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他人の目を気にしてしまう7個の心理...(続き2)

相手がまったく自分とは関わりがなければ、自分のことを考えているわけではなさそうだと安心できるでしょう。

その一方で、一度でも気まずくなったり、トラブルになったりしたことのある相手の場合には、「まだ自分に不満を持っているのでは・・」と相手が何も言っていない内から、勝手に一人で心配して悩んでしまうこともあります。

3.自分と相手を比べてしまう


他人の目を気にする人は、自分と相手とを比べてしまうこともしょっちゅうです。

友だち同士であれば、近況が大きく違っていないかどうか、恋人や配偶者の有無などの違いで相手とついつい比較してしまうことがあります。

また、会社の同僚が集まっている場では、自分と他の同僚1人ひとりとで、容姿や性格、能力や収入の差などを比較して、勝手に自分が安心したり不安になったりします。

ほとんどの場合、当人の心の中だけで比較していますので、それで現実に誰かとトラブルになるようなことはないでしょう。

しかし自分と相手を毎回比べていると、自分が相手よりも劣っていると感じた時には一方的に落ち込みますし、また自分よりも劣っていると感じている相手が上司と親しげに話していると、途端にそれが気になって焦ってしまうなど、とにかく1人で慌しくあれこれと考えてしまうことが多いでしょう。

相手と対等でいられているのか

自分に自信がないと、常に自分と相手とを比較して、自分がはたして相手と対等でいられているのかといつも気にしてしまいます。

相手よりも優れていたとしても、ちょっとしたことで自信をなくしてしまいやすいため、あまり天狗になることはありません。

その一方で、相手よりも少しでも自分が劣っていると感じると、周りの目や評価を気にして焦ってしまい、慌てて劣っている分を取り戻そうとするでしょう。

そのため、他人の目を気にする人にとっては、周りの人と自分が常に同じレベルでいられるかどうかを何よりも気にしています。

周りから対等でなくなってしまうと、悪い意味で自分が目立ってしまうと考えていることも多いです。

上にも下にも離れすぎず、適度に同じような位置や立場を保つことで、自分も周りと同じなのだと安心できます。

そうやって周りの人に依存することは、周りからの評価を下げてしまうことになります。

しかし当人にとっては、それが一番安心できるやり方なので、なかなか変えることはできないでしょう。

4.自分のことをどう思っているのか気になる

他人の目を気にしてしまう人は、いつでも他人からの自分に対する評価を気にしています。

他人から嫌われたり、悪く思われたりすることを極端に恐れているため、いつも周りからはよく思われていたいと周りに都合よく振舞うことが多いです。

大人になると、誰もがある程度自分の本心を隠して仕事や私生活を送りますので、周りの人達が自分に対してどう思っているのかがハッキリと分からずに、もやもやと思い悩んでしまうことも少なくはないでしょう。

かといって、相手に対してストレートに「自分のことをどう思う?」などと聞ける勇気は到底ないため、いつも悶々と悩んでしまうことが多いのです。

大抵の人は、周りの人の自分に対する態度や言動、雰囲気などから相手が自分をどう思っているのかを予想します。

他人の目を気にする人は、その中でもとくに相手の自分に対する些細な態度の変化にも敏感ですので、ちょっとしたことで「嫌われたのではないか」と不安に感じることもあるでしょう。

例えそれが、たまたま相手が不機嫌なだけだった場合でも、自分に対して不機嫌になっているのではないかと考えてしまうことが多く、余計な気苦労が絶えないことでしょう。

嫌われたらどうしよう

自己評価が低い人ほど、他人からの自分に対する評価に依存します。

すると他人から好かれることで自分に自信を持てますが、その一方で他人に嫌われてしまうと、さらに自分に対する評価が下がってしまうため、不安で仕方がありません。

そうした心理から、常に他人に嫌われることを恐れて生活している人も実は少なくないでしょう。

他人から与えられる評価に自分の精神を依存している人は、少しでも他人とトラブルになると、すぐに「嫌われたらどうしよう」と考えてしまいます。

もしトラブルになった原因が相手にあったり、相手の態度や言動が悪かったりしても、それでも相手に嫌われたくないと考えて、必死になって自分から下手に出てしまいます。

すると相手は調子に乗って、相手との間で上下関係ができてしまいますが、それでも相手に嫌われるよりはいいと思い、相手よりも下の立場で甘んじてしまう人もいるでしょう。

5.マイナス思考

他人の目を気にする人は基本的にネガティブでマイナス思考です。

自分に自信がある人はポジティブでプラス思考ですので、誰かが自分を見ていれば、それをいい意味で注目していると捉えるでしょう。

また、人間関係でトラブルが起きても、「本音で話し合えば分かり合えるはず」と相手に合わせることなく自分から全力でぶつかっていきますし、もしそれで相手と疎遠になってしまっても、「相性の良し悪しはあるものだから仕方がない」と割り切る心の強さを持っています。

一方でマイナス思考の人は、それがすべて正反対に働いています。

誰かが自分を見ていれば、それを悪い意味で捉えますし、人間関係でトラブルになれば「嫌われてしまったのでは」と不安になります。

そして嫌われたくないからと自分の本音を隠して相手に接し、相手に合わせたりいい顔をしたりして、無難で平穏な人間関係を築こうとするでしょう。

また、誰かが自分を見限ったら、相性云々などと考える余裕もなく、それこそちょっとした絶望感を味わってしまいます。