女性からボディタッチされるとドキドキする、なんて男性の話、聞いたことがありませんか?
合コンなどでもよく聞くテクニック、『ボディタッチ』。
触るだけだと言っても、具体的にどうやって触ったらいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。
あまり露骨に触りすぎるとあざとくてひかれちゃうなんて声も聞こえてくるし、ちょうどいいドキドキしてもらえるボディタッチがどれくらいなのかわからない!
そんなあなたに、『上手いやり方』ご紹介しちゃいます!
恋愛の王道テクニック『ボディタッチ』
一緒に食事に行った時、飲み会に行った時、合コンで席が近くになったとき。
いろんなときに使えちゃう王道テクニック。
それが『ボディタッチ』です。
あなたと相手がいればそれだけでいつでもどこでもできてしまうからとっても簡単。
それなのに、奥が深いテクニックなんです。
ちなみに、男性から女性の場合に比べて、女性から男性へのボディタッチは男性側に警戒心が少なく、触られて嫌な思いをさせることが少ないと言われています。
女性からボディタッチされると、男性はストレートに「相手は自分に好意をもってくれている」と受け取ってくれることが多いそうなので、いいなと思う男性には積極的に『ボディタッチ』、チャレンジしてみてください。
距離や相手に意識させる1番の方法
なぜボディタッチが良いのかというと、相手に自分を意識させやすいからなのです。
単純に話しかけられるだけでも、話しかけられないときに比べると相手のことを意識しますよね。
話しかけるだけでなく更にタッチの動作を加えると、より相手が受け取る好意が上がると言われています。
海外では、お店などでサービスを利用したときにお店の人に対してチップを渡す文化がありますよね。
このチップが収入の大部分を占めるため、海外のスタッフにとってはもらえる額でお給料がかなり上下してしまう重要なものなのです。
チップにも相場がありますが、相場の中でもできるだけ高い金額をもらいたいもの。
できるだけ高い金額のチップをもらうために、実は『ボディタッチ』が有効だったのです!
あるレストランで実験をしたところ、スタッフが食事やカトラリーなどをテーブルにサーブしたり、メニューを渡したりする際、普通に接客した場合と、わざと少しお客さんの手に触れるようにして渡したときとでは、後者の方がもらえるチップの額が多かったんだそうです。
確かにコンビニエンスストアのレジなどでも、単純にお会計しているときと、おつりをもらうときにちょっとお店の人の手が自分の手に触れる時では、後者の方がどきっとしませんか? 少し相手に対する距離感が縮まって、印象的になります。
中にはお客さんの手を握ってその上に手を添えておつり置いてくる店員さんもいますよね。
同性でもドキドキしちゃいますよね。
丁寧な渡し方で好感度もアップです。
逆に絶対に指がふれないようにこちらの手にぱらぱら小銭を落としてくる人には、ちょっぴり「あれ?」と思ってしまいませんか。
このボディタッチ効果、選挙の前の候補者の街頭演説などでも使われています。
候補者が演説の前後に有権者と握手をするのは、有権者に自分のことを意識をさせる為。
まったく知らない人の話より、名前を知っている人の話の方が耳に入りますよね。
更に、話を聞いたことがある、実際に見たことがある人となると印象がどんどん強くなっていきます。
手を振ってくれたことがある、握手をしたことがある、となるとますます好感度が上がっていくのです。
このため、演説が終わった後でも時間が許す限り近くにいる有権者に握手を求めます。
握手を求めてくる有権者だけでなく、立っているだけの人にも近付いて両手で握手をしている姿を見かけることもありますよね。
片手でさっとするよりも、両手を握って目を見て「ありがとうございます」「よろしくお願いいたします」と言われる握手の方が多く見られると思います。
ぎゅっと強く握ってそう言われると、じゃあ応援しようかな、と思うのが人情というものなのです。
体温を感じることで、相手が同じ人間であることを認識し、親近感が湧くのです。
