ただ、日記に書き記すことは、執着を強めてしまう可能性もあるので注意が必要です。
執着している自分に納得してしまうと、「そのままでいい」と思ってしまうからです。
こうならないようにするためには、自分の感情だけではなく、状況や考えも一緒に整理することです。
自分に起きている全体像をなるべく客観的に書く。
そして、都合の良い部分だけを見るのではなく、執着していることで抱える苦しみや悩みにも目を向ける。
これが上手く行くと、執着を手放したあとも元に戻ることが少なく、執着しがちな自分そのものを変えることもできるはずです。
9.柔軟な思考を持つ
執着を捨てる方法その9は、『柔軟な思考を持つ』ことです。
執着しがちな人は、真面目で完璧主義な人も多いよう。
「こうでなければならない」「こうであるべき」という、そんな考えが思い通りにいかないとき、執着を生んでしまいます。
世の中、自分の思い通りにいかないことばかりです。
とくに執着の対象が人である場合、あなたの完璧主義は満たされないことが多いはず。
だって、人はひとりひとり違うのですから。
完璧を求めてこわだってばかりいると、息苦しいことばかり起こります。
人は、ひとりひとり違うことを知りましょう。
そして、自分のこだわる完璧さが、果たして本当に必要なことなのか、考えてみると良いでしょう。
もっと柔軟に考え、許容範囲を広げてみると、思い通りの完璧さが手に入らなくても生きていけることに気づくはず。
そして、そのほうが楽に生きられることも分かるはずです。
10.SNSから距離を置く
執着を捨てる方法その10は、『SNSから距離を置く』ことです。
執着のひとつにSNSがあります。
常にスマホが手放せなくて、気づけば執着していた!という人もいるのでは?
SNSを眺めていないと、世の中の流れについていけないようで不安なんですよね。
でも、世の中についていこうとSNSに囚われている自分に、疲れを感じている人も多いはず。
それは、他人と自分を比較してしまうからです。
そんな人は、思い切ってSNSから距離を置くことです。
できれば、スマホを持たずに出かけるなど、物理的に距離を置くのがいいでしょう。
最初は不安でも、次第に解放感を味わうはずです。
あなたが生きていくうえで、本当に必要なものは何なのか。
SNSから距離を置くと、それがハッキリ分かるはず。
きっと、くらだないものに執着していることにも気づけますよ!
11.相手の立場になって考える
執着を捨てる方法その11は、『相手の立場になって考える』ことです。
執着の対象が人である場合、あなたは相手の気持ちを無視していることに気づかなければなりません。
人に執着する場合、相手が自分の思い通りにならないから執着し、思い通りにいかせようとしたりしますよね?
恋人でも、親子でも、執着は自分の心が相手のことで囚われて苦しい一方、相手にも何かを強要してしまうことが多いのです。
だとしたら、相手はどう思っているでしょう?
執着され、強要され…。
相手は恐怖感を抱いていたり、迷惑に思っていたりするかもしれません。
人に執着してしまうとき、ほとんどの人が自分の事しか考えていません。