「団塊世代」「バブル世代」「ゆとり世代」など、その世代によってさまざまな名前が付けられています。

これらの世代名は、その世代の特徴を最もよく表しており、その世代の人を指す時にも「バブル世代は~」「ゆとり世代だから~」などと使われることがよくあります。

この中でも昔の栄光を懐かしむ人がとくに多いのがバブル世代です。

では、バブル世代とはどの年代の人を指すのでしょうか?

また、バブル世代の特徴や、バブル世代の人と上手く付き合っていくためのコツなどをご紹介します。

バブル世代とは?

バブル世代とは、バブル景気真っただ中の1988から1992年に新入社員となった人をいいます。

バブル世代では企業の業績が右肩上がりになっており、とくに輸出産業を中心に大きな収益を上げていました。

配当は株主や従業員へ十分に渡っており、この世代ではお金に困るという状況にはならなかったのが特徴です。

バブル世代の若者は、日本社会が最も好景気になっていた時に新卒で会社員となった人たちですので、就職した当初から当たり前のように稼ぐことが出来ました。

コツコツ地道に仕事をしようが、ただ形だけで営業先回りをしようが、どちらも収入は十分にありましたので、価値のあるものや良いもののために新入社員でも存分にお金を使うことが出来ていた時代です。

バブル世代の人たちは、「価値のあるものにはお金を惜しまない」という考えを持っていましたので、例えば美味しい焼肉を食べるために、わざわざ日帰りで韓国まで行く人も普通にいました。

また、男女間の考え方も、現代よりも「男らしさ」「女らしさ」が重視されていましたので、女性は男性がリードするのが当たり前で、女性も男性からのアプローチを待つのが当たり前でした。

男性は女性を口説くためや、また自分のステータスを表わすために高級外車を乗り回し、毎週末には駅や高級デパート、クラブなどの前で女性待ち、つまりナンパ目的で車を停めていることも普通でした。

バブル世代は就職や受験戦争を勝ち抜いてきた世代であり、また誰もが働けば十分に稼げる時代でしたので、バブル世代を生きる若者もエネルギッシュでパワフルな人が多かったです。

バブル世代の5個の特徴

バブル世代は、好景気を伸び伸びと生き抜いてきた世代です。

そのため、バブル以降の「ゆとり世代」や「さとり世代」の若者たちとは価値観も考え方もまったく違っていることが多いです。

また、若い頃に自分が経験したことや培ってきた価値観は、歳をとってからその世代に合わせて変えることは難しいでしょう。

それゆえ今の世代を生きる人たちとは、たびたび価値観や考え方の違いでぶつかることも少なくはありません。

では、バブル世代に生きた人たちはどのような特徴を持っているのでしょうか?具体的な特徴を以下に挙げていきます。

1.コミュニケーション能力が高い


バブル世代の人は、基本的にコミュニケーション能力が高いです。

バブル世代ではさまざまな会社と取引をする際や、上司との仲を深める際には必ずといっていいほどに接待であちこちに食事や飲みに出かけることが多かったです。

バブル世代は部下には依存しますが、上司にはとことん媚びを売ることが多く、「上司にさえ気に入られれば会社では安泰」だと考えている人も多かったです。

そのため自分の仕事はほどほどにして、何かあればすぐに上司の元へと駆け付けたり、いつでも上司の誘いには応じられるように都合を付けたりと、上司に取り入ることに関しては正にスペシャリストな若者が多かったです。

また、上司と食事や飲みに行けばほぼ100%の確率で毎回奢ってもらえましたので、上司の相手をすることでお金の心配をする必要もありませんでした。

取引先との接待でも、黙って実績を示すよりも口が達者であればそれだけ気に入ってもらえることが多かったため、バブル世代では非常に他者とのコミュニケーション能力が高い人が多いです。

