みなさんは、人から出来ない事や嫌な事を頼まれた時や、食事や遊びに誘われたけど気が乗らなくて行きたくない時などに、上手く断る事が出来るでしょうか?

特に、依頼主が自分より上の立場だったりするとなかなか断り辛いでしょうし、必死になってしつこくお願いされると断るにも上手い言葉が出て来ないものだと思います。

それに、「無理」「嫌だ」「ダメ」という断り方だと、こちらの意思は(十分過ぎる程に)伝わるでしょうが、相手の気分を害してしまったりその後の関係に悪影響を及ぼす恐れもあるでしょう。

上の様なストレート過ぎる言葉は棘のある言い回しにも聞こえ、こちらにその気がなくても相手を傷付けてしまう原因にもなりかねません。

これだと、「ハッキリ断る事が出来る」とは言えても、「上手く断る事が出来る」とは言えませんよね?

みなさんの中にも、断るのが苦手だったり面倒で人からの頼み事をつい引き受けてしまう人もいるのではないでしょうか?

しかし、それではこちらのストレスが溜まる一方ですね…。

「上手い断り方を知りたい!」とは思いませんか?

そこで今回は、“断るのが上手い人がやってる8個のテクニック”をご紹介しちゃいます!

「無茶な頼み事をされる機会が多い」とか「断るのが苦手…」という人は必見ですよ。

断る前に考えるべきこと

冒頭でも話しましたが、上手く断らないと相手に不快な思いをさせたり、予期せぬトラブルを招く恐れもあります。

しかし、「出来るだけ穏便に、相手に嫌な印象を与えず断りたい!」と考える人は少なくないはずです。

そんな理想的な断り方をマスターするには、いくつかの点に注意する必要があるでしょう。

という訳で、次から“断る前に考えるべき事”について説明してきたいと思います!

依頼や誘いを断らなくてはならない場面に遭遇したら、次の事を考えてみて下さいね。

相手の気持ち


断る前には相手の気持ちを考える必要があります。

「ハッキリ断らなければ!」という思いに囚われてしまうと、相手を尊重するのを忘れ断り方もきつくなってしまいがち。

しかし、「嫌だ」「無理」といった相手の気持ちを全否定する様な断り方は、こちらの評価を下げる事にもなりかねませんし、今後の相手との関係が悪化する恐れもあるのです。

そもそも、誘われる・頼られるという事は、相手から信頼されている・必要とされている・期待されている、とも言えます。

また、仕事のフォローを頼んだり初デートのお誘いなど、頼み辛い事や誘い難い事だと、相手も勇気を出して伝える必要があるでしょうし、あるいは、「申し訳ない…」という気持ちを抱えているかもしれません。

それなのに、相手の気持ちを無視して「嫌」「無理」などとバッサリ断ってしまえば、相手だって「もっと言い方があるんじゃない!?」とか「もう二度とこの人は誘わないor頼まない…」と嫌な気分になるのではないでしょうか?

まずは相手がどんな気持ちで依頼やお誘いをしてきているのかを考えてみる事で、思いやりのある断り方が浮かぶ可能性もありますよ。

自分が言われて嫌ではないか

第一に相手のプライドを傷つけたり、不快にさせる様な断り方するのはNGです。

ただ、時には理不尽な要求や無茶なお願いをされて、思わずカチンと来る事もあると思います。

例えば、明らかに1人では終わらない大量の仕事を終業間際に「明日までにやっておいて」と上司から丸投げされた時。

「さすがに明日までは無理ですよ!もっと時間配分を考えて下さい…」とか「大変な仕事は全て部下に振って、あなた(上司)は一切手伝わずに帰るんですか…?」

など、非難や皮肉ともとれる発言をしてしまいそうになる事もあるのではないでしょうか…?

