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はっきり断る人がやっている8個のテ...(続き5)

クッション言葉とは、お断りをする時だけでなく、逆に相手に頼み事をしたり異論を唱える時などに言葉の前に添える言葉で、これを使うと丁寧で優しい印象を相手に与える事が出来るのです!

つまり、言いにくい内容でも、相手に失礼にならずに伝える事が出来る訳ですね。

感情的になって思わず否定的な言葉やキツい言葉を使いそうになってしまった時でも、このクッション言葉を最初に付けさえすれば、多少は柔らかく聞こえるかもしれません。

特にビジネスの場面では効果的です!

ただし、クッション言葉を多用してしまうと、「回りくどい」「わざとらしい」と思われてしまう可能性もあるので、状況に合わせて適度に使用するのがポイントになります。

ちなみに、ビジネスなどでよく使われる“お断りのクッション言葉”には以下の様なものがあります。

・「恐れ入りますが」
・「(大変)申し上げにくいのですが」
・「あいにくですが」
・「残念ながら」「大変残念ですが」
・「失礼ですが」「失礼とは存じますが」
・「せっかくですが」
・「ありがたいお話ではございますが」
・「身に余るお言葉ですが」
・「お役に立てず大変恐縮でございますが」
・「申し訳ございませんが」「(ご期待に添えず)申し訳ありませんが」「大変申し訳ないのですが」

みなさんも断る時の言葉選びに迷った際は、これらのクッション言葉を使ってみて下さいね!

8.主張を貫く

自分の主張を相手に認めて貰えなければ、相手にどんどん押されてしまい結局、頼みや誘いを受け入れる事になってしまいます。

だから、上手く断るには自分の主張を貫く事も必要なのです。

時には自分中心で考えることも

「人の頼みや誘いを断れない!」という人は、相手の事ばかり考え過ぎている傾向にあると言えます。

もちろん相手を気遣う気持ちは素晴らしいものだと思いますが、上手く断るには自分中心で考える事も時には必要です。

良好な人間関係を築く為に相手の都合に合わせてばかりだと、無理をして振舞わなければならなかったり、そこには我慢も伴いますよね?

無理も我慢もたまになら問題ないのですが、精神的に負担がかかる状態が長く続いてしまうと、いつか溜まりに溜まったストレスが爆発してしまいます。

それまで我慢して築き上げてきた人間関係を崩してしまう結果になる恐れもあるのです。

だから、こちらばかりが相手に合わせるのではなく、たまには自分中心に物事を考えて、相手に合わせて貰いましょう。

例えば、「この日なら参加出来ます」と相手の依頼に条件付きでOKを出してみたり、「それは難しいけど、こっちならやってみたいな!」と逆に提案するのです。

それで相手に却下されたとしても、結果的には断れますよね。

時には相手を説得する=自分の意見を理解して貰う事も必要になると思いますが、そこまで難しく考えずに、「自分はこうしたいんだけど、あなたはどうかな…?」と、相手の意見も尊重しながら話し合えばきっと上手くいくはずです。

断らないのがいいこととは限らない

今回は、“断る前に考えるべき事”と“断るのが上手い人がやってる8個のテクニック”をご紹介してきましたが、みなさんのお役に立ちそうな情報はあったでしょうか?

ここまで上手い断り方について説明してきましたが、これを見ている人の中には、「人からの頼みやお誘いを、どんな理由があっても断らないのが良い事だ」と思っている人もいるかもしれませんね。

特に優しい人は、「これを断ったら相手は困るだろうな…」とか「自分が断ったら代わりに他の人が嫌な思いをするかもしれない…」と相手や他の人の事を考えて、本当はやりたくない・気が乗らないけど引き受けてしまうなんて事も珍しくないのでは…?

確かに、そういう頼みや誘いを快く引き受けてくれる人は、周囲から好かれやすいのかもしれません。

だから、人からの頼みや誘いを断らないのも良い事の様に思えるのも分かります。

ですが、下手をすると、「どんな頼みも断らない都合の良い奴」と周囲から思われている可能性もあります。

その頼みや誘いを受ける事が相手の為にならない場合もあります。

例えば「宿題見せて!」とか「○○当番変わって!」など、本来ならば自分でやらなければいけない事を「代わりにやっておいて!」と頼む人がいたとして、それを「断らないのが良い事」精神で引き受けるのはちょっと違いますよね?

そういうのは自分でやらなくては意味がありません。