そのコミュニケーション能力は現代でも残っているため、今でも付き合いで飲みに行くことが好きだったり、おしゃべりだったりする人は多いでしょう。

積極性がある

コミュニケーション能力が高いということは、それだけ積極性があるということです。

バブル世代ではどんどん自分から上司に声をかけたり、初対面の人にも自分から話を振ったりしますので、自然と人脈は広がっていきます。

自分と付き合いのある人が増えれば増えるほどに、仕事でも目をかけてもらえる機会は増えますし、出世の道へも繋がっていきやすかったでしょう。

もちろんバブル世代のすべての人が、このように積極的だったというわけではありません。

けれどもこの世代では、いかに積極性があるかで人を判断することが多かったですし、仕事の出来よりもコミュニケーション能力の高さの方を重視する会社も多かったです。

バブル世代では大げさではなく、「人付き合いが出来なければお話にならない」と考えられていましたので、自然とその世代には積極性のある若者が多かったです。

会話が好き

他者とのコミュニケーションをはかるために、最もよくとられる方法は会話です。

アイコンタクトやジェスチャー、表情などを用いることも多いですが、やはり自分の気持ちを相手に伝えるためには、言葉にするのが最も手っ取り早いでしょう。

バブル世代では会社の上司や取引先、また友人や目当ての女性などに対して積極的にコミュニケーションをとっていましたので、それだけ会話が好きな人が多いです。

人には相性というものがありますので、会話が好きでも話が合わない人もいますし、時にはトラブルになることもあるでしょう。

けれどもそうした人間関係の揉め事を抜いてもなお、バブル世代にはおしゃべりが好きな人たちが多いでしょう。

その特徴は現代でも変わっておらず、今や会社でも古株となっているバブル世代の人たちは、飲みに誘えば快くそれに付き合ってくれ、こちらが話を振れば上機嫌でおしゃべりをしてくれることが多いです。

バブル世代の人は会話を通して人と親しくなろうとしますので、もしバブル世代の上司に取り入るのなら、そうした特徴を上手く利用することも必要でしょう。

人が好き

バブル世代はコミュニケーション能力が高い人が多いですが、とくに自然と会話を楽しんだり、人と関わることに積極的になれたりする人の場合は、元々人が好きなことが多いです。

人が好き、つまり人と関わること自体が好きなため、コミュニケーションも積極的にとっていけますし、会話も心から楽しむことが出来るでしょう。

今の世代の人たちにはそこまでの積極性がない人が多く、また他人と過ごすよりも一人の時間を大切にする傾向があります。

そのため人によっては他者との付き合いがほとんどないこともありますが、バブル世代はその正反対と言えるでしょう。

2.ポジティブ

バブル世代の人は、ポジティブな人が多いです。

何せ社会に出た時にはすでに好景気でしたので、職探しにも困窮することがなく、生活にもゆとりがある人が多く、社会に出てからの自分の将来や未来へのビジョンが、明るく輝いているという人は多かったでしょう。

人は先の人生が楽しく、希望に満ち溢れていれば落ち込んだり、ネガティブな考えに陥ったりすることはありませんので、社会人一年目からポジティブ思考で仕事や生活に望む人が大半でした。

