執着を捨てられずに、生きづらさを感じていませんか?

執着心を持っていると、冷静さを欠いた行動をしてしまったり、悩みから解放されずに苦しい思いをしたりします。

執着心を持ちながら心のバランスをとるのは難しく、生活も心も乱されていきます。

そんなとき、試して欲しいのが『執着を捨てる方法』です。

もちろん、ポンッと捨てられないのが執着で、簡単に捨てられるくらいなら執着もしていないでしょう。

でも、執着を手放さなければ苦しい毎日が続くだけ。

執着と向き合い、捨てるために行動してみるしかありません。

そのためにも、まずは執着とはなんであるかを知ることです。

そして、それが本当に必要かどうかを考えてみましょう。

あなたにとって必要のないものだと理解できれば、執着を捨てることもできるはず。

今回ご紹介するのは、そのための執着を捨てる方法です。

ぜひ参考にしてください。

何でも執着してしまう…そんな人いませんか?

執着には悪いイメージがありますが、必ずしも悪いわけではありません。

執着心が、時に良い結果を生み出すこともあります。

ただ、執着は心の状態としては厄介なもので…執着が強すぎると、多くの人は平常心を保てません。

冷静さを欠いてしまうので、執着を持ちながら平常心を保つことは、とても難しいことだと言えます。

そのため、「何でも執着してしまう」という人は、執着しがちな心の状態に苦しんでいたり、悩んでいたりする場合が少なくないはずです。

“執着”とは

悪と見なされがちな執着。

皆さんは、この言葉の意味をご存知ですか?

