CoCoSiA(ココシア)

帰宅部の4個のメリット・デメリット...(続き3)

学校で行われる部活動とは違いますが、同じように真剣に取り組む経験は、自分の人生にも大きなメリットをもたらしてくれるでしょう。

実は筆者も、「本当にやりたいことをやるため」に、部活動を辞めて帰宅部になったひとりです。

中学時代、部活動に時間を割かれ、“今しかできないこと”に取り組む時間がないことに焦りを感じていました。

今から20年も前のことなので、帰宅部を選択するのは勇気がいることでしたが、周囲の目を気にせず本当にやりたいことに時間をさけたことは、今でも「良かった」と思えることのひとつです。

「部活を辞めて遊びたい」と言えば反対されることも多いかもしれませんが、やりたいことが部活以外にあるのなら、それを選ぶというのは悪いことではありません。

自分にとって何がメリットになるのかが分かっていれば、周囲の人も快く応援してくれるはずですよ!

4.部活と違い気が楽

部活と違って、何かと気が楽なのも帰宅部のメリットです。

部活動をしていると時間が制限されますが、制限されるのは時間だけではありませんよね。

その部活をするにあたって大会やコンクールがあるなど、気を揉むことも多いのが部活動です。

チームで参加するものとなれば、仲間の足を引っ張らないように努力する必要があるし、やるからには何か成績を残さなければ!と考えたりもします。

そうしたプレッシャーを抱えるのも、部活動なのです。

運動部では大会なども

たとえば運動部では、練習試合や大会などの試合がつきものです。

試合をするからには勝利を目指さなければならないし、チーム戦ではみんなと同じ目標に向かって行動しなければなりません。

個人戦でも、運動部には勝負がつきもの。

やるからには勝ちを目指さなければならないし、やる気がなければ顧問から発破をかけられ…気楽にやることなんて許されないのが運動部ですよね。

実は筆者も帰宅部になる前はバスケ部に入っていて、地域ではそこそこの強豪チームでした。

そのため、顧問も仲間もかなり熱い!惰性でその場にいることは許されない空気だし、暴力指導もまだ黙認されていた時代なので、とても気楽なものではありませんでした。

文化部ではコンクール

もちろん文化部にも、気楽にできない空気はありますよね。

体育会系に比べれば楽そうに見られることも多いですが、コンクールへの参加や出展があれば、大きなプレッシャーがのしかかります。

文化部系でも、たとえば吹奏楽部などはチーム戦の運動部と似たようなところがありますし、熱心な学校なら指導も運動部並みです。

心を豊かにするはずの部活動が、重い負担になるケースもしばしば見られるのです。

何もしなくて良い

そんな負担やプレッシャーと無縁でいられるのは、帰宅部の醍醐味です。

もちろん、自分で他にやりたいことがあって、そこに大会やコンクールがあることはあります。

でも、その場合は自分との闘いであって、顧問や仲間からの異様なプレッシャーがのしかかることはありません。

それに、自分が本当にやりたいことであれば、気楽とはいかないまでも、それが心地よい刺激だったりしますよね。

もちろん、何かをする・しないは本人次第。

何もしなくて良いのも帰宅部なので、何もしなければ気楽なまま学生時代を過ごすことができるのも大きなメリットになります。

帰宅部の5個デメリット

学生時代の貴重な時間を割かれてしまう部活動。

その部活に所属せず、帰宅部となればたくさんの自由を手に入れることができます。

こうした自由な時間に、本当にやりたいことをやれるというのは帰宅部の大きなメリットですよね。

しかし、帰宅部にはメリットばかりではありません。

部活動を行わないのにはデメリットがあり、たった今はよくても将来的には後悔することも…。

帰宅部になるのが得なのか、損なのか。

それは、自分次第なところもあるのです。

多くの人がやるものにはそれだけの意味もあるので、安易に帰宅部を選択することはオススメできません。