また、実際に仕事や私生活が上手くいっていれば、より一層毎日をポジティブに楽しく過ごせます。

そのモチベーションをその後も維持していれば、ピンチになっても「何とかなる」と前向きな考えのままで進んでいくことができるでしょう。

バブルが崩壊し、現代のように仕事も生活も厳しくなっている状態では、当時のままのポジティブさを保てていない人もいるでしょう。

しかし、当時の気持ちを忘れずに生活を送れているバブル世代の人は、現代でも基本的にポジティブ思考の習慣があります。

いつもワクワクしている

バブル世代で育った人は、日本社会全体が好景気に浮かれている時に、そのただ中を過ごしてきました。

就職先では引く手あまた、いざ就職すればコミュニケーション能力さえ持っていれば上司に気に入られ、会社で仕事を上手く回していくこともできたでしょう。

また、仕事が終われば毎晩のように飲み歩き、上司には奢ってもらい、女性に声をかけてナンパに明け暮れる人もいたでしょう。

他にも週末になると美味しいものや価値のある経験をするために、短期間でバンバン海外へと旅行に旅立つ人も多かったです。

マンションや一戸建てなどの土地を買って充実した時間を過ごす人もいれば、投資で資金を増やしてバリバリ稼ぐ人もいたでしょう。

バブルの時代はまさに経済の黄金期と言ってもいいでしょう。

それも各個人の消費においては世界でも群を抜いていましたので、毎日が楽しくて仕方がないという人も多かったでしょう。

「次は何をしようか」「今度はどこに行こうか」など、次から次へと時間を充実させることが出来たため、いつもワクワクしている人もたくさんいたことでしょう。

現代では同じような贅沢な生活はなかなか送れませんが、バブル世代の人の心の中には、今でも当時のワクワクが残っているという人も多いでしょう。

周りの目が気にならない

バブル世代の人は、当時はとにかくやることなすことが派手な人が多かったです。

みんなが皆そんなふうに華やかに過ごしていましたので、自分も派手なことをしても「恥ずかしい」「みっともない」という気持ちは起こり難く、周りの目が気にならないという人も多かったです。

日本人は元々恥を重んじる民族ですが、皆が一気に浮かれていたバブルの頃には、そうした恥や人様の目というものがあまり気にならなくなっていたのでしょう。

派手な衣装を着て街中で踊り明かすことも、クラブで激しい露出をして異性を誘うことも、何をするにもさして周りの目が気にならないという状況でした。

バブル世代の若者はさぞや好き勝手に楽しめたことでしょう。

それが一度身に付いてしまうと、歳を経てからも変わらずに、周りの目をあまり気にしないという人もいます。

3.パワフル

バブル世代の人はとにかくパワフルな人が多いです。

何をするにも上手くいくことが多く、自分の時間を十分に充実させ、存分に楽しむことができた時代ですので、その世代の若者はとくに精力的でパワフルな人が多いです。

仕事では上司のご機嫌伺いをして出世する人もいますが、実際にバリバリと働けばその分給料も上がりやすかったでしょう。

頑張った分だけ稼げるとなれば、残業をしてでも働いてお金を稼ぎ、それを趣味にあてたり貯蓄を増やしたりする人も多かったです。

また、プライベートでも高級車を買って乗り回したり、好きなところへ旅行に行ったり、女性をナンパしたりと忙しく過ごしている人が多く、それらのことにはとても体力を使うでしょう。

しかしバブル世代はちょうど好景気に社会人になったばかりの若者ばかりですので、体力はあり余り、そのパワーを存分に仕事や遊びに注いだことでしょう。

豪快である

バブル世代の人は、お金の使い方や時間の使い方が豪快です。

例えばフランス料理を食べたいからと、わざわざ本場フランスまで旅行をしたり、ダイビングをしたいからと国内ではなく海外に出向いて楽しんだりと、今では考えられないような贅沢も当時は普通のことでした。

「バブル世代」と聞くと、ただむやみやたらとお金を使っているというイメージを抱く人もいるかもしれませんが、実際にはそうではありません。

お金がたくさんあるのなら、それをなるべく価値のあるものに使おうとする人が多かったです。

お金があるからこそ、価値のあるものには糸目をつけずにどれだけでも出費が出来たのです。

貯金が趣味の人であれば、バブル時代の短期間であっという間に貯金は溜まったでしょうし、食べることが好きな人なら、毎月のようにあちこちの国へ赴いて本場の食事を楽しんだことでしょう。

このように、バブル世代の人は価値のあるものに時間とお金をつぎ込む人が多かったです。

そのやり方は、当時も現代でも豪快だったでしょう。

4.お金持ちが多い


バブル世代にはお金持ちが多かったです。

当時は好景気で、極端に言えば誰もが稼げる時代でしたので、お金持ちが増えるのも当たり前の現象と言えるでしょう。

もしもバブルが崩壊することを見抜いていた人や、今後景気が悪化することを予測していた人であれば、バブルの時代に無茶なお金の使い方をすることはありませんでしたので、当時貯めた資金で現在も上手にやり繰りをしていることでしょう。

