気持に余裕を持てないため、周りの人が語るコトバに耳を傾ける冷静さをもつことができません。
このため、職場や学校での人間関係を築くことには無関心になり、自分が置かれている周りの空気が読めないKY状態に陥ることも少なくありません。
早合点な人が、KY状態に陥ることで、スムーズなコミュニケーションがとれなくなり、職場や学校での信頼関係を築くことが出来ずに、浮いた存在に陥ることがあります。
客観性がなく周囲の人が自分をどう見ているか分かっていない
早合点な人は、目先のことに強い関心を持つ傾向がありますので、物事を観るときの視野が狭くなっています。
また、自己中心的に物事を考えますので、周りの人の考えに興味を抱いて耳を傾けるこはありません。
このため、客観性がなく周囲の人が自分をどう見ているか分かっていない状況に陥っています。
自分の立場を客観的に振り返ることが出来ませんので、自分の言動が周りの人の目にはどのように映っているのか分かりません。
自分が浮いた存在になっていることも気づかずに日々の生活を送ることになります。
このため、仕事の面でもスムーズに計画通りに進めることが難しくなり、職場の中でも必要とされる『人財』になることが難しくなります。
知ったかぶりが多い
早合点な人は、自尊心が強い面をもっています。
このため、周りの人との会話の中で自分が理解できないコトバが出てきても、知ったかぶりが多い傾向があります。
自尊心を守るために、正直に「知らない」とは言わずに、知ったフリをすることが多々あります。
早合点する人は、他の人の話を最後までキチンと聞かないため知識が浅いままになっています。
ですから、知らないことが多くなってくるのです。
知らないことが増えると、知ったかぶりをする振る舞いが多くなり、周りから信頼される人間関係を築くことができなくなります。
人に良く見られたい
早合点な人には、自尊心の高い自己中心的な考えの人が少なくありません。
自尊心が高いことで、自分の存在を周りにアピールして優越感に浸りたいという意識が強くなり、「人に良く見られたい」という願望が強くなっていきます。
また、人に良く見られたいために、自分の考えを前面に押し出してアピールすることに一生懸命になり、他の人のコトバに心を向ける余裕がありません。
プライドが高い
早合点する人の中には、自分の考えと他の人の考えを比べて、自分の考えが優れていると勝手に思い込んで優越感に浸る人がいます。
優越感をもつことに強い拘りを抱いている人は、プライドの高い人と言えます。
プライドの高い人の中には、心の奥に劣等感を抱えているケースがあります。
心の奥に『閉まっている』劣等感を他の人に気づかれないようにするために、プライドの高さを誇示し、カモフラージュすることがあります。
人の話をきちんと聞かない
早合点する人は、自分の考えは正しいと思い込んでいますので、他の人の話を聞くことに興味を示さないことがあります。
頭の中は、自分の考えを周りの人に分かってもらうことでイッパイになっています。
このため、人の話をキチンと聞かないことが多々あります。
職場の中で、人の話をキチンと聞かない振る舞いをすることは、周りの人の目には軽率な姿として映りますので、信頼関係を築くことが難しくなります。
人の話をキチンと聞かない振る舞いは、人を軽々しく扱う心理状態の表れと言えます。
早合点を直す方法
自分の人生を大切に考えることのできる人は、他の人も大切にする感性を備えています。
人はお互いに「持ちつ持たれつ」という人生観を持つ人は、自分の考えを大切にすると共に他の人の考えも大切にします。
他の人の考えを大切にする人は、人の話を最後までキチンと聞くことの出来る人と言えます。
人の話を最後までキチンと聞くことが出来るようになるためには、話しの内容を確認することを心掛ける方法があります。
「〇〇という理解でよろしいですか?」と相手に確認する心遣いを習慣づけることで、相手の話を最後まで聞く習慣が身に付ついていきます。
また、周りの人への思いやりを心掛けることで、人の話を最後まで聞く習慣を身に付つけることができて、早合点を治すことができます。
また、早合点を直すためには、自分の人生観を振り返り、見直すことが必要です。