しかし、それだと上司や会社からの信用を失くしてしまう恐れもあるので、例え理不尽な要求や無茶なお願いをされたとしても皮肉や悪口ともとれる発言は控えるのが無難です。

そういう状況であっても、相手を不快にさせずに上手く断れるのがデキる大人と言えるのかもしれませんね。

話を戻しますが、依頼や誘いを断る時は自分が言われて嫌な断り方はしない様にしましょう!
相手の立場にたって、どんな断り方をされたら嫌か、どんな断り方をされたら納得する事が出来るか、を考えるのです。

そうすれば、相手のプライドを傷つけたり不快にさせる様な言葉はなかなか出て来ないと思います。

しかし、実際に断る場面に遭遇した時、「急には思いつかない…」という事もあるかもしれません。

そんな時の為に、いくつか断り文句のパターンを事前に考えておくと良いでしょう。

例えば、友達や職場の人に飲みに誘われた時の断り文句・上司に無茶な要求をされた時のl断り文句etc…
先に答えを用意しておけば、想定していた状況と少し違っても言い方を変える事でスマートに断れるはずですよ。

断りづらいからといってそのままにしない

「断り辛い…」といった理由で、人からの頼みや誘いの返事をうやむやにして結局きちんと返答しなかったり、その場ではとりあえず引き受け当日になってドタキャンしたり「やっぱり無理です…」と断るのは一番ダメなやり方です。

病気や事故といった、どうしようもない事情があるなら仕方がないですが、基本的に当日のお断りはマナー違反になります。

特に上の場合は、最初から「無理」「出来ない」という意志がある訳ですから、下手に時間を置かずに断った方が相手にも余計な期待を持たせずに済むでしょう。

とは言っても、「人からの頼みや誘いを断り辛い…」と思っている人は少なくないと思います。

そんな断るのが苦手な人に共通しているのが、断る=相手の気持ちを否定する事・悪い事というマイナスイメージです。

ですが、断るのは相手を否定する事ではありませんし、ましてや悪い事でもありません!

一見、「ダメ」よりは「いいよ」と答えた方が好印象な感じがするでしょう。

しかし、そうやって相手の言いなりになって振り回されてしまえば、周囲からは「嫌な事を断る事も出来ないの?」とか「出来ない事を引き受けてどうするの…?」などと、逆に悪い印象を持たれてしまう可能性もあるのです。

断る事にマイナスイメージを持っている人は、「相手の期待を裏切ってしまう…」と考えるのではなく、「自分にはその期待に応えられるだけの力はない」と、断る事は謙遜の意思表示だと考えてみてはいかがでしょうか?

「断る事で嫌われたくない」とか「評価が下がるのが嫌だ」と思っている人も、頼まれ事やお誘いをされている時点で既に好印象を持たれていたり高く評価されているとも言えるので、上手く断ればそう簡単に嫌われたり評価が下がる事もないと思います。

上手く断るには断る勇気を持つ事と、断る事をもっとラクに捉える意識を持つ事が重要なのかもしれませんね。

断るのがうまい人がやってる8個のテクニック

依頼や誘いを断る際に相手に余計な不快感を与えずに納得させるには、やはりこちらの“断り方”が重要になります。

ちょっとした工夫で相手の受け取り方やこちらへの印象もガラリと変わるはずです。

という訳で、ここからはいよいよ“断るのが上手い人がやってる8個のテクニック”をご紹介していきます!
これで余計なトラブルを恐れずに、スマートにお断りが出来る様になるはずですよ。

1.言葉をはっきり伝える


上手く断るには、相手のプライドを傷付けたり不快にさせない言葉選びも大事ですが、それをハッキリ伝える事も大切です。

申し訳ない気持ちから言葉を濁したくなる気持ちも分かりますが、仮に「…えっと、その、…ごめんなさい(小声)」といった伝え方をしてしまうと、人によっては「もっとハッキリ喋ってよ!」と無駄にイライラさせてしまう恐れもあります。

「断らなくちゃ!」と思った時は言葉を選びつつ、こちらの意思が相手にちゃんと伝わる様、言葉をハッキリ伝えましょう。

歯切れよく

断る時は歯切れ良くハキハキとした態度で伝えた方が、相手もしつこくしたり無理強いをして来ません。

「断ってしまって申し訳ないな…」という多少の罪悪感はあるでしょうが、上でも話した通り、断る事は決して悪い事ではないのです!