握手と言えばアイドルなどの芸能人がする握手会やハイタッチ会、サイン会などもそうですね。
テレビで見ているアイドルよりも、ライブで肉眼で見られるアイドルに惹かれるものですし、更にサイン会で接近できると印象が強くなります。
触れ合えるほど近くにいることにドキドキ。
会話をすると声の出し方や笑顔なんかに魅力を感じますね。
タッチや握手で好感度はますますアップ。
意外と手が小さいな、とか爪が綺麗だな、なんて印象が残って、相手のことをより近くに感じ、意識するようになるのです。
実は対異性だけに限らない
上にあげた例のように、ボディタッチには恋愛的な好意だけでなく、人としての好意や信頼、友情などの感情をつたえるときにも使えるものなんです。
仲良しになりたい人と距離をつめたいときに、ただ話しかけるだけでなくさりげなくボディタッチをしてみませんか。
きっと距離が一気に縮まるはず! ぜひボディタッチの技を使ってみましょう。
意外にやり方が分からない
でも、ボディタッチと言っても、具体的にはどう触ればいいのでしょうか。
知らない人や嫌いな人にいきなり触られたら嫌悪感を覚えてしまいますし、触られ方や触られる場所によっても受ける印象が変わりますよね。
たとえ知っている人相手でも、変な触り方をされたら警戒しますし、びっくりしたり嫌だと思ったりしてしまうことも。
好きな人が相手でも、あんまりベタベタ触られ続けたらうざい!と思ってしまうかもしれませんよね。
では、どんな触り方がスマートなのでしょうか。
ただ闇雲にタッチしてもだめそう、とは思っていても、なら一体どうやれば効果的なのかというのは実は意外と知られていないようです。
ボディタッチする際のコツ
効果的なボディタッチとは、どんな風にしたら良いのでしょうか。
触ればいいだけのボディタッチとは言え、いくつかの注意点がありますよ! コツをいくつかお教えしますね。
触り過ぎない!
やっぱり一番注意したいことはこれ。
触りすぎないことです。
効果のあるボディタッチとはいえ、やり過ぎては逆効果。
なにごともやり過ぎには注意です。
長い間ずっと触り続けたり、何度も何度も頻繁に触ったりするのは避けましょう。
男慣れしていると思われる
触り過ぎることで失敗してしまう理由のひとつがこれ。
あんまり触り過ぎると、慣れているのかなと思われてしまいます。
男に慣れていてよく遊んでいるのかなと思われると、あまりプラスポイントにはならないですよね。
また、ひとりの人にばかりこれ見よがしにしつこく触っていると周囲の人からも「あの人のこと狙ってるのかな」とまるわかりになってしまいますし、相手の人にもひかれてしまうかもしれません。
逆に、どの人にも手当たり次第触っているようだと「この子、いつもこうなんだろうな」と思われてしまいます。
『いつも合コンで男相手にはボディタッチをよくしている人』と思われてしまったら、折角ボディタッチをしても特別な意味がなくなってしまい、効果がでなくなってしまいます。
警戒心がないと思われる
気軽に男の人に触る人というのは、軽い女、浮気をする女、警戒心がない女、と思われてしまう恐れもあるので注意が必要です。
『男慣れしていると思われる』に通じるものがありますが、いつでも男の人にボディタッチをしている軽い女性、どんな男の人にも警戒心を抱かずに近づいてしまう女性だと思われてしまいます。
彼氏がいても、彼氏のいないところで彼以外の男の人に平気で触っていそう、と思われてしまう可能性も。
このように相手に思われてしまうと、相手があなたに対して警戒心を抱くようになってしまいます。
ボディタッチが逆効果になってしまうので注意です。
計算だと思われる
効果的なはずのボディタッチ。
あざといやり方をしてしまうと、「わざとやっているんだな」と思われてしまうかもしれません。
『自分に好意を抱いてくれている』と思わせるのが目的のはずのボディタッチなのに、「あざとい子だな」「わざとらしいな」「いつでも誰にでもこうやっているのかな」と思われて、ひかれてしまいます。
こういう子なんだな、と思われる
男の子にも女の子にも、誰にでもやっていると、単純に「誰にでもこういう距離感の子なのだな」と思われてしまいます。
