人によってこだわりの強さは違いますが、そのこだわりが強すぎるようなときには、周りの人にはどのような影響があるのでしょうか。
こだわりが強いというのは色々な面でのこだわりがありますから、一概にどのようなものであるとはいえません。
職人気質の人がこだわりの強さを言及されるということももちろんあるでしょう。
ですが、こだわりの強さは、例えば潔癖症のような形で出てしまうこともありますよね。
こだわりが、世間一般で言うネガティブな方向に出てしまっているようなときには、自分で生活を送っていく中でももちろん悪影響がありますが、悪影響を及ぼす対象は自分だけではありません。
潔癖症のような状態になってしまうと、周囲の人間とのかかわりの中でも不便に感じてしまうところが出てくるはずです。
特に、恋人とは接触することも多くありますし、関係性を深く築く必要がある相手でもあります。
もし恋人が潔癖症であり、衛生面や清潔であることに強くこだわりを持っていると、どのようなところに苦労をすることになるのでしょうか。
また、潔癖症の人と付き合うことになった場合には、どのようなところに気を付けると良いのでしょうか。
潔癖症の彼氏と上手に付き合うために覚えておかなければいけないところなどを見てみることにしましょう。
潔癖症の人って意外に多い?
潔癖症と言うと病気の一種のように思えてしまうため、なかなか周りにはいないように感じている人もいるかもしれません。
ですが、実はある調査では潔癖症の男性は世の中の4~5割いるということが分かっています。
もちろん、病的なまでに潔癖症になってしまい、心療内科似通っている人間と言うわけではありません。
ただ、日常生活の中で嫌だと感じてしまうようなところが多く、人よりも綺麗好きに拍車がかかったような生活をしているような人を含めての数字が、全体の4割程度ということです。
これらの中には、普通の生活の中で「我慢することはできるけれど、恋人や結婚相手には理解を求める」「多少不便であっても自分の心のままに動きたいので、できればそれを理解してほしい」という男性が多く含まれています。
潔癖症の自覚があるような人の場合には、他人との接触を拒むようなこともありますし、できれば自分の近しい人間には、きちんと配慮をしてほしいのです。
理解をしてほしいとまでは思っていなくても、きちんと受け入れたうえで、嫌だと思うことを無理強いしないでほしいと思う人は珍しくありません。
これらの男性とお付き合いをするときには、潔癖症の傾向がない人と付き合うよりは大変なところも多く出てくるのではないでしょうか。
潔癖な彼氏と付き合って大変だったこと10個!
潔癖な彼氏と付き合うことはそう簡単ではありません。
普通の人では気にしないようなところが気になってしまうので、普通のカップルであれば普通にしていることができないということもあるのです。
彼氏にしてみれば「あなただから嫌なのではなくて、誰であってもしてほしくない」と思って要求しているようなことが、彼女の心をひどく傷つけるということもあります。
彼女は「自分が拒絶されているのではないか」と思ってしまうのです。
実際に潔癖症の場合は、特定の人間だから許せるというようなことは滅多にありません。
ですが、そこの部分を理解し合うことができなければ溝になってしまうようなことがたくさんあるのが、潔癖症の彼氏とのお付き合いです。
理解はしていても面倒ということもありますし、潔癖な彼氏と付き合って大変だったことを挙げてもらうと、立て板に水のように出てくるのではないでしょうか。
ここでは、潔癖な彼氏と付き合って大変だったことのうち、10個を挙げてみました。
手を繋げない
潔癖傾向のある彼氏と付き合って大変だったことの一つ目は、手をつなぐことができないというところなのではないでしょうか。
恋人同士であれば当たり前のようにする手をつなぐ行為は、潔癖症の彼氏にとっては、とてもハードルの高い行動です。
手は、自分の身体の機能の中でも最も普段から利用しているものです。
外界の色々なものに触れているので、色々な雑菌を持っている場所だとも言えます。