変にゴニョゴニョと喋るのは印象もあまり良くないと思いますし、狡い人が相手だと「もう少し頼み込んだらOKが貰えるかも!」とこちらの罪悪感につけ込んでくる可能性もあるので、罪悪感をあからさまに態度に出すのはオススメしません。

こういう時に毅然とした態度で振る舞える人は、周囲からの評価も上がるものです。

曖昧にしない

よく「ハッキリ言葉にしなくても分かって欲しい…」とか「ストレートに断るのは気が引ける…」といった理由で、断る時に返事を曖昧にする人がいると思います。

例えば、人から誘われて「その日はちょっと…」と言葉を濁したり、「行けるような…行けないような…」とどっちつかずな返答をしたり。

人から頼まれ事をされた時も「…うーん、出来ない事はないけど…」と意味深な発言をしたり、返事をむやむやにする為に「考えておきます」とその場凌ぎをしたり。

それが相手への気遣いを意識した対応だったとしても、上の様に曖昧にしてしまうのは、自分にとっても相手にとっても一番良くない事なのです!

今度は上の例で相手を自分に置き換えて考えてみて下さい。

自分が誘った時に、相手から「その日はちょっと…」と気まずそうに言葉を濁されたら、「もしかして誘って欲しくなかったのかも…?」と不安になったり、「それじゃぁ、他の日なら大丈夫って事かな?」と考えるのではないでしょうか?

もしそれで「それじゃぁ、来週か再来週は?」と提案して、「それもちょっと…。

」と歯切れ悪く断られたら、「…結局、無理って事か」とこちらも微妙な気分になってしまいますよね。

また、「行けるような…行けないような…」と返答された時も、思わず「どっちだよ!」「ハッキリして!」と突っ込みたくなると思います。

もし「行けるって事かな?」と前向きに捉えて色々と準備したのに、当日にドタキャンでもされたら、「最初からハッキリ断ってくれたら…」と思うのでは?

自分が頼み事をした時、「…うーん、出来ない事はないけど…」と意味深な発言をされたら、「それって何か条件でもつければ、引き受けてくれるって事…?」と相手の意思がイマイチ汲み取れなかったり、「何か面倒な事になる?」と身構えてしまう事もあるかもしれません。

また、内心では断る気満々なのに「前向きに考えておきます…」なんて言われれば、こちらは「きっと良い返事が貰えるだろう!」と安心するでしょう。

しかし、その後は相手から一向に返事がなく、いざ「あの件だけど…」と切り出してみると、案の定「すみません…」と断られてしまうのです。

こちらはそこでようやく「その場しのぎだったのか…」と裏切られた気分になってしまう訳ですね。

断る時に曖昧にすると相手に誤解や余計な期待を与えたり、自分の評価を下げる事にも繋がりかねません。

だから相手を気遣うなら尚更、ハッキリ断るべきなのです。

2.謝罪の言葉を付け加える

上で、「断る事は悪い事ではない」とか「罪悪感をあからさまに態度に出してしまうと、狡い人がその罪悪感につけ込んでくる可能性がある」という話もしましたが、断る以上は謝罪の言葉を付け加えるのがマナーと言えるでしょう。

実際、謝罪の言葉もなしに「ダメです」「無理です」という断り方では感じが悪いですよね?
それに、申し訳ない気持ちを適度に表情や言葉で伝えた方が、相手も「それじゃあ、仕方がない…」と納得してくれるはずです。

不快感を与えない

お誘いや頼み事をして相手に断られる時に、「すみませんが…」「大変申し訳ありませんが…」といった謝罪の言葉が相手の口から出てきたら、大抵の人はそれで納得して諦めるしかないと思います。

もしそこで、「OKしてくれたって良いじゃん!」「ノリ悪〜…」などと、文句や非難めいた発言をすれば、周囲からは完全に悪者扱いされてしまいますからね。

そして、ここが一番のポイントなのですが、素直に謝られると断られても不思議と不快な感じがしないものなのです!

