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職場の嫌いな人と無理なく付き合う6...(続き4)

肯定して受け流せばストレスにならない

嫌味や暴言は、むきになって反論せずに、あえて肯定して受け流してしまえば意外とストレスになることがありません。

誰でも嫌味や暴言を吐かれればムッとなりますが、「はいはい、また言っているよ」と内心で呟き、口では「そうだね~」と適当に流しておきましょう。

すると相手は自分がまともに相手にされていないと感じ、反対に嫌味や暴言を言った相手の方がムッとしてストレスを感じることでしょう。

嫌味や暴言は、適当に聞き流した方が勝ちです。

嫌いな人とまともにやりあう必要はまったくありません。

周りから見た時にも、嫌味や暴言を吐いている人と、それを冷静に受け流している人とがいれば、受け流している人の方を大人の対応だと感じることでしょう。

一方の暴言を吐く人は、他の人たちからも感じの悪い人だと嫌われることになりますので、自業自得でしょう。

その人にとって「どうでもいい人」になろう

嫌味や暴言に対して、ひたすら適当に肯定して受け流していれば、相手はこちらに対し「張り合いがない相手」や「からかい甲斐のない相手」と判断して、興味を失くしてしまうでしょう。

そもそも、最初からどうでもいい相手には、誰もわざわざ嫌味や暴言を吐こうとは思いませんよね。

自分にとって良くも悪くも気になる相手だからこそ、意図的に相手に対して嫌味や暴言を吐こうとするのです。

自分が嫌いな相手にとって、「どうでもいい人」になってしまえば、少なくとも向こうの方から絡んでくることはなくなるでしょう。

嫌味や暴言を言われる立場から、どうでもいい立場になるためには、とにかく相手の言葉を適当に聞き流すに限ります。

嫌味や暴言であれ、プライベートに関する話であれ、普段からこちらが相手に対して「どうでもいい」という態度を取っていれば、相手も「話してもつまらない」と感じて、話しかけてくることはなくなるでしょう。

その人の良いところを探してみよう

自分にとっては嫌いな人でも、他の人からすると好ましい人に思われるということはよくあります。

例えばあなたが上司のことが大嫌いだとします。

その理由は、上司がいつも理不尽な理由で仕事に対して怒鳴ってくるからです。

しかしそんな上司も、家に帰れば妻や子どもに対して誠実に尽くす夫になるかもしれません。

するとこの場合、あなたは上司のことを大嫌いですが、上司の家族にとっては、上司はかけがえのない大切な存在ということになります。

また、例えばあなたから見た時には、不愛想でコミュニケーションが下手に思える人も、他の人から見た時には文句も言わずに黙々と仕事に精を出す働き者に思えるかもしれません。

このように、自分が嫌いだと感じる人のことを、必ずしも他の人も同じに感じているわけではありません。

ということはつまり、あなたから見た時には嫌な部分しかない人でも、他の人から見た時には別のいい一面が見えているのかもしれません。

人には長所と短所がありますので、あなたは嫌いな人に対して、その人の短所しか見ていないということになります。

一度嫌いだと認識すれば、相手の良いところでも嫌味に思えてしまうことはあります。

しかし何もかも相手のことを否定するのは止めて、「あの人にもきっといいところはあるはず」と考え方を少し変えてみて、相手の良い部分を探してみましょう。

それをもし見つけられたら、ひょっとしたら嫌いな相手に対する認識が、少しは変わるかもしれません。

なるべく会わないように上手く避ける

嫌いな人と関わる機会を減らせるのなら、わざわざ相手に近づいて、無理して良いところを探そうとしなくても、最初から関わる機会を少なくすればストレスを感じなくて済むでしょう。

毎日職場で顔を合わせる関係でないのなら、できるだけ相手には会わないように上手く避けて生活しましょう。

「何で自分がわざわざ相手を避けなきゃならないんだ」と怒れてしまう人には不向きな方法ですが、自分が避けることによって自らのストレスを減らすことができますので、それでもいいという人にはおすすめの方法です。

嫌いな人となるべく会わないように上手く避けるには、ある程度相手のスケジュールを知っておくと便利です。

例えば「〇時にはいつも外出する」「昼休憩は〇時からとる」などのおおまかな情報を知っておくと、その時間は自分の行動範囲を限定することで、嫌な相手と顔を合わせずに済みます。

もし会ってしまっても、「今日はついてなかったな」程度に軽く捉えておきましょう。

あまり考え過ぎるとますますストレスになってしまいます。

職場で嫌われがちな人ってどんな人?

不特定多数の人が集まる職場では、一人や二人は周りから嫌われている人がいるでしょう。

もしも一人ひとりの嫌いな相手が異なっているのなら、それは単にその人たちの相性が悪いだけかもしれません。

しかし、同じ部署にいる10人の内、8人から嫌われている人がいるとすれば、それは周りとの相性ではなく、その人自身に何かしらの嫌われる要素があることになります。