『そういうキャラの子』だとひかれはしませんが、かと言って特別に意識もしてくれなくなるかも。
友達にはなれるかもしれませんが、異性として意識してもらうには悪手になってしまいますので、さじ加減が重要です。
特別感を感じさせる
ボディタッチのうまい使い方は、相手に自分が特別に思われているんだ、と思わせることです。
「自分だけが特別」「好意を抱いているからだ」と感じた相手は、自然とあなたに好意を抱きます。
そのためには、たとえば下記のようなことに気をつけてみてください。
2人きりの時にすると効果UP
普段みんなでいるときは特に距離も近づかないし、ボディタッチもしてこないのに、自分とふたりだけになるとタッチしてくる。
となると、特別感がありますよね。
自分だけに気を許してくれている、自分のことが好きなのかも? と大抵の人が考えるでしょう。
好きな人にだけする
みんなといるときでも、他の人のことは触らないのに自分のことだけはやたら触ってくる、となると、「自分のことが好きなのかも……」と考えるのも自然なことでしょう。
逆に誰にでも触っていたら特別には思ってもらえませんよね。
そういう人なのかな、と思われてしまいますし、もし相手があなたに好感を持ってくれていたとしたら、他の人にもボディタッチをしている姿を見て嫉妬してしまうかもしれません。
もちろんわざと嫉妬させるところまで折り込み済みならば良いのですが、テクニックとしてはかなり上級テクニックになってしまうのでちょっとむずかしいです。
触ってもいいと思わせる
触られるということは、自分も触ってもいいということかも? お互いにボディタッチするような距離感を作ることができます。
そうすれば、親密度が増します。
好感度も増しますし、相手が思い切った行動にも出やすくなります。
もしちょっとおとなしめの男の人でも、あなたからのボディタッチOKサインを見て、積極的な行動に出てくれるようになるかもしれません。
触れた時に笑顔を向ける
さりげないボディタッチで「え、今触ったよね?」というドキドキを与えるのもひとつの手です。
そしてまた、「ねぇねぇ」と話しかけたときなどにはとびきりの笑顔で話しかけつつタッチしてみましょう。
笑顔を向けられて嫌な気持ちになる人はめったにいません。
かわいい笑顔でぜひトライしてみてください。
自然に特別アピールをする
あくまでも自然に、さりげないボディタッチを心がけてください。
ほんのすこしの動作で、意中の相手にあなたの特別な思いを伝えることができるかもしれません。
ボディタッチの7個の上手いやり方
わざと触っていることが見え見えの触り方は興ざめしてしまいます。
嫌悪感を抱かせず、ナチュラルに適度なボディタッチを心がけてみてくださいね。
1、偶然を装う
文字通り、偶然を装ってみましょう。
お店の人が持ってきてくれた飲み物をテーブルの端にまとめて置いたとき。
「回すねー。ビールの人ー」と言いながらジョッキを手に取り、「あ、おれビール」といった人に渡すとき。
ほんのちょっぴりでいいので、手のどこかを相手の手のどこからにちょんと触れさせます。
べったり触れさせる必要はありません。
ジョッキを掴むつもりがついうっかり手に触ってしまった、という意識をさせることが重要なのです。
ほんの一瞬で大丈夫。
ノーリアクションでもOKですし、「あ、ごめんなさい」と詫びてみてもOKです。
そんなちょっぴりのボディタッチが、じわじわと効果をあげてくるはず。
あくまで”さり気なく”触れる
あくまでも偶然、その気はないのに、おしぼりを渡す時にたまたま勢い余って、持っている手と受け取る手が『ちょん』と触ってしまった。
こんな程度のさり気なさが大事なポイントです。
トイレに立って戻ってきて、座る時に肩がちょんと触れる。
メニューを取ろうとして、取ってくれようとした人の手とちょんと触れる。
こういったほんのちょっぴりのボディタッチがいいですよ。
2、会話の中で自然に触れる
急に脈絡なくボディタッチをするよりも、会話の中で触れるのが一番無理なく自然にできるやり方かもしれません。
難しそうに見えて、実は簡単。
そういう話題にさえなれば、自然にボディタッチができちゃいます。
ハイタッチや握手で意気投合!
