反対に褒められて育った人は、「褒められる」ということに執着がありません。
過剰に自分を大きく見せるようなことはしないのです。
自分が大好きだから
上から目線の人は、何よりも自分が大好きで自分が大切です。
誰よりも自分のことを信頼しているので、自分の発言にも行動にも絶対的な自信があります。
それが言動に出てしまうのです。
上から物を言っている自覚はないのですが、自分が大好きなあまりにそれが自然と上から物を言っているように聞こえてしまうのでしょう。
先ほどの特徴でのミサワの発言でこのようなことを紹介しました。
・あ~まあ俺は総合的な観点から評価してるから
・早く上がってこいよ!俺のとこまで
もうこの発言、ナルシストでしかありませんね。
自分が大好きすぎて、自分中心にすべての物事を話し、自分に絶対的な自信と信頼がある。
それが結果として、とてつもない上から目線になってしまっているのです。
大物に見せたいから
誰でも自分を良く見せたいという気持ちはあるでしょう。
中でも上から目線である人は、自分を大物に見せたいという気持ちを強く持っています。
では大物とはどんな人のことを言うのでしょうか。
大物とは、何かが優れている。
何かを持っている。
という具体的で明確なものがあるわけはありません。
もうこれはオーラといって良いでしょう。
その人の経験や知識など全てを含めて、まとっているものが何か違う!と一目を置かれるようになるのが大物といえるでしょう。
しかしその大物の本当の意味を理解できていないと、偉そうに威張っていることが大物であると勘違いしてしまうのです。
上から目線でいることで、大物に見えると思っているのかもしれません。
意識して大物になるのはなかなか難しいもの。
大物願望は捨てた方が良いかもしれませんね。
なめられたくないから
背が小さかったり、童顔だったり、声が高かったり・・少し威圧感がないと人になめられてしまうことってありますよね。
人になめられると、同じことをしていても馬鹿にされたり認められなかったりと嫌な思いをすることも多々あるかと思います。
過去に人になめられた経験がある人は、どうにかしてなめられないようにと必死になります。
その結果自分を大きく見せるために上から目線となるのかもしれません。
上から目線でいることで、人になめられることは少なくなります。
良くも悪くも上から目線の人には威圧感があるので、接する人は萎縮してしまうのです。
だからこそ上から目線をやめることができず、威張ったような態度を取り続けてしまうのかもしれません。
自分を守るため
上から目線の人は、自分を偉く大きく見せることで、自分を守っているのです。
ここまで紹介してきたように、尊敬されたい、褒められたい、なめられたくない。
このような気持ちを満たして自分を守るために、必死なのでしょう。
もしかすると上から目線の人は誰よりも不器用なのかもしれません。
上手に自分を表現することができず、上手に自分を守ることができない。