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職人になるには?職人になることのメ...(続き3)

中には、定年退職後に第二の人生として職人となり、のんびりと仕事をしている人もいる様です。

特に独立すれば、自分の作りたい物を好きなやり方で作れるので、自由度は広いと言えますね。

3、技術が身につく

職人になるという事は、普通の人が簡単には真似出来ない高度な技術が身につくという事。

自分の腕やセンスを磨き、沢山のアイディアを生んで…そういった自身の実力や努力次第で仕事がとても楽しいものになっていくのも、職人業のやりがいであり魅力でしょう。

4、多くの人に喜んでもらえる

多くの人から評価される様な作品を産み出す事は、多くの人に喜んで貰える事に繋がります。

これはメリットというより、やりがいの1つと言えるかもしれませんね。

多くの人を自分の腕で喜ばせる事が出来るのは、職人業ならではでしょう。

5、上手くいけば収入が増える

これは選択する職業によっても異なりますが、上手くいけば収入が増える可能性もあります。

職人業は腕が直接収入に関係する事もありますし、技術を磨いて多くの人の支持を得られれば一流として稼ぐ事も出来るでしょう。

他にも、職場に資格手当の支給制度があれば、習得したスキルに応じた報酬を受ける事も可能になりますね。

6、職人次第では・・・

目指す職人によっては、学歴や職歴が必要なかったり、手軽に開業出来るものもあると思います。

職人業は基本的に実力主義の世界なので、技術さえ身に付ける事が出来れば成功しやすいとも言えるでしょう。

職人になるには?デメリット4個

続いては、“職人のデメリット4個”について説明していきます。

「こんな事になるなんて思わなかった…」と後悔しない様に、こちらもしっかりチェックしておいて下さいね。

1、見習い期間が辛い

これはどの職人にも言える事ですが、一人前になるには最低でも数年〜数十年の見習い期間が必要になります。

下積みの期間が長い割にお給料は少ない場合が殆ど、しかも怒られるのは日常茶飯事ですし、師匠や先輩達が出勤する前に作業の準備を整え、仕事は雑務が中心、先輩達の仕事が終わった後も翌日の準備などで睡眠時間はほんの僅かです。

上でも説明した通り、休憩時間もろくに取れず仕事量も多いとなれば、よほどやる気がないと続けられないでしょう。

また、見習い期間が終わって一人前になっても、技術の向上にゴールはないので、技術を磨く努力や勉強は続けていかなくてはなりません。

2、病気になれば収入がなくなる

病気や怪我などで仕事が出来なくなれば、当然収入もなくなります。

普通の仕事であれば、自分が作業出来ない分は同僚がフォローしてくれる(それでいて給料も出る)かもしれませんが、職人となると話は別です。

職人によって技術レベルや作品の仕上がりはバラバラなので引き継ぎや代わりを頼むのは難しいですし、例え弟子を取っていたとしても、技術が未熟な人間に自分の仕事を任せられるはずがありませんよね?

顧客だって、仕事が出来ないと分かれば他の職人に依頼するでしょうし、下手をすればそれでお得意様を他に奪われてしまう恐れもあります。

職人は体力や忍耐力が必要な仕事でもあるので、他の人よりも健康管理は徹底する必要がありそうです。

3、理不尽なことが多い

職人には理不尽な事も多いです。

例えば高い学費を払って学校で学んだり、長年修業をして必死に努力したとしても、技術を習得する事が出来なかったり、腕が評価されなければ一人前の職人にはなれません。

さらに、一流になれるのは高い素質を持った上で、並外れた努力が出来る人のみです。

さらに、下積み時代は理不尽な事で怒られる事もあるでしょう。

学校で習った通りにしたら先輩から「そのやり方は間違ってる!」と指摘され、一から新しいやり方を覚えなくてはならなくなったりだとか、明らかに自分の方が技術が上なのに年功序列で先輩ばかりが仕事を任されたりだとか…。

職人としてやっていくには色々と苦労が絶えません。

4、職人次第では・・・

目指す職人によって発生するデメリットもあります。

例えば、将来的に殆ど需要がないものを目指してしまうと、修行に数年かかるので、一人前になる頃には仕事が殆どない…なんて事にもなりかねません。