会話をしていて意気投合すること、ありますよね。
「おれ広島出身なんだよ」「え? ほんとに? あたしもあたしも!」みたいなときです。
「このまえのワールドカップ見た?」「あたしパブリック・ビューイング行ったよ」「おれも!」このタイミングで、えっほんとに!の勢いにまかせて、ハイタッチや握手を求めてみましょう。
「わーい、いぇーい」「仲間仲間ー」というノリでかわいくやってみます。
よほどノリが悪い人でないかぎり、のってきてくれるはず。
そうすれば、自分から一方的にボディタッチをするのではなく自然なボディタッチができてしまいます。
手相占いの話をする
「あたし手相占いができるの」といえば、「じゃあ見てみてよ」なんて相手の方から手を差し出してくれるので、気負わずにボディタッチができますよ。
もちろん、手相占いができないという方でも大丈夫。
そんな場合は「あたし生命線が長くてね」「この前占い師さんにこの線が変わってるって言われてー」と話し始めるのです。
そうすると、「この線がね」という説明に、「え。
これ?」なんて相手の方からあなたの手相を指差してくることもあるでしょう。
手の大きさ比べ
手相占いと同じく「あたし手が小さいの」「あなた手が大きいね」なんて会話の中で手を合わせて大きさ比べをしてみましょう。
「わーほんとだー」なんていいながらぴったり相手と手のひらをあわせてのボディタッチができちゃいます。
手が冷たい、あったかいなんて話でもいいですね。
髪の話をする
「美容院でトリートメントしてもらったから今つるつるなんだ。触ってみて!」と自分の毛束を差し出してみたり、「髪柔らかそうできれいだね。触っても良い?」と聞いてみたりするのも手です。
相手の肌に触るより、髪の方がちょっと触りやすいというメリットもあります。
シャンプーのいい匂いがするとそれもポイントアップですよ!
背中も自然に触れるポイント!
ひどく咳き込んでしまったり、「酔っちゃって気持ち悪い」と言っていたりしたときに、「大丈夫?」「飲み過ぎだよ」なんて言いながら背中に手を当ててさすってあげると、自然にボディタッチできます。
心配してくれて嬉しい、とも思ってもらえるかもしれませんね。
思い切って手を繋いでみる
会話の流れの中で、手をつないでみるといいです。
「昨日のドラマで手をこんなふうにてをつないでてね」なんていう会話の流れで、相手の手を借りて手を繋いでみる。
会話としてはあくまでもドラマの再現なので自然。
でも実際に手を繋いでしまっているので相手はどきどきするはず。
ちょっと上級的ニックかもしれませんね!
