4.面接で響くことも
帰宅部であることは、面接で響くこともあります。
これは、その後の人生の大きなデメリットになりますよね。
これまでにもお話ししてきた通り、部活動は何をやるかだけではなく、部活動によって何を得られるかがポイントです。
たとえば、バスケ部なら技術だけではなく、チームワークや協調性、リーダーシップ、仲間の大切さや切磋琢磨することでの精神的な成長など、多くのことを学び、経験することができますよね。
面接で問われるのは、まさにこの部分。
学生時代の部活動は、人間力を育む大切な時間で、“成績優秀=人も優秀”と判断されるとは限りません。
とくに、学生から社会人になるときには、こうした部活動での経験が、採用の可否に影響する可能性もあるのです。
「何に力を入れていたのか?」という事に対する答えがしにくい
高校受験や大学受験、そして就職…と、人生の中でクリアしなければならない面接はいくつかありますよね。
求められるのが成績のみなら、勉強さえ頑張っていれば面接もクリアできるかもしれません。
しかし就職など、企業のひとりとして働くとき、企業が採用したいのは成績優秀な人とは限りません。
どちらかといえば、社内に馴染み、人付き合いを上手にできる人のほうが重宝されたりもします。
研究職でもなければ、社会では少なからず、人間関係の構築が肝になります。
営業系の仕事ではなくてもそれは同じで、人と馴染めない人は社会からも淘汰されるのです。
部活動は、学生時代に人間関係を学べる数少ない機会。
帰宅部になってしまうと、その時は楽ですが社会人になってから、苦労することになるかもしれません。
5.運動不足になる
部活動は運動部と決まっているわけではありませんが、学生時代の部活の定番と言えば運動部ですよね。
学校の授業で行う体育で運動が賄えるはずもないので、運動部にでも入っていなければ運動不足にもなってしまいます。
運動が苦手な人は、その苦手意識から部活に入るのも嫌かもしれませんが、運動不足解消のためと思えば部活にも意味があるように思えるのではないでしょうか。
怠けてしまう
若いうちから運動を怠ると、大人になっても怠けがちです。
苦手意識が強いので、運動不足はさらに加速します。
基礎的な筋力も不足している状態になるので、年齢の衰えとともに運動不足は深刻さを増していくでしょう。
筆者も帰宅部経験者ですが、小学生のころからバスケットを行っていたこともあって、筋力はあるほうだと思います。
大人になって運動不足にはなっていますが、やる気を出して少し動けば筋力も戻りやすい気がしているのです。
動いていない割には筋肉もあるほうなのですが、それも、昔運動をしていたからだと思っていて、良かったと思うことのひとつです。
どんどん太ってしまう
筆者はおかげで、デブと言われるほど太ったことはありません。
筋肉があったおかげか、基礎代謝量も多かったのではないかと思います。
それに、運動不足が続くと体を動かしたくなるというのも、昔に身体を動かす習慣があったからです。
それがなければ、運動に苦手意識をもってしまい、今頃もっと太っていたかもしれません。
ダイエットの基本は運動です。
運動する習慣を子供のころから怠っていると、将来的にどんどん太っていってしまうのも帰宅部のデメリットなのです。
帰宅部の人はどんどん増えている!
帰宅部には、メリットもデメリットもあります。
それをよく考え、メリットを活かすこと、そして、デメリットを回避することも、帰宅部を選択する人が考えなければならない部分です。
ただ、最近では帰宅部の人がどんどん増えているようで、それが安易な考えからの選択であることも多いようです。
その時の自分にとってのメリットばかりを考えていると、将来的に大きなデメリットとなってしまう可能性もあります。