当時は仕事を頑張れば誰でも小金持ちにはなれる時代でした。

そのため皆がお金を持っていますので、お金持ちをステータスにしようと思ったら、周りの人よりもお金持ちになる必要がありました。

そして実際にお金持ちだった人たちは、自分がお金をたくさん持っているということを周りにアピールするために、高級嗜好になることが多かったです。

とくに男性の場合には、お金があるほど女性からもモテましたので、自分が女性をゲットしやすい状況を作るためにも、わざと高級外車を乗り回したり、高価な腕時計を身に付けたりする人が多かったです。

収入に妥協しない

バブル世代の人は、「お金はあればあるだけいい」という考えを持っています。

もちろん今の世代の人たちも同じような考えは持っていますが、バブル世代の場合にはとにかく価値のあるものにお金を使いたいと考える人が多いため、「使うためにお金が欲しい」という気持ちが強く、それゆえに収入に妥協することがありません。

どれだけ出世しても、昇給しても、「もっともっとたくさん欲しい」と満足することがありませんので、そうした意味では収入を増やしたいという動機から仕事にやる気になる人が多いでしょう。

現代では難しいですが、バブルの頃には頑張れば収入を増やすことが大いに可能でしたので、今自分がもらえる収入に妥協せずに、さらに上を目指す人は多かったことでしょう。

お金を使うことを惜しまない

バブル世代の人は、手元にあるお金を使うことを惜しみません。

もちろん賢く貯金もしている人は多いですが、それとは別に自分が価値のあると思ったものや高級なものに関しては、惜しみなくお金を使います。

例えば300万円の価値のある腕時計を目にしたとき、今の世代の人は「時計にそんな大金を使うのはもったいない」と考えて、腕時計を購入するのは止めてもっと他のことに使ったり、貯金したりするでしょう。

一方でバブル世代の人は、「価値のあるものだからこそ身に付けるべきだ」と考えて、腕時計を購入し身に付けることで自分のステータスとすることでしょう。

バブルの頃にはお金を稼ぐことは簡単でしたので、たくさんあるお金をどのように使うかということをバブル世代の人はいつも考えていました。

お金があるのならそれをアピールするために価値があるものを買って、身に付けるのが普通という考えを持っていますので、世代が変わってもお金があれば同じように惜しみなく使う人は多いでしょう。

当時のように稼げる時代ではありませんので、多少節約や貯金にも努めるでしょうが、やはり今の世代の人と比べると財布のひもが緩い傾向はあります。

5.肉食系

バブル世代の人は肉食系が多いです。

とくに男性はバリバリの肉食系で、今50、60代の年齢になっている男性でも、元気な人は未だに飲み屋や夜のお店で女性を口説いたり、現役で楽しんだりしている人も少なくはないでしょう。

