「これらの事情により、あなたの依頼or誘いを断らなければなりません…」というのが、断る理由としては無難でしょう。
ただし、(あまり良くありませんが)嘘を吐く場合、同じ理由ばかり使っているといつかバレてしまうでしょう。
毎回理由を変えたとしても断り続ければその内誘われる事すらなくなってしまうかもしれないので気を付けて下さいね…。
4.自分も残念だという気持ちを表現する
断る時に「自分もあなたの頼みや誘いを受けられなくて残念だ…」という気持ちを上手く表現する事で、相手も否定された印象を受けずに済みます。
逆に、「もう二度と頼まないでor誘わないで欲しい」という相手には、「次はOKして貰えるかも!」といった期待をさせない為にも、「自分も残念…」という気持ちは出さない方が良いでしょう。
本当は乗り気であった
「自分も行きたいんだけど…」「引き受けてあげたいのは山々なんだけど…」と一言加えると、「本当は乗り気であった」という事が伝わるはずです。
ただし、「興味がある」「面白そう」「やってみたい」といった、相手の依頼や誘いに関心を示す様な発言は控えた方が良いでしょう。
相手に過度な期待を与えかねませんし、「それじゃあ、OKて事で良いよね!」と相手のペースに乗せられて、余計に断り辛くなる恐れがあります!
5.代替え案を伝える
「せっかく自分に声を掛けてくれたのに、バッサリ断るのは心苦しい…」という場合は、相手に代替え案を伝えてみてはいかがでしょうか?
例えば、「その日は無理だけど、来週はどうかな?」とか「そっちの仕事は難しいのですが、他の仕事を手伝うというのは如何でしょうか?」と言った感じです。
それなら上手く行けば相手の希望も少しは叶える事が出来ますし、例え代替え案を却下されたとしても、「頼みや誘いを受け入れる気あった」という意志は相手にも伝わるはずです。
また、ビジネスの場では代替え案を出す事で、「広い視野を持っている人だ」と周りから評価されるかもしれませんよ!
次に繋がる会話をする
代替え案とまでは行かなくても、次に繋がる会話でも効果はあるでしょう。
例えば「今回は行けないけど、次は自分の方から誘うね」とか「今度必ず埋め合わせをするから!」と言われれば、相手も「仕方ない」と納得してくれるのではないでしょうか?
さらに、その場で次の約束を交わせば、関係が悪化したり相手からの信頼を失うという事も防げるはずです。
特に良好な関係を築いておきたい相手なら、そこら辺のフォローはしっかりしておきたいところですね。
6.言葉遣い
上手く断るテクニックには言葉遣いも大きく関わってきます。
もし断る時の言葉がキツくなってしまえば、相手は「威圧的だな」「怖い…」「思いやりや気遣いが出来ない人なのかな?」と思うかもしれません…。
これは人からの頼みや誘いを断る時に限らず言える事ですが、言葉遣いがなっていないと、相手に不快な思いをさせたり相手からの評価が下がる事にも繋がりかねません。
それに、気持ちは表情や声の調子だけでなく言葉遣いにも無意識に表れているものなので、他人や目上の人はもちろん、例え気が置けない間柄であったとしても、普段から言葉遣いには気を付けるべきでしょう。
特に相手の依頼や誘いを断る場面というのは、上で何度も言っている様に今後の関係に影響を与える可能性もあるので、言葉遣いには十分に注意したいものですね。
丁寧に礼儀正しく伝える
相手が誰であろうと、そして、依頼やお誘いの内容がどんなものであろうと、丁寧かつ礼儀正しく言葉を伝えるのが上手く断るコツです。
人を不快にさせない言動を心掛ける事は、人としてのマナーとも言えます。
二度と誘って欲しくない相手や失礼な頼み事をしてくる様な相手であっても、そのマナーを忘れずスマートに対応しましょう。
7.感情的にならない
嫌な頼み事やお誘いをされたり、断っているのに相手がしつこくしてきた時など、感情的になってキツい態度を取ってしまいそうになる事もあると思います。
しかし、感情的になるのは断り方としても、その後の事を考えても得策とは言えません…。
嫌な事をされて感情的になってしまう気持ちも分かりますが、そこはグッと抑えてなるべく冷静に対処するのが無難でしょう。
否定的な言葉を使わない
感情的になって否定的な言葉を使うのは絶対NGです!
例えば、断る時に「嫌です」「出来ません」「無理です」「やりません」といった否定的な言葉だけ伝えたのでは、相手も気分を害してしまうでしょう。
お断りの台詞も、「スケジュールに余裕が“ない”ので、その仕事はお受け“出来ません”」という否定的な言い方より、「スケジュールに余裕が“ある”時なら、その仕事もお受け“出来ます”」という肯定的な言葉を使った方が、何となく柔らかい印象を受けませんか?
クッション言葉を用いる
先程、肯定的な言葉は柔らかい印象を与える事が出来ると説明しましたが、その他にも“クッション言葉”を使うのがオススメと言えます!