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執着を捨てる12個の方法(続き2)

私たちは、過去の自分があって今がありますが、それは何より、今を精一杯生きるためにあるのではないでしょうか。

過去の経験は、すがるものではなく活かすもの。

今を大切にすることで、今が幸せに感じられるようになるはずです。

2.考えるのをやめる

執着を捨てる方法その2は、『考えるのをやめる』ことです。

執着している状態とは、ひとつの物事のことばかりを考えてしまっている状態ですよね。

執着は心がとらわれている状態ですが、あれこれと考えているのは頭です。

心がそれを欲しがっても、考えるのをやめる。

これも、執着を捨てるひとつの方法です。

ただ、気持ちと思考を切り離すのは、とても難しいことです。

考えるのをやめようとして、そうできる人は少ないでしょう。

「考えるのをやめよう、やめよう」と考えている間、執着を捨てることはできていないのですから。

ここで考えるのをやめる手段となるのが、瞑想です。

瞑想している間、思考は止まり、考えるのをやめることができるのです。

それを繰り返すうちに、執着からも離れることができるはず。

瞑想のやり方はさまざまありますが、思考をストップさせるおすすめの方法があります。

それは、眠りのヨガといわれる『ヨガニドラー』です。

ヨガにはさまざまな種類がありますが、ヨガニドラーは瞑想だけを行うもので、一般的にはインストラクターのガイドのもと行われます。

最近ではヨガニドラー用のCDやアプリが発売されるなど、自宅でも気軽に取り入れられる瞑想方法です。

ヨガニドラーはいくつかの手順を経て瞑想状態を作っていくのですが、その中に“ボディスキャン”という、体の各部位に意識を向ける工程があります。

考えるのをやめることができるのは、特にこの工程。

体の各部位に意識を向けている間、自然と思考は止まっているのです。

この思考の止め方は、ヨガニドラーをやる暇や場所が無い、出先や仕事中などで簡易的に使えます。

実は筆者がヨガニドラーの愛用者。

夜、考えすぎて目がさえ眠れない時に、ヨガニドラーをするといつの間にか眠りについています。

考えすぎて思考が止まらないのって、とても苦しいですよね。

考えるのをやめたいときは、ぜひ試してみてください。

3.他に夢中になれるものを見つける

執着を捨てる方法その3は、『他に夢中になれるものを見つける』ことです。

執着してしまうということは、ひとつの物事だけに心も体も捧げてしまっている状態ですよね。

それは、ひとつの物事だけで満たされている、心と頭の空間があるということです。

言い方を変えると、執着の対象のことを考える“余裕”がある状態。

つまり執着を捨てるには、心も頭も、他のもので満たせば良いのです。

心も頭も、同時にいくつものことを考えられないし、夢中にもなれませんよね。

考えることも夢中になることも、必ず限界があるはずです。

執着はふとした隙間に入り込み、あっという間に空間を独占してしまうようなもの。

それならば、執着の対象が入り込む隙間も余裕もないくらい、他のもので心と頭を満たしておきましょう!ということです。

対処療法のようなやり方ですが、過去にとらわれているのなら、今夢中になれるものを見つけるほうが現実的です。

今を生きるために夢中になることは、執着の良い使い方となるはずです。

他のことに夢中になれば、執着からもいつの間にか解放されているでしょう。