少し申し訳なさそうに「ごめんなさい…」と一言付け加えるだけで、「いいよ、いいよ〜。

こちらこそ、いきなり頼んでごめんね?」とか「気にしないで、別の人を誘ってみるから!」という展開になると思います。

イライラさせない

謝罪の言葉には相手のイライラを軽減させる効果もあります。

依頼や誘いの内容やその人の性格にもよりますが、依頼や誘いを断られる事で何となく自分を否定された様な気分になって、多少モヤモヤしてしまう人もいるのです。

特に怒りっぽい人や神経質な人は、気になりやすいかもしれません。

しかし、断る際に謝罪の言葉を付け加えれば、相手も「この人は自分の依頼or誘いを断るのに罪悪感を抱いている」とか「こちらの気持ちを故意に否定している訳ではない」と気付く事が出来ます。

断る際に重要なのは、早い段階で謝罪の言葉を述べるという事。

返答の第一声、あるいは早めの段階で「ごめんなさい」「すみません」という言葉が出てくれば、返事は「NO」だと相手も察しがつきます。

先に謝ってしまえばイライラする隙も与えずに済むはずです。

その後の関係性に影響を与えない

しっかりと謝罪の言葉を述べれば例え相手の頼みや誘いを断ったとしても、その後の関係に響く事はないでしょう。

ただ、ちゃんと謝ったからと言って、友達からの遊びの誘いを毎回の様に断っていれば、「ノリ悪いな」「誘っても無駄かも…」と思われてしまうでしょうし、常識的に考えて受けなければならない依頼や誘いまで断るのはダメですよね?

もちろん断らなければならない事情がある場合は仕方ありませんが、単に「やりたくない」とか「面倒」といった理由で、謝れば何でもかんでも断って良いという訳ではないのです。

そんなの当たり前の事なのでみなさんも分かっているとは思いますが、謝罪の言葉は決して万能ではなく、状況によっては例え謝ったとしても相手からの印象が悪くなってしまう可能性があるという事は覚えておいて下さいね。

不安を煽る様な事を言ってしまいましたが、素直に謝る人に悪印象を抱く様な狭過ぎる心の持ち主は少ないでしょう。

謝罪の言葉を付ければ相手もちゃんと分かってくれるはずなので、そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。

3.理由を素直に

「ごめんなさい。

その日はダメなの」と断った時、「そっか、それなら仕方ないね」と相手が引き下がるパターンもありますが、「え~!どうしてダメなの?」とか「何か用事でもあるの?」と理由を求められるケースもあるでしょう。

特にその相手との関係を維持したい場合は、そこら辺のケアもしっかりしておいた方が無難です。

つまり、断る理由を素直に伝えた方が良いという話ですね。

ただし、「理由を素直に伝える」と言っても、その理由が「暇だけど気分が乗らないから」とか「あなたと遊んでもつまらなそうだから」といった相手を傷付ける様な内容なら、「その日は忙しい」とか「先約がある」といった別の理由に変え相手に配慮する必要もあります。

具体的な内容を伝える

人の頼みや誘いを断る時の理由は、具体的な方が信憑性があり、相手も納得しやすいです。

ただし、長ったらしく理由を述べてしまうと、相手をイライラさせる原因になりかねないので、具体的かつ簡潔に話しましょう。

一般的によく使われる断る時の理由としては、以下のものが挙げられると思います。

・スケジュール的な理由「仕事で忙しい」「先約がある」
・体調的な理由「病気になってしまった」「ケガをしてしまった」
・家族関係「実家に帰る」「身内に不幸があった」

「これらの事情により、あなたの依頼or誘いを断らなければなりません…」というのが、断る理由としては無難でしょう。

ただし、(あまり良くありませんが)嘘を吐く場合、同じ理由ばかり使っているといつかバレてしまうでしょう。

毎回理由を変えたとしても断り続ければその内誘われる事すらなくなってしまうかもしれないので気を付けて下さいね…。

4.自分も残念だという気持ちを表現する

断る時に「自分もあなたの頼みや誘いを受けられなくて残念だ…」という気持ちを上手く表現する事で、相手も否定された印象を受けずに済みます。

逆に、「もう二度と頼まないでor誘わないで欲しい」という相手には、「次はOKして貰えるかも!」といった期待をさせない為にも、「自分も残念…」という気持ちは出さない方が良いでしょう。

本当は乗り気であった

「自分も行きたいんだけど…」「引き受けてあげたいのは山々なんだけど…」と一言加えると、「本当は乗り気であった」という事が伝わるはずです。

ただし、「興味がある」「面白そう」「やってみたい」といった、相手の依頼や誘いに関心を示す様な発言は控えた方が良いでしょう。

相手に過度な期待を与えかねませんし、「それじゃあ、OKて事で良いよね!」と相手のペースに乗せられて、余計に断り辛くなる恐れがあります!

