人それぞれ好みの顔があると思います。
その中でも多くの女性が好きな顔だちというと、精悍な顔立ちかもしれません。
男性らしく、そして整った顔立ちの精悍な顔は、誰が見てもかっこいいと思わず言ってしまうような顔だと思います。
しかし、“精悍”という言葉、あまりピンとこない人もいるのではないでしょうか。
今回は、精悍な顔立ちの特徴と芸能人を例に挙げてご紹介していきます。
精悍な顔立ちの人を分析してみよう
“精悍な顔立ち”と聞いて、いったいどんな人を思い浮かべますか?
言葉のイメージからなんとんなく思い浮かぶ人もいると思いますし、意味を知っているのですぐに当てはまる人が出てくるなんて人もいるはずです。
その一方で、全く想像もつかないけど、とりあえず整ったかっこいい顔立ちなんて曖昧な人も多いでしょう。
そして、中には“なんて読むのかも分からない…”なんて人もいるかもしれません。
「精悍」は“せいかん”と読みます。
しかし、読み方が分かったところで、あまり聞き覚えもないのではないでしょうか。
なので、ぜひ今回“精悍な顔立ち”について詳しく知っていってほしいと思います。
まずは、そのあまり聞き慣れない“精悍”の意味や使い方についてまとめていきます。
そして、そのあと具体的にどんな特徴があるのか見てもらえれば、想像もよりつきやすいのではないでしょうか。
精悍とは?
“精悍”とはどういった言葉だと思いますか?
まず、一文字ずつ見ていくとなんとなくイメージがつかめるかもしれません。
「精」という文字は、比較的色々なところで使われているので、分かる人も多いのではないでしょうか。
“精密”などのように細かく詳しいことなどに用いられる場合や、“精鋭”や“清酒”のような優れたものや純粋で混じりけのないものを示す場合にも使われる漢字です。
それに対し、「悍」の文字はあまり馴染みがないのではないでしょうか。
たしかに普段は使うことの少ない言葉だったりします。
意味としては、“荒い”や“たけだけしい”などの攻撃的な意味の漢字のようです。
その二つの漢字が合わさってできる「精悍」という言葉は、少し意味を捉えにくいかもしれません。
細く繊細なのか、荒く気が強いのかどこかちぐはぐなような気もしてしまうと思います。
では、「精悍」というのはどんな意味なのでしょうか?
意味
実は「精悍」という言葉の意味は、一つ一つの意味とあまり遠くなかったりするんです。
辞書に載っている意味は「顔つきや態度に勇ましい鋭い気性が現れていること。またそのさま。」とあります。
鋭さや勇ましさ、荒々しさなど、「精」漢字の意味も「悍」の漢字の意味にも入っているような意味ですよね。
あまり目にすることのない「精悍」ですが、小説などにはよく使われているようで、太宰治“佳日”の中にも登場する言葉なんだとか。
使うタイミングとしては、やはり顔立ちや目つきなど、容姿について表す際に使われるようです。
主に男性に対して使う
この「精悍な顔立ち」という言葉、意味だけ考えれば女性にも使えるようにも思えますが、基本的には男性に対して使う言葉なんだそうです。
たしかに可愛らしいなどと違って、女性らしさを表す言葉というよりは、男性らしく強いイメージの言葉ですよね。
なので、男性のようにきりっとしている女性であっても、基本的には女性には使わない言葉なんだそうです。
女性に使うのであれば、「精悍な顔立ち」ではなく、「凛々しい顔立ち」などが会うかもしれません。
精悍な顔立ちよりは荒々しさが抜けて、綺麗さやかっこよさが表現できると思います。
精悍の類義語
まだ「精悍」という言葉がつかめていなかったり、使うタイミングの分からない人もいると思います。
そんな人は、似たような言葉を想像していくと、よりイメージが掴めるかもしれません。
まず外見で“精悍”と似たような言葉であれば、“キリッとした”や“引き締まった”などが当てはまります。
また、“姿勢が正しい”や“気合の入った”なども似たような言葉なので、一大勝負のときにも、「精悍な顔立ち」などといった使い方もできるのではないでしょうか。
そして、精神的や内面で“精悍”を表すような言葉には、“猛々しい”や“強靭な”といった攻撃的な言葉や“たくましい”や“底力のある”といった強さなどを表す言葉が用いられます。
そして、“精悍さ”など感じで使われるときには、似たような言葉に“勇猛な”や“男らしい”などといった力強さや荒々しい言葉などがあるんだそうです。
類義語を見ると、なんとなくふわっとしたイメージから、ぐっとイメージが掴めるのではないでしょうか。
精悍の対義語は?
では、逆に“精悍”の対義語にはどんなものがあると思いますか?
類義語などからも分かると思いますが、柔らかくおとなしいイメージの言葉です。