執着とは、もともとは仏教用語です。

“しゅうちゃく”と読む人が多いかと思いますが、仏教用語としては“しゅうじゃく”と読むのが一般的のようです。

意味は、「物事に固執し、とらわれること」で、ひとつの物事に心がとらわれて離れない心の状態を指しています。

心がひとつのことにとらわれて離れないのですから、多くの場合、悩みや苦しみを抱えることになります。

ただし、物事を継続するときのモチベーションになることもあり、良い方向に働けば、必ずしも悪いものではありません。

一般的には、この執着心に平常心まで奪われてしまう人が多いので、良い結果を生み出すというよりは、悩みや苦しみの原因となることのほうが多いのでしょう。

そのため、執着したままの状態でいるよりは、「執着を手放したほうが楽」ということになります。

自分を楽にしてあげよう!執着を捨てる12個の方法

悩みや苦しみの原因は、多くが執着によるものだと言われています。

ですから、執着を捨てることができれば、今自分が抱えている悩みや苦しみの多くが解消することになります。

「そんな単純なことなら、今すぐ執着を捨てよう!」と思った人もいるかもしれませんが…そう簡単に捨てられないから、執着は厄介なのです。

執着とは、仏教でいえば煩悩。

言い換えると、強い欲求です。

すでに執着があり、苦しみや悩みを抱えている場合、それがあなたの強い欲求でもあるということ。

強い執着は強靭なパワーをもっているので、捨てても捨てても、すぐに戻ってきてしまいます。

しかし、そうなってしまうのは執着そのものを捨てようとするからです。

「執着を捨てよう、捨てよう」とする状態は、その物事に心がとらわれている状態そのものです。

本当に執着を捨てるためには、別のアプローチをする必要があります。

ここからご紹介するのは、そんな『執着を捨てる12個の方法』です。

1.「今」を大切にする


執着を捨てる方法その1は、『“今”を大切にする』ことです。

執着してしまう物事の多くは、過去の出来事です。

とくに、過去の栄光には執着してしまいがち。

過去の理想的な自分や、過去の幸せだった感情…。

これらは、良い思い出として思い出す分にはいいですが、その自分に執着しだすと悩み苦しむことになってしまいます。

もし、あなたが過去の自分にこだわっているのなら、「今」を大切にすることで執着を手放すことができるはず。

あなたは今、ここに存在しているはずなのに、今を受け入れていない状態です。

かつての輝きから自分を切り離して、今の現実を受け入れましょう。

私たちは、過去の自分があって今がありますが、それは何より、今を精一杯生きるためにあるのではないでしょうか。

過去の経験は、すがるものではなく活かすもの。

今を大切にすることで、今が幸せに感じられるようになるはずです。

2.考えるのをやめる

執着を捨てる方法その2は、『考えるのをやめる』ことです。

執着している状態とは、ひとつの物事のことばかりを考えてしまっている状態ですよね。

執着は心がとらわれている状態ですが、あれこれと考えているのは頭です。

心がそれを欲しがっても、考えるのをやめる。

これも、執着を捨てるひとつの方法です。

ただ、気持ちと思考を切り離すのは、とても難しいことです。

考えるのをやめようとして、そうできる人は少ないでしょう。

「考えるのをやめよう、やめよう」と考えている間、執着を捨てることはできていないのですから。

ここで考えるのをやめる手段となるのが、瞑想です。

瞑想している間、思考は止まり、考えるのをやめることができるのです。

それを繰り返すうちに、執着からも離れることができるはず。

瞑想のやり方はさまざまありますが、思考をストップさせるおすすめの方法があります。

それは、眠りのヨガといわれる『ヨガニドラー』です。

ヨガにはさまざまな種類がありますが、ヨガニドラーは瞑想だけを行うもので、一般的にはインストラクターのガイドのもと行われます。

最近ではヨガニドラー用のCDやアプリが発売されるなど、自宅でも気軽に取り入れられる瞑想方法です。

ヨガニドラーはいくつかの手順を経て瞑想状態を作っていくのですが、その中に“ボディスキャン”という、体の各部位に意識を向ける工程があります。

考えるのをやめることができるのは、特にこの工程。

体の各部位に意識を向けている間、自然と思考は止まっているのです。

この思考の止め方は、ヨガニドラーをやる暇や場所が無い、出先や仕事中などで簡易的に使えます。

実は筆者がヨガニドラーの愛用者。

夜、考えすぎて目がさえ眠れない時に、ヨガニドラーをするといつの間にか眠りについています。

考えすぎて思考が止まらないのって、とても苦しいですよね。

考えるのをやめたいときは、ぜひ試してみてください。

3.他に夢中になれるものを見つける

執着を捨てる方法その3は、『他に夢中になれるものを見つける』ことです。

執着してしまうということは、ひとつの物事だけに心も体も捧げてしまっている状態ですよね。

それは、ひとつの物事だけで満たされている、心と頭の空間があるということです。

言い方を変えると、執着の対象のことを考える“余裕”がある状態。

つまり執着を捨てるには、心も頭も、他のもので満たせば良いのです。

心も頭も、同時にいくつものことを考えられないし、夢中にもなれませんよね。

考えることも夢中になることも、必ず限界があるはずです。

執着はふとした隙間に入り込み、あっという間に空間を独占してしまうようなもの。

それならば、執着の対象が入り込む隙間も余裕もないくらい、他のもので心と頭を満たしておきましょう!ということです。

対処療法のようなやり方ですが、過去にとらわれているのなら、今夢中になれるものを見つけるほうが現実的です。

今を生きるために夢中になることは、執着の良い使い方となるはずです。