5.代替え案を伝える

「せっかく自分に声を掛けてくれたのに、バッサリ断るのは心苦しい…」という場合は、相手に代替え案を伝えてみてはいかがでしょうか?

例えば、「その日は無理だけど、来週はどうかな?」とか「そっちの仕事は難しいのですが、他の仕事を手伝うというのは如何でしょうか?」と言った感じです。

それなら上手く行けば相手の希望も少しは叶える事が出来ますし、例え代替え案を却下されたとしても、「頼みや誘いを受け入れる気あった」という意志は相手にも伝わるはずです。

また、ビジネスの場では代替え案を出す事で、「広い視野を持っている人だ」と周りから評価されるかもしれませんよ!

次に繋がる会話をする

代替え案とまでは行かなくても、次に繋がる会話でも効果はあるでしょう。

例えば「今回は行けないけど、次は自分の方から誘うね」とか「今度必ず埋め合わせをするから!」と言われれば、相手も「仕方ない」と納得してくれるのではないでしょうか?

さらに、その場で次の約束を交わせば、関係が悪化したり相手からの信頼を失うという事も防げるはずです。

特に良好な関係を築いておきたい相手なら、そこら辺のフォローはしっかりしておきたいところですね。

6.言葉遣い

上手く断るテクニックには言葉遣いも大きく関わってきます。

もし断る時の言葉がキツくなってしまえば、相手は「威圧的だな」「怖い…」「思いやりや気遣いが出来ない人なのかな?」と思うかもしれません…。

これは人からの頼みや誘いを断る時に限らず言える事ですが、言葉遣いがなっていないと、相手に不快な思いをさせたり相手からの評価が下がる事にも繋がりかねません。

それに、気持ちは表情や声の調子だけでなく言葉遣いにも無意識に表れているものなので、他人や目上の人はもちろん、例え気が置けない間柄であったとしても、普段から言葉遣いには気を付けるべきでしょう。

特に相手の依頼や誘いを断る場面というのは、上で何度も言っている様に今後の関係に影響を与える可能性もあるので、言葉遣いには十分に注意したいものですね。

丁寧に礼儀正しく伝える

相手が誰であろうと、そして、依頼やお誘いの内容がどんなものであろうと、丁寧かつ礼儀正しく言葉を伝えるのが上手く断るコツです。

人を不快にさせない言動を心掛ける事は、人としてのマナーとも言えます。

二度と誘って欲しくない相手や失礼な頼み事をしてくる様な相手であっても、そのマナーを忘れずスマートに対応しましょう。

7.感情的にならない

嫌な頼み事やお誘いをされたり、断っているのに相手がしつこくしてきた時など、感情的になってキツい態度を取ってしまいそうになる事もあると思います。

しかし、感情的になるのは断り方としても、その後の事を考えても得策とは言えません…。

嫌な事をされて感情的になってしまう気持ちも分かりますが、そこはグッと抑えてなるべく冷静に対処するのが無難でしょう。

否定的な言葉を使わない

感情的になって否定的な言葉を使うのは絶対NGです!

例えば、断る時に「嫌です」「出来ません」「無理です」「やりません」といった否定的な言葉だけ伝えたのでは、相手も気分を害してしまうでしょう。

お断りの台詞も、「スケジュールに余裕が“ない”ので、その仕事はお受け“出来ません”」という否定的な言い方より、「スケジュールに余裕が“ある”時なら、その仕事もお受け“出来ます”」という肯定的な言葉を使った方が、何となく柔らかい印象を受けませんか?

クッション言葉を用いる

先程、肯定的な言葉は柔らかい印象を与える事が出来ると説明しましたが、その他にも“クッション言葉”を使うのがオススメと言えます!

クッション言葉とは、お断りをする時だけでなく、逆に相手に頼み事をしたり異論を唱える時などに言葉の前に添える言葉で、これを使うと丁寧で優しい印象を相手に与える事が出来るのです!

つまり、言いにくい内容でも、相手に失礼にならずに伝える事が出来る訳ですね。

感情的になって思わず否定的な言葉やキツい言葉を使いそうになってしまった時でも、このクッション言葉を最初に付けさえすれば、多少は柔らかく聞こえるかもしれません。

特にビジネスの場面では効果的です!

