妄想していることを自覚し、それを治そうと思うことが第一歩。
妄想が自覚できれば、妄想癖も治すことができるはずです。
ここでは、妄想癖の治し方をご紹介します。
妄想癖のある人は、この記事を参考に妄想からの脱却を目指しましょう。
1.妄想する時間を作らない
妄想癖の治し方ひとつ目は、『妄想する時間を作らない』ことです。
妄想癖は、日常的に繰り返し妄想を行うことで癖になることが考えられます。
つまり妄想癖を治すには、根源である“妄想をしないようにする”ことが必要になってくるのです。
ただ、すでに癖になっている場合、無意識に妄想をしてしまいますよね。
むしろ妄想が現実になりかけているので、妄想する時間こそが日常になっているでしょう。
その習慣を辞めるためには、妄想する時間を別の時間に置き換えることが有効な対策となります。
没頭できる趣味をつくる
妄想する時間を作らず、別の時間に置き換える方法としておすすめなのが、没頭できる趣味を作ることです。
人は何か集中できることがあると、その時間はそのことだけを考えています。
没頭できる趣味があれば、その趣味のことだけで頭がいっぱいになり、余計なことを考えない時間が生まるのです。
このように強制的に妄想以外のことで頭をいっぱいにすることで、日常的に行われる妄想から離れることができるでしょう。
趣味のことを考えるのも妄想に似ていますが、趣味に関する想像は現実に基づいたものです。
現実を楽しむためにあれこれと考えることは、事実ではないことを思い込む妄想癖を治すよい練習になるはずです。
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妄想をしそうになったら一旦現実に戻る
妄想する時間を作らないようにするには、意識して「現実に戻る」癖をつけていく必要もあります。
無意識に妄想がはじまってしまっても、妄想癖の自覚があれば時々我に返る瞬間があるはずです。
「妄想している」と気付いたら、客観的な事実は何かを考えてみましょう。
妄想しそうになったら一旦現実に戻ることを繰り返していけば、妄想を現実と思い込んでしまう最悪の事態も避けられます。
2.信頼できる人をつくる
妄想癖を治す方法2つ目は、『信頼できる人をつくる』ことです。
妄想癖のある人は、自分の妄想が正しいと思い込み、人の言葉や世の中の価値観を受け入れにくい状態になりがちです。
自分の“妄想=現実”を誰も受け入れてくれないことに苛立ち、悲しくなり、どんどん人と距離を置いてしまうのです。
でも、その状況こそが妄想癖を生み出します。
妄想癖を治したいなら、人と関わらなければなりません。
ただ、人間不信の人にとって、人と関わることこそがハードルの高い現実ですよね。
妄想癖を治そうと思っても、妄想への理解を示してもらえなければ、余計に自分の殻に閉じこもってしまいたくなるでしょう。
そうならないためにも、信頼できる人が必要なのです。
妄想癖のあるあなたを理解し、治すために協力してくれる人がいれば、きっと妄想癖も治せます。
家族や友人と話す機会を増やす
信頼できる人とは、たとえば家族や友人などです。
妄想癖があると人からは変わり者だと思われることも多いので、誰かれ構わず関わろうとすると避けられることも多いはずです。
避けられると被害妄想や微小妄想に発展してしまうので、信頼のおける家族や友人に自分のことを話し、妄想癖を治すための協力をしてもらうと良いでしょう。