バブル世代の頃には、男性は誰もが積極的に女性を口説いていました。

お金がある人はそれだけ女性からモテましたので、高級外車に乗って窓から外を歩く女性をナンパするのが普通でした。

女性も男性の車や身に付けているものを見てナンパに了承するか決めるという人も多かったです。

当時は男性も女性も、ナンパからそのまま付き合う人もいれば、一夜限りの遊びで付き合う人も多く、若い男女は誰もが恋に熱く燃えていました。

男性は例え容姿に自信がなくても、お金さえ持っていればそれを自信にして堂々と女性を口説くことができました。

女性も思わせぶりな態度で男性を翻弄して、品定めをすることも珍しくはありませんでした。

女性は女性で、出来るだけお金持ちの男性や、三高(高身長、高学歴、高収入)の男性を彼氏にすることがステータスであり、他の女性への自慢になりました。

同時に何人もの男性とデートをして、そこで一番条件の男性を選ぶということが多く、男性側は自分が一番に選ばれようと必死でアプローチをしていました。

そのため自然と恋愛には肉食系になる男性は多かったです。

表現がストレート

あちこち品定めをする女性を射止めたいと思ったら、男性は熱心に女性を口説いてその心を掴む必要がありました。

そのため今の世代の男性では考えられないような、ストレートな愛の表現をする男性も多かったです。

例えば「君の瞳に乾杯」という言葉は、今でこそ古臭く、恥ずかしい台詞といったイメージが強いですが、当時は当たり前のように口説き文句として使われていました。

夜景の見える高級レストランで食事をしながら、お酒の入ったグラスを片手に女性をじっと見つめてそう囁けば、女性はその口説き文句にうっとりすることもあったでしょう。

「君の瞳に乾杯」という言葉が今でもよく知られているのは、当時はそれだけよく用いられた口説き文句だからといういい証拠でしょう。

このように、バブル世代の男性は愛情表現に関してとにかくストレートでした。

「草食系男子」や「絶食系男子」と言われる現代の男性においては、肉食系の男性の言動やストレートな愛情表現はとても真似できないものでしょう。

昔は「当たって砕けろ」精神が普通でしたが、現代では「フラれたら自分がショックだから」という理由で告白すらできない男性も増えています。

そんな今どきの男性に同じようにしろと言っても無理な話でしょう。

自分に自信がある

バブル世代の男性は、「当たって砕けろ」精神で次々と女性にアタックする人も多かったですが、堂々とナンパをする男性の多くは、自分に自信がありました。

お金がある男性はお金があることで自分に自信を持っていましたし、容姿に自信がある男性はそれを自分の価値にして女性を口説いていました。

自分に自信があるからこそ、「自分なら落とせる」と思って女性に声をかけることも多かったです。

仮にすげなくフラれても、「また次があるさ」と気を取り直して次のナンパへ移ることが出来ました。

今の世代の男性は、バブル世代の男性に比べると自分に自信がないことが多いため、おいそれと女性にナンパをすることも、好きな女性を熱心に口説くことも出来ないという人が多いです。

そのため、バブル時代を謳歌した男性が、今の「草食系」や「絶食系」と言われる男性に対して、「情けない」と不満を口にすることもよくあります。

バブル世代の上手な扱い方

バブル世代を謳歌した人は、時代が変わった現代においても、当時の感覚のままで生きている人が少なくありません。

プライドが高かったり、お金の使い方で価値をはかったり、今の世代の人から見た時に理解しにくい部分で自分に自信を持っている人も少なくはないでしょう。

また、今の世代の人よりも飲みに行ったり会社の人とコミュニケーションを取ることが好きな人も多いです。

自分の武勇伝を語ったり、何かと注目されたがったりする人もいます。

年齢的にバブル世代の人を上司に持つ今の若い人たちは、そんな上司に対して辟易としたり、鬱陶しいと感じたりすることがあるかもしれません。

けれども、バブル世代を嫌煙するよりも、上手く扱った方が自分の出世に繋がることもありますので、離れるよりは適度な距離で上手く扱えるようになっておいた方が自分のためになるでしょう。

バブル世代を上手に扱う方法を以下にご紹介します。

1.怒らせない

もしもあなたの上司がバブル世代の人で、あなたから見て能力もないのに偉そうにしていたり、いつも自分の武勇伝を語ったりしていたら、恐らく鬱陶しいと内心では感じてしまうことでしょう。

当時は売り手市場でしたので、人手不足の会社はどんな人材でも欲しがりましたし、能力がなくても口が上手くて上司に取り入ることができれば出世も可能でした。

一方で、今の世代の新卒では、能力がなければそもそも会社に雇ってもらうことができないところも多いため、会社によっては上司よりも新卒の社員の方が有能であるということもあるでしょう。