ただし、クッション言葉を多用してしまうと、「回りくどい」「わざとらしい」と思われてしまう可能性もあるので、状況に合わせて適度に使用するのがポイントになります。

ちなみに、ビジネスなどでよく使われる“お断りのクッション言葉”には以下の様なものがあります。

・「恐れ入りますが」
・「(大変)申し上げにくいのですが」
・「あいにくですが」
・「残念ながら」「大変残念ですが」
・「失礼ですが」「失礼とは存じますが」
・「せっかくですが」
・「ありがたいお話ではございますが」
・「身に余るお言葉ですが」
・「お役に立てず大変恐縮でございますが」
・「申し訳ございませんが」「(ご期待に添えず)申し訳ありませんが」「大変申し訳ないのですが」

みなさんも断る時の言葉選びに迷った際は、これらのクッション言葉を使ってみて下さいね!

8.主張を貫く

自分の主張を相手に認めて貰えなければ、相手にどんどん押されてしまい結局、頼みや誘いを受け入れる事になってしまいます。

だから、上手く断るには自分の主張を貫く事も必要なのです。

時には自分中心で考えることも

「人の頼みや誘いを断れない!」という人は、相手の事ばかり考え過ぎている傾向にあると言えます。

もちろん相手を気遣う気持ちは素晴らしいものだと思いますが、上手く断るには自分中心で考える事も時には必要です。

良好な人間関係を築く為に相手の都合に合わせてばかりだと、無理をして振舞わなければならなかったり、そこには我慢も伴いますよね?

無理も我慢もたまになら問題ないのですが、精神的に負担がかかる状態が長く続いてしまうと、いつか溜まりに溜まったストレスが爆発してしまいます。

それまで我慢して築き上げてきた人間関係を崩してしまう結果になる恐れもあるのです。

だから、こちらばかりが相手に合わせるのではなく、たまには自分中心に物事を考えて、相手に合わせて貰いましょう。

例えば、「この日なら参加出来ます」と相手の依頼に条件付きでOKを出してみたり、「それは難しいけど、こっちならやってみたいな!」と逆に提案するのです。

それで相手に却下されたとしても、結果的には断れますよね。

時には相手を説得する=自分の意見を理解して貰う事も必要になると思いますが、そこまで難しく考えずに、「自分はこうしたいんだけど、あなたはどうかな…?」と、相手の意見も尊重しながら話し合えばきっと上手くいくはずです。

断らないのがいいこととは限らない

今回は、“断る前に考えるべき事”と“断るのが上手い人がやってる8個のテクニック”をご紹介してきましたが、みなさんのお役に立ちそうな情報はあったでしょうか?

ここまで上手い断り方について説明してきましたが、これを見ている人の中には、「人からの頼みやお誘いを、どんな理由があっても断らないのが良い事だ」と思っている人もいるかもしれませんね。

特に優しい人は、「これを断ったら相手は困るだろうな…」とか「自分が断ったら代わりに他の人が嫌な思いをするかもしれない…」と相手や他の人の事を考えて、本当はやりたくない・気が乗らないけど引き受けてしまうなんて事も珍しくないのでは…?

確かに、そういう頼みや誘いを快く引き受けてくれる人は、周囲から好かれやすいのかもしれません。

だから、人からの頼みや誘いを断らないのも良い事の様に思えるのも分かります。

ですが、下手をすると、「どんな頼みも断らない都合の良い奴」と周囲から思われている可能性もあります。

その頼みや誘いを受ける事が相手の為にならない場合もあります。

例えば「宿題見せて!」とか「○○当番変わって!」など、本来ならば自分でやらなければいけない事を「代わりにやっておいて!」と頼む人がいたとして、それを「断らないのが良い事」精神で引き受けるのはちょっと違いますよね?

そういうのは自分でやらなくては意味がありません。

こちらが代わりにやった事を相手が自分の手柄にするのは、許してはいけないのではないでしょうか…?

つまり場合によっては、断らないのが良い事とは限らない、という話なのです。

断らないべきか、断るべきか、そこら辺の区別も的確に出来ると良いですね。

みなさんも、今回紹介した“お断りテクニック”を参考にしてみて下さい!