3、「やだー」と言いながら押す
これも自然にボディタッチができる手です。
しかもずっとべたべた触っているわけではなくて一瞬冗談ぽく触れるだけなので、ボディタッチが苦手だと思っている人でも比較的やりやすいはずです。
なにか面白い話や照れてしまう局面などで、「やだー」と言いながら押す。
または、誰かの話に「なんでよー」とツッコミをいれるときに押してみるのも良いですね。
『押す』=『触る』
ほんの一瞬のぽん、と押すだけでも、立派なボディタッチです。
これはハードルが低いので比較的簡単にできるはず。
会話の中に少し取り入れてみましょう。
4、腕を掴む
これは少しむずかしいかもしれません。
相手の腕を掴んで見るボディタッチ。
「二軒目行こう!」と冗談ぽく腕を掴んだり、組んでみたりするのもいいかもしれません。
単なるボディタッチよりも体が密着するので上級テクニックですが、相手はかなりどきどきするはず。
掴む頻度は程々に
上級テクニックだけに、あまり乱用してはいけません! ここぞというタイミングでさっと繰り出してみてください。
5、筋肉にボディタッチする
男性の二の腕が好きな女性は多いもの。
筋肉の話題になったら、「あたし筋肉フェチなの」なんて言って触ってみるのもいいかもしれません。
相手がトレーニングをして筋肉をつけている人なら、誉められて嫌な気はしません。
むしろ「ここもすごいんだよ」なんて話をふってくれるかもしれませんね。
話をするきっかけにもなる
「どんなトレーニングしてるの?」「どうしたら効果的に筋肉がつけられるかな」など疑問に思ったことを質問してみるのも良いかも。
ボディタッチから新しい会話が始まり、話が広がるきっかけにもなりそうです。
「二の腕フェチで……」「血管が見えてるのってセクシーですよね」なんてどんどん話をふってみましょう。
6、身体以外に触れる
どうしてもボディタッチはハードルが高すぎる、触るのは恥ずかしい!というあなたにおすすめなのは、身体以外へのタッチです。
効果的な身体以外へのボディタッチの場所はというと、ずばり服と髪なんです。
裾など端を掴む
呼ぶときなどに服の裾、腕の服の部分だけをつまんでひっぱってみましょう。
コートの裾やパーカーの紐などでも十分です。
これだと、だいぶハードルが下がりますよね。
人が多い道を歩いているとき、日が暮れてきて心細いときなどにも心理的にしやすいでしょう。
身体には触れていなくても、相手の衣服に触れることは、それだけで相手が意識してしまうポイントになり得るのです。
襟やネクタイを直す
これも王道かつやりやすい身体以外へのボディタッチのひとつ。
襟が折れていたりネクタイが曲がっていたりしたら、「襟が折れちゃってますよ」「ネクタイが曲がってますよ」と言って相手の洋服に手を添えて直してあげましょう。
距離も縮まりますし、よく気がつく女の子アピールも同時にできちゃうかも。
ごみを取ってあげる
髪や洋服についたごみに気がついたら、「ごみがついちゃってます」と言いつつとってあげるのも◎。
あなたに自信があるというときは、なにも言わずにそっと近付いてごみをとってしまうのも手。
「いったいなんだろう?」と相手はきっとどぎまぎするはず。
このどきどきが、あなたを意識させることにつながるのです。
ボディタッチが苦手な人におすすめ
相手の身体には触れなくても、洋服や髪の毛になら触りやすいですよね。
相手が潔癖症な場合でも、これなら嫌がられないはず。
ボディタッチせずに、それでいて相手のパーソナルスペースに入り込んで意識させることができちゃいます。
それでもハードルが高いと感じる場合は、相手の鞄や携帯などの持ち物へのタッチから始めましょう。
7、普段から距離を縮め触れる
普段から会っている相手なら、ここぞというときにいきなりボディタッチではなくて、徐々に距離を縮めていくというのもひとつの手です。
一般的な距離感から徐々に距離を縮めて、仲良しな人同士の距離まで詰められたときには、ふたりの心の距離も縮まっているかも!
パーソナルスペースを攻略せよ
パーソナルスペースという、他人に近づかれると不快感を覚える距離があります。
これは男女差や個人差もありますし、民族によっても差があると言われています。
動物としての本能から、攻撃を加えられる距離かそうでない距離かというのは実はかなり重要なんです。
アメリカの文化人類学者が分類したのは4パターンあります。
ご紹介していきますね。
①公共距離
一番遠いのが『公共距離』といって、3.5m以上の距離がある場合。
複数の相手を見渡すことができ、偉い人と会うときや講演者の話を聞くときのような空間のことを指します。
②社会距離
次に遠いのがこの子『社会距離』。
1.2mから3.5mほどの距離です。
手は届かないけれど会話は簡単にできる距離で、商談などもこの距離感です。
③個体距離
ここから、相手に触れる距離感になってきます。
45cm~120cmの距離になり、お互いの表情もよく見える距離です。
目安としては、片手または両手を伸ばしたくらいの距離になります。
④密接距離
読んで時のごとく、密接できる距離です。
ここまでの距離は相当親しくないと、ひいてしまう距離になります。
目安は手を伸ばしたときの肘あたりまでの距離。
とても親しく、簡単に抱きしめられる距離です。
通常、恋人同士ではない友達同士、会社の同僚といった関係であれば、公共距離や社会距離を取ることが多いはずです。
個体距離から密接距離になると、相手は「近いな」と感じるでしょう。
あえてパーソナルスペースに入る
もちろんいきなりパーソナルスペースに入るのでは警戒されてしまいますが、徐々に距離をつめてある程度仲良くなった上で、ほんの一瞬個体距離や密接距離に近づいてみましょう。
なにか物を取るときに「ちょっと前ごめんね」といった感じで接近してみるなど、やむを得ない理由があるとやりやすいしひかれないですよ。
近い距離にいるあなたを、相手はきっと意識するはずです。
触るのではなくて、触らせるのがポイント!
