ちょっと上司から気に入られていたり、そこそこの顧客を持っていたり、また営業成績が良かったりすると、自分よりも下の人達を馬鹿にします。
同じ営業の仕事で、自分が先輩よりも成績が良かったら、「いや~自分の方が後輩なのに、先輩よりも上になっちゃいましたね。」などと嫌味っぽく口にしたり。
「何か分からないことがあったら聞いてくださいね。」と上から目線で言ってきたりと、「自分は先輩よりも仕事ができる」というアピールを鬱陶しいほどにしてきます。
また、一度そうなってしまうと、他の件で先輩が後輩を叱った時には、「自分よりも成績が悪い人に言われても説得力がないですよね。」などと言って、まともに先輩の話を聞かないこともあります。
3.自己中心的
生意気な後輩は、常に自己中心的です。
会社で働く以上は、最低限周りの人達と協力し合って仕事をする必要があるのに、自分の都合だけをいつも最優先にしようとします。
例えば事務の人に仕事を頼む時に、事務では届けられた仕事を順番に処理しているのに、「急いでいるから最優先でやって下さいね。」と事務の都合も聞かずに一方的に仕事を押し付けることがあります。
また、仕事の納期の関係で、部署内の全員が残業をして一生懸命に仕事をしている中で、「今日はこれから出かけるので失礼します。」と自分だけさっさと退勤してしまうこともよくあります。
個人的な残業ではなく、部署内の全員で必死に仕事に取り組んでいるのに、「定時を過ぎたから」という理由で平気で退勤してしまう神経の図太さは中々のものですが、完全にその場の雰囲気を悪くしています。
しかしそうした自己中心的で、協調性のないやり方を平然としているのが生意気な後輩ですので、もし自分が先輩だったらストレスになることも多いでしょう。
4.ワガママを言う
会社では、個人的な感情や都合は優先されません。
忌引きのような致し方のない事情があれば、もちろんそちらが優先されますが、そうでない限りは一個人の感情や要望は通らないのが普通です。
会社では決められた社則があり、その社則に則って皆が同じように仕事をしています。
しかし生意気な後輩は、社則とは関係なしにあれこれと子どものようにワガママを言うことが多いです。
月の決済が迫っている忙しい時期でも、「友達とスノボに行くので」と周りを気遣うことなく堂々と有給の申請をしたり、日時を変更できるような個人的な都合で早退したりします。
また、仕事のやり方を教わっている時にも、「そのやり方よりも、こっちのやり方の方がいいと思うんですけど。」と教えられている立場を弁えずに、自分のやり方でやりたいとワガママを言うこともあります。
些細で、かつ仕事に関係ないワガママであれば適当に聞き流せますが、仕事に関することであれこれとワガママを言うことも多いでしょう。
そのため、先輩や上司などをうんざりさせることが多いのです。
聞いてくれるという思いが後輩にはある
何の根拠があるのか、後輩には「自分の意見を聞いてくれるはずだ」や「自分の意見は聞いてもらえるのが普通だ」などと、自分の意見を聞いてもらえると思い込んでいることがよくあります。
会社という組織が関係のない場所であれば、個人の考えや意見は確かにそれなりに尊重されるべきなのかもしれません。
しかし、会社という大きな組織の中においては、個人的な感情は仕事とは一切関係がありません。
個人にとっては体調が悪いことと、仕事が遅くなることには深い関係があっても、会社全体から見た時には、いち個人の体調不良など会社には直接関係がないと判断されてしまいます。
あまりそれらが極端すぎるとブラック会社になってしまうこともありますが、「寝坊したから遅刻した」や「映画を観たいから早退したい」などのあくまでも個人的な事情や希望などは、いちいち会社では考慮されないのが普通でしょう。
しかし生意気な後輩の場合は、自分の意見がそこそこ会社に対して通じると思い込んでいる節があります。
そのためしょうもないことでワガママや自分の意見を主張することが多いのです。
5.ヤンチャな性格
生意気な後輩は、ヤンチャな性格をしていることが多いです。
基本的に怖いもの知らずで度胸はありますので、先輩や上司に対しても堂々とものを言います。
仕事もまともにできない内からヤンチャな部分ばかりが見えていると、先輩や上司からは単に「生意気なやつだ」と思われて厄介者扱いされてしまうでしょう。
しかしその一方で、上司や先輩の理不尽なパワハラにも堂々と文句を言ったり、会社の方針が間違っていればなあなあにすることなくそれを指摘したりします。
普通の人では言えないようなことまで鋭く切り込んでいきますので、同僚からは頼りにされることもあるでしょう。
6.明るい
生意気な後輩は、言動や態度はとても目につきますが、元々は明るい性格をしている人が多いです。
どちらかと言えば体育会系のタイプが多く、「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」という考えがハッキリとしています。
そのため、例え相手が先輩や上司でも、相手が間違っていると思えば堂々と指摘しますし、一方で自分が仕事を楽しいと感じていれば、事務的にではなく全力で仕事に集中して取り組みます。
営業や接客仕事の場合には、案外その明るさで顧客に気に入られることも多く、それが営業成績に繋がることも少なくはないでしょう。
そんな後輩からすれば、あれこれと指摘や怒りだけをぶつけてきて、自分ほど仕事でふるっていない先輩がいたのなら、思わず反抗したくなってしまうのかもしれません。