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人間関係で苦労する人の特徴と対処法(続き2)

自分が声をかけてもいいかどうか、嫌な顔をされてしまったらどうしようかなど、あれこれと深読みをし過ぎてしまい、その結果相手と接しても良いのか分からなくなって、一方的に相手を避けてしまうこともあるでしょう。

極端なように思えますが、ネガティブ思考の人は実際にそれだけのことを考えながら毎日生活をしています。

たまたま機嫌が悪い人と会話をした時には、その不機嫌の原因が自分ではないかと疑ってしまいますし、LINEを既読無視されたら、自分が嫌われているのではないかと勘繰ってしまったりします。

それが日常茶飯事ですので、人間関係に疲れてしまうのも無理はないでしょう。

相手に申し訳ない気持ちで一杯になる

ネガティブ思考の人は、何かトラブルがあればそれを自分のせいだと思い込み、他人に対して酷く恐縮してしまったり、申し訳ない気持ちで一杯になってしまったりすることがよくあります。

自分のミスで他人に迷惑をかけてしまったのなら、相手に申し訳ない気持ちを抱くのは普通のことでしょう。

ただし、ネガティブ思考の人はその「申し訳ない」という気持ちが異常に強いため、いつまで経っても相手に対して腰が低くなってしまいます。

その場で謝罪をし、休憩時間に謝罪をし、帰りにもまた謝罪をします。

そして翌朝には、「昨日はごめんね」と挨拶代わりにまた謝罪をするため、相手からすれば反対に鬱陶しく思えてしまうことでしょう。

しかし、当人からすればそれくらい謝罪しなければ気が済まないほどに、相手に「申し訳ない」という気持ちで一杯になってしまいます。

そして、自分のせいで誰かが迷惑を被ったら、そのことをいつまでも引きずってしまうため、その相手に対していまいち強く出られなくなってしまうことも少なくはないでしょう。

2.心配性


心配性な人は、人間関係においてもその心配性をこれでもかと発揮してしまいますので、それだけ人間関係には疲れてしまいやすいです。

誰かが人の噂話をしていたら、それは自分のことではないかと杞憂に陥ったり、喧嘩をすれば相手が自分を嫌いになってしまったのではと不安に陥ったりしてしまいます。

また、世話焼きタイプの人は、友達や同僚の危なっかしい行動を見てはハラハラして、他人事なのにまるで自分の事のように心配になってしまうことも少なくはないでしょう。

しまいにはお節介を焼こうとして、それを冷たくあしらわれるとさらに落ち込んでしまうこともあります。

心配性な人は、自分のことでも他人のことでも何かと心配してしまうため、いつも心が落ち着いて休まることがありません。

たまに1人きりでゆっくりと時間を過ごす時にはリラックスできても、また集団生活に戻った途端に、たくさんの心配事で気を揉むことになるでしょう。

不安になる

心配性な人はいつも不安になりやすいです。

家の戸締りはしっかりしたか、財布をきちんと持ってきたかと、自分のことでもいつも不安になる悪い癖があります。

何かと不安になることは、長所に言い換えれば慎重とも言えますが、それも度が過ぎてしまうと自分が疲れてしまうだけでしょう。

また、自分のことでも不安になるのに、他人のことではもっと不安になってしまいます。

何せ他人の心は読めませんので、周りの人が自分のことをどう思っているのか、自分は嫌われていないかなど、不安要素は身の回りにたくさんあります。

それらをいちいち見ないようにすれば少しは気が楽になりますが、心配性の人はいちいちそれらを1つずつ自分で手に取ろうとしますので、結果的に不安になることが増えてしまいます。

自分から心配事を増やしますので、それだけ疲れてしまうのでしょう。

失礼なのではないか?と思ってしまう

心配性な人は、ちょっとしたことでも相手に失礼になってしまうのでは、と不安に感じることが多いです。

例えば来客に茶菓子を出す際に、出した後で「あのお茶は苦すぎなかっただろうか、熱くはなかっただろうか。」と不安になってしまうことがあります。

また取引先の人と挨拶を終えた後で、「今の挨拶の仕方は相手に失礼ではなかっただろうか。」と思い返して1人で不安になってしまうことがよくあります。

相手の本心が分からないからこそ、いつも「ああではないか、こうではないか」と考えを巡らせ、また自分の行動を振り返っては相手に失礼はなかったかと過剰に気にしてしまいます。

そんな風に神経をいちいちすり減らしていては疲れてしまいますが、それが性分になっている人は、どうしても心配性な癖が抜けきらないでしょう。

3.正直ではない

正直ではない人も、人間関係では疲れやすいです。

天邪鬼な性格の人や、自分の本音を口に出せない人、本音と建前との差が大きい人など、心に抱いている思いを素直に口に出せない性格の人は、人と接する時にもストレスを溜め込んでしまいやすいです。

誰でも社会の中で上手く適応していくために、時には嘘をつくこともありますし、周りに合わせて自分を抑えたりすることもあります。

しかしそれを毎日続けている人は、常に自分の本音を人前では出せなくなってしまい、人一倍我慢したり対人関係でのストレスが溜まってしまったりするでしょう。

偽ってしまっている

自分を偽ってしまっていると、いつも本心を口に出せなくなってしまいます。