とは違い、宗教が関与していません。

東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)の同窓会「桜陰会」の寄付によって1924年に設立されたという経緯があります。

時代に適応した学習と道徳を中心に指導しており、礼や自主の精神を大切にしているのが特徴です。

海外研修などはありませんが、タイ公使参事官の講演やスコットランド大臣へのインタビュー、日本のGoogle社を訪れ、プログラムに参加するなど、貴重な機会は用意されています。

驚異の進学率ながら勉強ばかりではなく、部活動への入部は必須、修学旅行に文化祭、合宿など一般的な学校とそう変わらないイベントがたくさんあります。

お嬢様学校の実態

実態を見て行きますが、項目としてはイメージが強いものを記載しています。

昔はそうだったけど今はそうじゃないもの、昔どころか漫画だけのイメージというのも多分に含んでいるため、内容を読んで実際のところを把握してみましょう。

制服が決まっているところもある

制服が決まっているところの方が多いです。