他のことに夢中になれば、執着からもいつの間にか解放されているでしょう。

4.自信をつける

執着を捨てる方法その4は、『自信をつける』ことです。

これは特に、執着の対象が“他人”である場合の、執着を捨てる方法です。

誰かひとりの人に心がとらわれ、離れられない状態になるのは、恋愛などのシーンで起こりやすいのではないでしょうか。

これが恋愛中の相手なら、場合によっては愛とも言えます。

しかし執着しすぎると、「重い」なんて言われてしまうし、日常生活に支障をきたすこともありますよね。

執着心が過剰になることで、依存的にもなりがちです。

また、執着の対象が恋愛中の彼ならまだしも、元カレや元カノへの執着心は、良いとは言えません。

執着するばかりにストーキング行為に発展したりするなど、相手の生活を脅かす事態になることも。

もちろん、この状態は本人にとっても、とても苦しい状態です。

自分の思いが満たされることがないのですから…。

このように、恋愛などで相手に執着してしまいがちな人は、自分に自信が無い人に多いようです。

つまり、自己肯定感が低い人。

自分で自分を認めてあげることができないので、他人からの評価を求めてしまう人です。

人は生きていくうえで、生きるモチベーションが必要ですよね。

そのモチベーションのひとつとなるのが、自信だと思います。

自分に自信を持てないままでは、不安でたまりません。

だけど自分で自分を肯定することができないので、他人に評価を求めるしかないのです。

そしてもちろん、他人からは自信に繋がるような高評価をしてもらいたい。

それが、いつしか他人への執着になるのです。

他人の顔色を伺ってしまったり、恋人のご機嫌を取ろうとしたり…。

相手がどう思っているかが気になって仕方ない人は、その相手に執着している状態と言えます。

これでは、恋愛中でも苦しいだけですよね。

この状態から脱却するためには、自信をつけることがひとつの方法です。

自分で自分を褒めてあげる、自分で自分を好きになる、自分で自分を肯定する…など、自分の人生を自分で生きやすい環境に整えましょう。

自信がつけば、他人からの評価が気になることも、執着することも無くなるはずです。

5.失うことを恐れない

執着を捨てる方法その5は、『失うことを恐れない』ことです。

執着しているということは、その執着の対象から離れることが恐いということでもありますよね。

その物事が無いと不安だし、手放したら自分を保てなくなりそうで恐いのです。

ですが、執着することで悩み苦しんでいるのだとしたら…?

執着は、執着していることで楽にも感じるから厄介です。

悩んでも苦しくても、その状態がいつしか心地よくも感じてしまいます。

失うことのほうが恐くて、いつまでもその悩みに浸っていたほうが楽に感じてしまうのです。

一種の、悲劇のヒロイン症候群になっているということです。

悲劇のヒロイン症候群は、妄想しがちな女性に多い心理状態ですが、男性にも起こる場合があります。

自分の不幸に酔ってしまい、不幸であることが幸せな状態に感じられたり、幸せになることが恐いと感じたりする状態で、自分に自信が無い人や、寂しがり屋の人などが陥りやすいと言われています。

執着しているよりも失う恐さを感じているということは、その物事から離れることや、失ってしまうことが寂しいということですよね。

そして執着することで自分を保っていられると感じているということは、自分に自信がないということです。

そんな人にとって、「失うことを恐れない」で執着を手放すのは、簡単なことではないかもしれません。

でも、本当は執着し続けることのほうが苦しいこと、執着を手放したほうが楽になれることを知れば、失う恐怖に打ち勝つこともできるのではないでしょうか。

そのためにも、自分に自信をつけることが、まずは必要になってくるでしょう。

6.断捨離する


執着を捨てる方法その6は、『断捨離する』ことです。

不要なものを減らして、身軽で快適な生活をするための断捨離。

一時期大ブームになりましたので、実際にやってみた人もいるのでは?でも今、執着から離れられていないのなら、断捨離できなかったのではないでしょうか。

もしくは、断捨離したつもりでも、本当の意味が理解できていなかったのかもしれません。

断捨離とは、提唱した山下英子さんが、ヨガの“断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)”を応用して…“断”には入ってくるいらないものを断つ意味を、“捨”には家にずっとあるいらないものを捨てる意味を、そして“離”にはモノへの執着から離れる意味を当てはめた、片付けの思想です。

断捨離には、モノを片づけるという意味だけではなく、モノへの執着や、モノに執着する心も整理する意味があるのです。

モノを捨てられないのは、「もったいない」という固定観念があることや、そのモノに思い出があることが原因です。

確かに、モノを捨てるのではなく大事に使うことも大切だし、もったいない精神も悪いわけではありません。

思い出が詰まったモノも、そばに置いておくことで心の支えになることも多いでしょう。

でも、時にそのモノたちが、自分の生活や人生を圧迫してしまうこともあります。

モノが溢れることで片づけに困ったり、思い出が蘇ることが重荷になったり…何より、モノがあることで執着から離れられなくなってしまうのです。

モノがあると、そのモノに執着してしまうのと同時に、そのモノに投影される自分にも執着しがちです。

つまり、そのモノを使っていた過去の自分です。

モノへの執着がある場合、実は自分自身に執着しているということです。

ですから、断捨離することでモノへの執着と同時に、過去の栄光など、自分自身への執着も捨てることができるのです。