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親切な人の21個の特徴(続き4)

人間、何かを行うに当たっては、何かしらの見返りを期待してしまうものです。

それが金品であれ、美味しいご馳走であれ。

それが人間くさい生き方だと私は思います。

ただ、そういった生き方だから人に親切にしない、とは言い切れませんがね。

確かに何かを行った際の報い(報酬)ばかりを期待している人間が見ず知らずの人に親切にしている風景、あまり見かけません。

そういった意味では心から親切な人は現状の生活に満足していて、もうこれ以上、何も望まない人が行える行為なのかも分かりません。

でもそんな事を言ったら、そんな現状満足の生活を送れている人がどれくらいいるのか、全く想像もつかないのです。

という事は、報われる事を特に期待せずに親切にできる人が世の中にたくさん、いらっしゃるという事になりそうですね。

過去に受けた親切への恩返し

心から親切だと思う人の特徴の10個目は「過去に受けた親切への恩返し」です。

人は赤の他人から受けた恩義はそう簡単に忘れられるものではありません。

それは感謝や有難さ、という「正」の意識があなたの心をいっぱいにしてくれるからでしょう。

こういった恩義はいつしかあなたの心の中で大切にしまわれ、そしていつか機会があったなら今度は自分が親切の執行者として誰かに同じ事をやってあげたい、と思うものなのです。

まさに「親切文化の継承」といった感じですね。

こうやって私たちの世の中はまだまだ捨てたものじゃない、という感覚が植え付けられていくのです。

損得勘定をしない

心から親切だと思う人の特徴の11個目は「損得勘定をしない」です。

心から親切な行いを出来る人は、決して自分の徳になるだけの行動を起こそうとはしません。

いえ、そのような発想が元々ないと言った方がいいのかもしれません。

だから、彼ら彼女たちは心の底から人に対して親切な行動が取れるのです。

このような考え方、損得勘定で生きている人間からみたら、理解しがたい行動に違いないでしょう。

人間が生きていくには絶え間なく競争が待っています。

その競争や勝負に勝たないことには世の中に置いてきぼりを食ってしまうからです。

だから人々は死に物狂いで毎日を必死に生きているのです。

ちょっとでも油断をすればいつ負け犬になってしまうか。

一寸先は闇、というのは満更、大袈裟な話ではないのですよね。

それなのに心から人に親切に出来る人は、そのような発想、どこ吹く風、といった気概で毎日を生きていけます。

一体、どういった考え方をしたらそのようにして生きてゆけるものなのでしょうか?

本当に心から人に親切に出来る人は、損得勘定というものとは無縁なのでしょうか?

あるいは人から裏切られたり嘘をつかれて悲しくなった経験がないのでしょうか?

いずれにしても彼ら彼女たちの発想は一般人のそれをはるかに凌駕するものなのでしょう。

でなければ、「俗的」な人間には当たり前のはずの「損得勘定」というものに惑わされるはずですからね。

親切にするだけで満足する

心から親切だと思う人の特徴の12個目は「親切にするだけで満足する」です。

親切にするだけで満足する。

もはや一般人の域ではありません。

聖人君子域です。

今の時代を生きている社会人、ビジネスマンにとったら真似したくとも出来ない、崇高な域に達した生き方ではないでしょうか?

確かに人に親切にすることは気持ちのいいものです。

親切を受けた相手は「ありがとう」という言葉をかけてくれます。