潔癖症の人が一番除菌をするのは手ですし、手と言うのは、潔癖症の人にとっては重要な場所であり、一番汚れやすい場所と言認識になっているのです。
そんな手と手が触れ合うというのは、考えただけで難しいことのように感じますね。
まして、手を繋いでいると汗をかくこともありますし、体液関係に嫌悪感のある潔癖症の人にとっては、かなりハードルが高く感じてしまうでしょう。
手をつなぐ前に除菌をすればだいぶハードルは下がるかもしれませんが、彼女がその行為に「私を嫌がっているのだろうか」「そこまでしなくても」という想いを抱いてしまうこともあります。
頑張って手をつないだとしても、潔癖症の彼氏から「我慢している」「頑張っている」という雰囲気を出されると興ざめですし、無理をさせて嫌な気分になることもあります。
結局、お互いの精神の安定のためには、手をつなぐことは諦めた方が良いのではないかと言う結論に至るカップルもいますよ。
家に行けない
潔癖系の彼氏と付き合っていると、彼氏の家に行くことも難しくなるかもしれません。
潔癖症の人にとっての「自宅」と言うのは、かなり特別な空間だと考えると良いでしょう。
自分の家の中では好きなだけ自分のルールを作って過ごすこともできますし、そのルールを誰からも破られることがありません。
つまり、外の世界よりも我慢しなければいけないことが少なく快適に過ごせるのが自宅ということになりますね。
そんな空間には、彼女であっても部屋に入れたくないと思ってしまっておかしくありません。
おうちデートというのは潔癖症の彼氏にとってはハードルが高く、相手に家に行くまではまだ良いけれど、自分の家には絶対に入れたくないという気持ちが強く出るものです。
彼女にとっては拒まれているように感じるかもしれませんが、自分の安心して過ごせる空間を壊したくないという気持ちが強く出ているのなら、仕方ありません。
お泊りができない
お泊りができないというのも、潔癖症の彼氏と付き合っていて大変なところの一つかもしれません。
お泊りと言っても、セックスができないというだけではありません。
お泊りにはたくさんのハードルがあり、それを全て越えないとお泊りと言う段階に至ることができないのです。
お泊りで感じるハードルのいくつかを見てみることにしましょう。
人の家のお風呂に入れない
まず、お泊りの一つ目のハードルは、人の家のお風呂に入ることができないという点です。
潔癖症の人にとって、他の人が普段使っているような水場は雑菌で汚れているように思えてしまいます。
ただでさえ、水場は菌が繁殖しやすいイメージがあるのに、普段自分で使っていない、しかも、普段自分で掃除していない水場は汚いもの以外の名のものでもありません。
どんなに磨き上げていようと「目に見えない部分」を気にする彼氏には関係なく、このために、人の家のお風呂には入ることができません。
人の家の布団で寝れない
普段誰かが寝ている布団も、潔癖症の彼氏にとっては「汚いもの」となってしまいます。
まして来客用の布団は、不特定多数の人間が使っているものですよね。
きれいに洗っていたとしても、彼氏の中では「誰かの痕跡がついている布団」というだけで使えなくなってしまいます。
お泊りをしたところで布団が使えなくては、自分が疲れるだけですね。
エレベーターやエスカレーターが苦手
潔癖症の彼氏の場合には、エレベーターやエスカレーターが苦手ということもあります。
手すりに摑まることなどできませんし、エレベーターは閉鎖空間のため、気を付けていてもどこかに触れてしまうこともあります。
また、自分の降りる階のボタンを押さなければいけないところもかれしにとってはハードルの高い行動と言えるかもしれません。
行ける場所が限られる
潔癖症の彼氏と付き合っていて大変だと思うことの一つは、デートの場所がかなり限られてしまうというところではないでしょうか。
人によって症状は異なりますが、彼氏に合わせていると、いつでも同じ場所でデートをしなければいけないということにもなるかもしれませんね。
温泉に行けない
潔癖症の彼氏であれば温泉に行くことはできません。
他の誰かも裸になって入っているような温泉に泊まるのは、彼氏にとっては苦痛以外の何物でもないでしょう。
