自分は悲劇のヒロインで、他人によって嫌がらせを受けていると考えがちなので、その怒りは外へと向けられていきます。
それが結果的に、暴走行為へと発展していくのです。
ストレスを溜め込んでいたから
暴走してしまう人の中には、日頃ストレスをため込んでいる人もいます。
日頃我慢してため込んでいたストレスが、ある時爆発!そして暴走してしまうのです。
ですから、周囲の人にとっては「何が何だか分からない」ことも多いのです。
些細なことで急に火が付いたように怒ったり、勝手な行動をし始めたり…。
周囲は唖然としてしまいますが、そういう時はたいてい日頃のストレスの全てが含まれています。
実は筆者の父がこのタイプ。
日頃は大人しく口数が少ないのですが、急に沸騰したように怒鳴ったりワガママを言ったりします。
訳の分からないことで怒りだしたりワガママを通そうとしたりするので家族はビックリ。
これも、ため込んだストレスが爆発するからです。
こうした暴走の仕方をする人は、一番厄介かもしれません。
周囲が気を付けていても地雷がどこにあるか分からない状態なので、未然に防ぐことが出来ないのです。
ただ、これも結局はワガママだということですよね。
自分がため込んだストレスを些細なキッカケに乗せて全て発散させようとするのですから、周囲の人の迷惑を考えることが出来ていない人だということです。
暴走をしてしまった人への対策
暴走する人は、“納得のいかないこと、悔しいこと、嫌なこと、自分がため込んだストレス”などにより、勝手に暴走を始めます。
そのとき、周囲の状況や気持ちを考える余裕はありません。
自分の中の怒りや嫉妬、復讐心などに執着してしまっているので、それを晴らすことだけが最優先事項になってしまっています。
ただ、困るのはそれが周囲の人に向けられることですよね。
暴走する人の行為はたいてい、周囲の人にとって理不尽な行為。
そして、不利益を生じさせる恐れが大きい行為です。
ですから、周囲の人は暴走している人を放っておくわけにはいかなくなります。
そんなとき、暴走してしまった人に対して周囲の人ができることとは?ここでは、暴走している人にはどんな対策が有効になるのかをご紹介します。
落ち着かせることを最優先に!
暴走している人は、自分の中のひとつの感情に執着し囚われている状態です。
その感情は嫉妬やストレスなどさまざまですが、それによって周りが見えなくなっていることは明らかです。
冷静さを失っているので、まずは落ち着かせることが最優先。
ですが厄介なのは、暴走がはじまると他人の言葉が耳に入らないことです。
耳に入ったとしても心に響くまでには時間がかかるので、何を言われても反発しか返ってこないでしょう。
そんな時、落ち着かせる有効な手段となるのが、場所を変えることです。
その場にいると暴走状態を止められない
暴走のキッカケがその場所や、その場にいる人にある場合が多いので、場所を変えることで冷静さを取り戻させることが出来ることもあります。
無理に落ち着かせようとアドバイスしても無意味な場合が多いので、まずは場所を変えて落ち着かせてあげましょう。
暴走の原因から離れること
暴走の原因から離れることは、暴走している人を落ち着かせるだけではなく、被害を防ぐことにも繋がります。
被害を最小限に止めることができる
暴走している人は、落ち着きを取り戻せるキッカケがなければエスカレートしていきがちです。
暴走のキッカケとなった人がいればその人に攻撃しつづけますし、暴れて人や物に当たる可能性も大いにあります。