随分、横道に逸れてしまいましたが、人が人に対して「親切」になろうと思ったら「素直な心」の存在が欠くことができません。
素直さがない人間が自分の事を「親切な人間」と公言しているとしたら、私は真っ向から心の中で否定しています。
本当の素直な心を持つ人は、自分の事をそういった形で売り込まないですからね。
初対面の人でもすぐに打ち解ける
心から親切だと思う人の特徴の2つ目は「初対面の人でもすぐに打ち解ける」です。
これもその人の心が「素直」だからこそ出来る事なのです。
人を疑わないというか、人を信じるし人を尊敬しているからこそ初対面の人に対しても打ち解ける事が出来るのでしょう。
まあ、これも小さい時からの育てられ方が大きな要因を占めている気がします。
親から「人というものは嘘を付いたり悪口を言ったりしてはいけないよ」、という生き方を見せられていたらなるほどその通りになれるのではないでしょうか?
反対に親が人の悪口や罵りを子供の前で平気で言っていたらどうでしょうか?
子供心にそれが当たり前だ、と思ってしまうのは疑いようのない事実となってしまうでしょう。
逆に親が人に対して笑顔で接したり、他人のことをよく褒めていたら子供も自然とそのような動作を習得していくのではないでしょうか?
初対面の人に対しても物怖じすることなくすぐに打ち解けられる人。
当然、人に親切にする事が当たり前だと思っている事でしょう。
周りに安心感を与える
心から親切だと思う人の特徴の3つ目は「周りに安心感を与える」です。
親切な人の心は澄み切っています。
澱みのようなものは持っていません。
それが周囲の人に安心感を与えるのです。
何故、親切な人が周囲の人から慕われ、好かれるのか。
それは「親切」というものが「情」に厚く、相手を身近な存在として見なし、自分の身を切るくらいの厚い抱擁心で接してくれるからです。
言うなれば自分の事よりも相手の事を最優先に考えて身を粉にしてお世話をしてくれるから、周囲の人は人並みならぬ感謝の気持ちと安心感を持つのです。
心から他者に対して親切に出来る人。
本当に頭の下がる思いです。
見返りを求めない
心から親切だと思う人の特徴の4つ目は「見返りを求めない」です。
親切な人は私利私欲に満ちた生き方を一切、致しません。
例え自分に損な役回りだとしてもそれで心を折ることなく、相手の幸福を願って行動できるのです。
全く見挙げた行動です。
だから、親切な人は相手から見返りを期待して動く事はありません。
はなから相手の幸福を願っているのです。
これはもう、嘘と粉飾の入り混じった世の中にあって弥勒菩薩なみの振る舞いと言えるでしょう。
今の時代に果たしてそこまで己を殺して相手に徹する事が出来る人がいるのかどうか、わかりません。
しかし、人は皆、子供の頃は誰の事も悪く思っていなかった事も事実でしょう。
それが長い人生を重ねるにつれて人間の嫌な部分を嫌というほど見てきました。
それでも世の中に親切な人が皆無になる事はありませんでした。
これこそが人間の持つ「人を信じる力」の賜物と言えるのでしょう。
他人の感情に敏感
心から親切だと思う人の特徴の5つ目は「他人の感情に敏感」です。
人に親切に出来る人というのは、五感、特に「感性」が優れているのではないでしょうか?