そんな会社に勤める新卒者からすれば、能力もないのに偉そうにしている上司の存在は、目の上のたんこぶでしかないでしょう。

けれどもそんな能力のない上司でもプライドは高いため、怒らせてしまうと自分の出世の道が断たれてしまうかもしれません。

どんなに上司の能力がないと感じても、それを露骨に態度に出してしまったり、馬鹿にするようなことを言ったり、裏で陰口を言ったりするのは止めておきましょう。

どんなに仕事が出来ない上司でも、周りからの評価には人一倍耳をそばだてていることもありますので、不用意にプライドを傷つけて怒らせないように気をつけましょう。

2.甘える

バブル世代の人はプライドが高く自信家な人が多いです。

今の世代の人から見た時に、その自信に実際の実力が備わっていなければ滑稽に思えたり、不快に感じたりするかもしれません。

ですが、自分の上司がもしもそのタイプだった場合には、適度におだてたり甘えたりすることで、上司から可愛がってもらうことも可能です。

例えば仕事で行き詰まることがあり、時間がかかりそうな場合には、あえて上司に「自分は能力がなくてダメな部下なのでどうか助けて欲しい」と相談してみましょう。

すると上司によっては自分が頼られていることで嬉しくなり、「仕方のないやつだな」と口では部下を小馬鹿にしながらも、時間をくれたり便宜を図ってくれたりするかもしれません。

普段から世話焼きの上司や、いかにも部下に頼って欲しそうな言動をしている上司には、時にはこうして甘えることで目をかけてくれるようになるでしょう。

もちろん自分が嫌いな上司に甘えることは、自分自身のプライドが許さないかもしれません。

けれども時には気真面目になり過ぎて自分が不利になってしまうよりも、適度に甘えて自分のためになる行動を取った方が賢い選択と言えるでしょう。

社会で上手く生きていくのなら、時には本心でないことを言ったり行動をとったりする必要もあります。

そこを柔軟に対応出来るようになれば、バブル世代の人を上手く扱うことも出来るでしょう。

3.主体的に動く

バブル世代の人によっては、部下を指導することが苦手な人もいます。

バブルの頃に上司に媚びを売って出世をした人や、自分の実力で地道に上り詰めたわけではない人の場合には、仕事で部下に的確な指示が出せないことがあります。

また、元々人に指示を出すことが苦手な人や、指導するのに向いていないタイプの人もいるでしょう。

自分のそうした欠点をよく理解している上司であれば、その欠点を補うためにあれこれと考えて指示を出すことも出来ますが、プライドだけは高くて指示が出せない上司の場合には、部下も扱うのが大変でしょう。

その場合には、上司にばかり頼るのではなく、できるだけ自分が主体的に動くようにしましょう。

上司が指示を出すのが苦手なら、自分で何をすべきかをしっかりと考えて、それを提案として上司に話してみましょう。

「今回の業務内容ですが、〇〇という形でやらせて頂きたいと考えておりますがいかがでしょうか?」とあくまでも低姿勢で提案をすれば、指示に困る上司は「ああ、それで進めてくれ。」と提案内容を了承してくれることでしょう。

プライドが高い上司には、あくまでも下から上司にうかがいを立てるようにすれば、相手も気分を害することなくこちらの意見を受け入れてくれるでしょう。

4.話を聞く

バブル世代の人には話好きが多いです。

とくに当時の武勇伝や、自分がいかに羽振りが良かったかということを、延々と自慢げに話す人は少なくありません。

簡単に稼げない今の時代だからこそ、過去の栄光を持ち出しては当時の話をする人は多いですが、聞き手にとっては「どうでもいい」と思えてしまいますよね。

けれども、時には上司の話を「はいはい」と聞いてあげれば、それだけで上司はご機嫌になり、こちらに目をかけてくれるようになる可能性もあります。

そのため、面倒でも適度に上司の話を聞くようにしましょう。

柔軟性をもって

今の世代の人からすると、バブル世代の人というのは扱いにくい存在でしょう。

過去の栄光話を持ち出しては自慢話を続けたり、こちらから見て能力はあまりないのにプライドだけは高かったりと、上司にすると厄介で面倒な存在に感じられるかもしれません。

けれどもバブル世代の人たちは、今の世代の人にはない大胆さや価値観を持っています。

学べるべきところはきちんとありますので、「過去の栄光にしがみつく人」ではなく、「時にはためになる話をしてくれる人」と認識して、バブル世代の人に柔軟に対応するようにしましょう。

そうすることで、案外自分のためになることがあるかもしれません。