しかし時々、いい大人になっても自分の私情を仕事に挟んでしまう人がいます。
そういう露骨に自分の感情を表す人や、仕事に私情を挟む人は、年齢や立場に関係なく周囲の人からは嫌われてしまうことが多いです。
職場の嫌いな人と無理なく付き合う6個の方法
例えどんなに個人的には嫌いな相手だとしても、職場では上手に付き合っていかなければ仕事を回していくことはできません。
けれども、嫌いな相手とは誰しも積極的に関わり合いにはなりたくないと思ってしまいますよね。
できるだけ会話や視線が合うのを避けたり、仕事のやりとりも他の人を通したり、必要最低限の接触にしたりと、あまり態度に出し過ぎてしまうと相手に自分の嫌悪感が伝わってしまいます。
するとますます相手との人間関係は悪くなってしまいますので、できるだけ自分の嫌いだという気持ちを気付かせないようにしながら、上手に付き合っていく必要があるでしょう。
では、どんなふうにすれば嫌いな人とも上手く付き合っていけるのでしょうか?以下にその方法を挙げていきます。
仕事の話しかしないようにする
学校やサークルのメンバー同士であれば、無理をしてでもそれなりの交友関係を築かなければならないこともあるでしょう。
しかし会社の場合には、無理をして仲良しこよしの関係をつくる必要はありません。
会社とは仕事をする場所であり、一人一人が働くためにきています。
会社で仕事をするためには最低限の人間関係も必要ですが、それはあくまでも仕事を円滑に行うためのものです。
仕事をするのがメインであり、本来は友達をつくる場所ではありませんので、無理をしてまで周りの人と仲良くする必要などありません。
そのため、会社で嫌いな人がいる場合には、その人とは仕事の話しかしないようにすればいいでしょう。
仕事の話だけであれば、そこまで私情を挟まずに済みますし、必要な話だけをしたら、さっさとその人とは距離を取ればいいのです。
そこでもしプライベートの話でもしようものなら、余計に相手の個人的な考えや価値観を目の当たりにすることになりますので、ますます相手に対して不快な気持ちを抱いてしまうでしょう。
誰とでも無難な関係を築こうとする人は、無理してでも嫌いな人に話を合わせようとすることがあります。
しかしそれでは自分で自分にストレスをかけてしまうことになりますので、「会社は仕事をする場所」と割り切って、仕事の話だけをするように努めましょう。
それ以上の余計なおしゃべりには一切付き合う必要はありません。
淡々と事務的に話せばいざこざは起きにくい
争いごとを嫌う人は、自分が嫌いな人と話をする時にも無理して相手に調子を合わせてしまうことがあります。
しかしそれでは、相手は「自分の話を積極的に聞いてくれている」と勘違いをして、ますます調子に乗って話を続けてしまうでしょう。
相手と最低限の話だけをしたければ、仕事の話をする時から淡々と事務的な口調で話すようにしましょう。
「〇〇さん、この件はこのようにしてください。」と必要なことだけを、できるだけ感情を込めないように伝えれば、相手も素っ気ない態度を察して余計におしゃべりをしようとは思わないはずです。
もしそれでも相手が空気を読まずに話そうとしてきたら、仕事が忙しいのを理由にして、さっさと自分の席へと戻りましょう。
相手には「感じが悪い」と思われてしまうかもしれませんが、そもそも会社は仕事だけをする場所ですので、余計な馴れ合いは不要です。
日頃からそうやって淡々と事務的に話すようにすれば、いざこざも起きにくくなるでしょう。
必要最小限の関わりで済む
最初から必要なことだけを話すようにすれば、嫌いな相手とは必要最小限の関わりで済みます。
嫌いな相手に対しては、ついその言動や態度に過敏になってしまうこともありますが、できるだけ相手の話は耳に入らないように気をつけていれば、毎日のストレスを減らすことができるでしょう。
そして嫌いな相手との関わりを最小限に抑えることで、相手によって自分の心が乱されることも少なくなりますので、集中して仕事に励むことができます。
変に冗談などを言うと地雷を踏んでしまうことも
嫌いな相手に対しては、誰もが上手くそれを隠して好意的に振舞えるわけではありません。
上辺だけで上手く付き合っているつもりでも、話している時の言動が刺々しくなったり、不快な感情が顔に出てしまったりして、相手にこちらの気持ちを気付かれてしまうこともあります。
するとお互いに何も言いませんが、内心ではお互いに嫌い合ってしまったり、気まずくなってしまったりするでしょう。
そうした関係性を保っている時に、こちらが変に気を遣って冗談などを言うと、相手がそれを真に受けてしまうこともあります。
相手の地雷を踏んでしまって、それまでの気まずい関係がさらに悪くなってしまうこともありますので、気まずくてもこちらから変に気を遣ったり、冗談を言ったりするのは止めておきましょう。
「人のふり見て我がふり直せ」の精神で接する
嫌いな人の言動や行動を見ていると、どんどん嫌いになってしまうことがあります。