別にこちらが期待していたわけでもないのですが、やはり「ありがとう」と言われると何かしら心が癒されて嬉しい気分になれます。
きっと、親切にするだけで満足な人は、「ありがとう」の達人の域に達している方たちなのかもしれません。
「ありがとう」を強制して言ってもらおうと思っているわけでもなく自然に体が親切にするように動くのでしょう。
全く、頭が下がるばかり。
人生を斜に構えて生きている私にとても真似の出来ない生き方ですね。
現状の暮らしに満足している
心から親切だと思う人の特徴の13個目は「現状の暮らしに満足している」です。
やはりそうでしょう。
現状の暮らしに不平・不満が噴出している人が、他者に対して親切にしろ、と言われても出来っこないですからね。
人は衣食住が満ち足りて初めて「礼節」を知るといいますね。
つまり自分の暮らしが衣食住においてとりあえず不満なところがなくなって初めて他者に対して礼儀や挨拶を行えるようになる、という事です。
自分の生活がアップアップ。
日々の食べるものが満足に食べられないとか、雨風を凌ぐのさえ困難な住居で暮らしていたら、とても人に対して親切にしてあげる精神状態になれない、という事を言っているのです。
これは大いに当たっているでしょう。
確かに人間は今の自分の現状に満足していなければ、とても周囲を見る余裕など生まれてきませんからね。
現状の暮らしに満足しているからこそ、心に余裕が生まれ、変な欲も発生せず、人に対しても親切心を持てるのでしょう。
ただ、世の中には今の生活に特に不満がなくても人に親切に出来ない人間は山のようにいます。
そう思うと、親切にする、という事の根本はもっと深いところに根差しているのでしょうね。
自分が親切だと思っていない
心から親切だと思う人の特徴の14個目は「自分が親切だと思っていない」です。
心から親切な行いを行っている人、別に自分が行っている行為が格段、「親切だ」という意識で行っている様子はないようです。
どうやら心から親切な人たちというのは、無理をしたり演技をして親切を行っていない、つまり「根っからの親切人」という事が言えるのでしょう。
これはにわかには信じられない人もいるかも分かりませんね。
会社に行けば上司からガミガミ言われ、生意気な後輩は全く自分の事を尊敬してくれない。
このような環境下で生きていたら、なるほど人に親切にばかりしてあげるのがバカバカしく思えてくるかも分かりませんよね。
ただ、親切というものは伝染するのです。
自分が行えばまた、誰かから同じような行いをやってもらえます。
自分が受けたなら今度は誰かにやってあげたいと思います。
親切というものはそういうものなのです。
何か報酬を期待して行うものではないのです。
親切が当たり前になっている人は、自分が周囲から「あの人は親切な人だ」なんて言われることを滑稽に思うかもしれませんね。
出来るならばこのような志の人間になりたいものです。
悪いところはしっかり指摘してくれる
心から親切だと思う人の特徴の15個目は「悪いところはしっかり指摘してくれる」です。
心から親切な人は変な駆け引きをいたしません。
相手の意思がどうであれ、いい事はいい。
悪い事は悪い、という単純明快なポリシーを徹底しているのです。
だから、目の前の人が間違っていることをやっていたら遠慮なく注意出来るのです。
またそこには変な気遣いや忖度などはありませんから、言われた方としても別に腹が立たないというか、逆にすがすがしい気持ちにさせてもらえるのです。
心から親切に出来る人の心の中は、変な妥協も計算もありません。