こちらからぐいぐい触っていくのばかりがボディタッチではありません。
上にあげた中にもありますが、会話のもっていきようで相手から触らせるのが一番効果的かつやりやすいボディタッチの方法なんです。
「手が冷たくて」「どれどれ」とか、「髪が細くて柔らかいのいやなんだ」「え、そうかな。
そんなに細い?」という感じで、あなたが発した会話に応じる形で相手から触ってくるように仕向けられたらしめたものです!
あざとさも感じさせずひかれもせず、しかも相手はあなたに触ってドキドキ、意識してしまうというのがベストですよ。
触るのNG!ボディタッチしてはダメな部分
これは個人差があるので一概には言えませんが、よほど親しい間柄でもない限り触らない方が良い場所というのはもちろんあります。
さきほど上げたパーソナルスペースを著しく長時間にわたって侵すようなボディタッチは禁物。
相手が不愉快になったり、そうでなくても緊張してしまったりします。
頭
これは男女共に微妙な部分ですよね。
現代ではあまり上下(かみしも)の区別というものが廃れてきてしまいましたが、それでも「頭が高い」という言葉が残っていたり、お辞儀などの文化があったり、枕を踏んではいけないという話もあります。
特に日本人にとって頭というのは特別な部分であり、神棚を頭より上に備え付けたり、謝罪の意思を示す為に坊主にしてみたりといろんなケースがありますね。
頭はかなり親しい間柄でない限り、気軽に触らない方が良い箇所です。
気軽な「イイ子、イイ子」は危険
特に男性相手のボディタッチで頭をなでる行為は、相手によっては『バカにされている』と受け取ってしまいます。
自分が相手より下に見られていると感じてしまうようです。
また、女性の場合は頭というよりは髪と言ったほうが正確なのかもしれませんが、親しくない人に頭を触られるのは鬼門です。
まだ距離が近いわけではない相手へのボディタッチに、頭は避けたほうが無難です。
下半身
お腹や足などの下半身も避けたほうが良い場所です。
電車で触ったら痴漢扱いされかねないほどプライベートな部分ですから、注意が必要です。
恥じらいとさりげなさを感じれない
相手の下半身を平気で触ってくる女性というと、恥じらいがなさそう、慣れていそう、という感じですし、さりげないよりもわざとらしさを感じてしまいます。
キャバクラなどプロのおねえさんたちと同じ匂いを感じ取る男性もいるそうです。
もし触るなら、隣同士で座っていてなにか話の拍子に「もうやだー」みたいな一瞬でぽんと太ももを触る程度にとどめましょう。
顔
顔も大切なプライベートゾーン。
よほどの理由が無いと普通は触らないですよね。
唇に近い場所は緊張もしますし、目の近くなので相手の意識レベルも高いです。
親しくなっても触って欲しくない
恋人同士ならいざ知らず、ある程度仲が良くても顔は触らない方が良いでしょう。
触るとしたら、相応の理由が必要です。
たとえば食事をしてソースが口の横についてしまっているというとき。
それでも、いきなり触るのよりも、ついていることを伝え、触ってしまう失礼を詫びる言葉を一言そえつつ、お絞りでそっと拭いてあげる程度が好印象です。