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家族が食卓を囲むことの6個のメリッ...(続き4)

一度に皆で食べてくれた方が、洗剤の量も節約しながら流し場を片づけられます。

家族揃って食事をする時間を取り入れる工夫

メリットがわかったところで早速家族で楽しく食事をしよう!…と思ってもそうすぐに実行できるかは別問題ですよね。

とりあえず同じテーブルを囲めば良いってもんでもないし、返って空気が悪くなるのも怖いし、悩みどころです。

家族揃って食事をするために取り入れたい工夫についてご紹介します。

1.毎日でなくともいい

ほとんど毎日一緒に食事をしていないなら、毎日でなくてもいいので回数を増やすことに努めてみましょう。

1カ月に2度ほど食べられれば良い方なら週に1度、夜はそれぞれの仕事や勉強で忙しくても朝ごはんだけは一緒に食べるなど、工夫の仕方はさまざまあります。

週に2~3回を目指して

先述の通り、週5回以上食べた方が子供に良い結果が出やすいようですが、いきなりそこまで増やすのは難しいのと、各々慣れるまで時間もかかるでしょう。

まずは週2~3回を目指して取り組んでみることをおすすめします。

できる範囲から始める

家族全員の負担にならない程度から始めるのがコツです。

毎日19時にご飯を食べると決定され、それを破ると悲しい顔をされるようでは抑圧されていると感じます。

その抑圧はすぐにでも苦痛に変わりますから、ルール化するほど厳密にはしない方が良いです。

2.テレビをオフにする

「テレビの音が聞こえないから静かにして!」なんて親から言われたら、子供は黙って心を閉ざすかもしれません。

自分が大人であることを自覚し、子供の話を聞くくらいの余裕を持ちましょう。

意識が散漫にならないように

マナーを覚えてもらうためには親の食事の仕方を見てもらわねばなりません。

テレビを見ていると手元や口元に意識が向かないため、親もだらしない食べ方、子供は親を見もしないという構図になります。

より会話を楽しめるように

テレビを見ていて気になるシーンがあれば会話が邪魔だとすら思うようになります。

子供の頃からテレビと食事が一緒になってしまうと、反抗期が訪れるころには自室で好きな番組を見ながら食事をするようになる恐れがあります。

食事と会話をセットにして、家族と話すのは楽しいな、大切な時間だなと思えるようにしましょう。

食事に集中できる環境を作る

試しに目を瞑って、誰かに食べ物を口に放り込んでもらってください。

よほど味覚が敏感な人でなければ、何を食べているか明確にはわからないはずです。

食事は視覚からの情報もかなり大切です。

リンゴだと思って梨を食べると変な味だと思うし、どんなに味が美味しいものでも見た目が悪ければ味すら悪く感じます。

また、聴覚も大事です。

五つ星のレストランのフルコースも工事現場の騒音がBGMだったら美味しさも半減するでしょう。

飲食店で心地よい音楽が音量小さめに流れているのも意味があってのことです。

いらぬ雑音を耳に入れないように相殺させながら、食材の音や会話を邪魔しないようになっています。

一方、テレビは積極的に情報を得たい気持ちにさせ、視覚も聴覚も奪ってしまうため、何を食べているのかを意識しないまま食事が終了することになりかねません。

3.家事の係を決める

気付いた人がやるというのがベストですが、教わらないことでも自然に子供がやれるだろう、気遣いくらいできるだろうと期待するのは親のエゴです。

役割がわかりやすいように、お箸並べ係、ご飯よそう係、運ぶ係などを決めましょう。

家事をメインに行うのが夫婦のどちらかだったとしても、食事の準備は皆でやることが大事です。

お母さんだけ、お父さんだけテレビを見ながら仕度を待っていると子供は楽な方を真似したがります。