要は、トップは無理でも最下位だけは免れたいというのが本音なのです。
特に日本の場合、トップを目指すように競争意識の教育を植え付けられてきたこともあり、とにかく相手には負けたくないのと、最下位だけは避けたいと言う気持ちが強いのです。
そのために職場などで最下位のポジションになりそうなときは、自分より弱いタイプを見つけて、下げようとしてバカにするのです。
おそらく、最初のうちはそんなことを意識していなかったかもしれませんが、会社の中がそのような環境であると、意識していなくてもそのような感じになってしまうようになっているのです。
環境が習慣に大きな影響を及ぼすとはこのことを言います。
そう、実はほとんどの人が防衛として体が心が勝手にそのように動いてしまうのです。
人間はどこか本心で落ちこぼれにはなりたくないと言う考えを持っているのでそうなってしまうのです。
相手より優位に立ちたいと思う気持ちは仕方がありませんが、相手をバカにして優位に立つよりも、相手よりいい成果を出して優位に立つ方がかっこいいですよ。
ぜひ、そうしましょう。
優位に立つのならカッコよくです。
自分の身を守りたい
人間の本心には自分を傷つけたくないとか、自分を守りたいという防衛意識が無意識の塊ような感じに存在しています。
つまり、相手をバカにしてしまう人は、自分のことを必死で守りたいという意識が強いのです。
防衛意識のために相手をバカにして、自分の身を優位な状況においておきたいと思うのです。
そのため、相手をバカにして、周囲に自分はあの相手よりは優れていると言うことをアピールしたいだけなのです。
よくよく考えるとかなり愚かな考え方だと思います。
そんなに自分が可愛いのではあれば、自分を高めていけばいいだけの話です。
今の自分にうぬぼれているからそうなってしまっているのです。
人間は死ぬまで完ぺきではないと言われています。
つまり、ちょっとばかり成功したり、かっこよくなったからと言って完璧と言うわけではないのです。
しかし、若いうちに完璧を目指す思考が強い人は完璧を目指しながら、いつしか相手をバカにして自分は完璧という姿を周囲に見せようとしているのです。
しかし、何度も言いますように完璧な人間などいません。
完璧を目指すことを悪いことではありませんが、それを相手と比較して完璧に見せようとするから相手をバカにしているように見えてしまうのです。
自分を守ることも大切ですが、相手を下げるのだけは辞めましょう。
人に馬鹿にされたくない
人にバカにされたくないから相手をバカにすると言う方はいますが、ある意味矛盾していますよね。
なぜなら、自分がされたくないことを相手にしているのですある意味、卑怯者と言ってもいいぐらいの行為をしているのです。
相手にバカにされたくないのは、人類の共通の考えと言っても過言ではありません。
それゆえにあなたもそう思っているのであれば、相手にしてはいけないのです。
結局、相手に対して馬鹿にしてしまう行為をしているから、めぐりめぐってあなたもいずれはバカにされてしまうのです。
そんな負の循環に陥るのは嫌ですよね。
相手をバカにすること以外にも、ご自身がやられて嫌なことは相手にすべきではないのです。
相手はあなたを映す鏡です。
相手が嫌がっているのであれば、それはあなたも嫌がる行為でもあるのです。
つまりは、自分を守るために行う行為は、相手をバカにする行為ではなく、自分がされて嫌なことを相手にしないことが自分を守るための手段とも言えます。
ぜひ、負の連鎖をあなたが食い止めましょう。
下の人間を探すのが得意
相手をバカにする人の特徴としては、自分より下の人間を見つけるのが得意なのです。
なぜなら、そのような人のアンテナは、自分より下の人を見つけるのに敏感になっているのです。
そのため、自分より下の人間を見つけるとバカにしないと気が済まないような感じになっているのです。