温泉に行って温泉に入れなければ、その場所をデートに選んだ意味がありませんよね。
レストランの箸を使えない
潔癖症の症状によってはレストランも難しいかもしれません。
レストランの箸は、誰が使ったともしれないものであり、口の中の雑菌がついているかもしれないものです。
それらをつって食事をすることは、彼氏には難しすぎるのです。
食べ物がシェアできない
恋人同士であれば「一口ちょうだい」とやるなどしたいかもしれませんが、潔癖症の彼氏とそれは難しいですね。
鍋も分けなければ食べられないかもしれません。
スキンシップが取れない
潔癖症の彼氏は、できれば誰とも触れ合わずに生きていきたいと思っています。
人間はたくさんの菌を保有していますし、それを考えると、大好きな彼女であったからと言ってスキンシップに積極的になれるわけではないのです。
手料理を食べてもらえない
手料理を食べてもらえないというのは、彼女にとってはかなりショッキングな出来事ですよね。
他の潔癖の症状を許すことができても手料理を拒絶されるのは何となく許しがたいと思っている女性も多いでしょう。
ですが、自分の口に入るものを、彼女とは言え誰かが触れていると考えると、気持ち悪くて食べることができないのです。
素人の手料理はプロのような衛生環境で調理したものではないですし、潔癖症の人はできれば避けたいと思っているでしょう。
バスや電車が乗れない
潔癖症の彼氏といて困るのは、バスや電車などの公共交通機関に乗るのが難しいというところです。
公共交通機関は多くの人が利用していますよね。
つまり、菌が繁殖しやすい場所であるとも言えます。
吊革につかまるようなことなどできませんし、人との接触が多いというだけでも、かなりハードルが高いように思える行動なのではないでしょうか。
ドアを開けてもらえない
彼氏にエスコートしてもらいたいと思う彼女もいるかもしれませんが、潔癖症の彼氏には難しい話ですね。
潔癖症の人は、ドアノブに忌避感を抱いていることがほとんどです。
彼女のためにドアを開けることなど以ての外で、むしろ、自分のために開けてほしいと思っているかもしれません。
潔癖症の彼氏と付き合うために気を付けることは?
潔癖症の彼氏は、ある程度自分の中でルールを作っているはずです。
このルールは、潔癖症の人でも一人一人違います。
「ここまでは許せる」というラインが違っているのです。
潔癖症の彼氏と付き合うときには、この彼氏の中でのマイルールを理解してあげることが一番です。
ですが、最初は踏み込んでマイルールについて聞くというのも難しいですよね。
そうであれば、まずは、潔癖傾向の人の多くに当てはまるような対策を取ってみると良いでしょう。
潔癖症の人が気にしがちなところを気遣ってあげれば、次第に彼氏の中で「何が許せて何が許せないのか」ということを理解することができます。
また、彼女が「理解ある行動」をとってくれると、彼氏にとっても自分の中にあるルールについて話しやすい雰囲気になるのではないでしょうか。
彼氏と上手に付き合うために最初に気にして置かなければいけない基本のラインについて見てみることにしましょう。
除菌シートを持ち歩く
潔癖症の彼氏を持っているときには、除菌シートを持ち歩くことを忘れないようにすることも大切です。
潔癖症の人にとって雑菌は脅威です。
潔癖傾向が強い彼氏の場合には、「他人が持っていた除菌シート」と言うだけで使えない人もいますが、そこまでのこだわりの強さでないのなら、彼女が除菌シートを持ち歩いているというのは安心感がありますね。
何かあったときにでももらうことができますし、また、彼女がきちんと理解を示してこまめに除菌している姿を見ること自体にも安心感があります。
潔癖症の彼氏がどのようなところを気にするのか分からない以上、気になったときに除菌することができるように、常に持ち歩くようにしてください。
持ち運び用のウェットティッシュなどは便利で良いかもしれません。
ただし、選ぶときにはアルコールで除菌できるようなタイプにしてください。
ただ濡れているだけのウェットティッシュは、逆に雑菌が繁殖して良そうで嫌がられてしまう可能性もありますよ。
理解してあげる
彼氏が潔癖症のときには、まずは理解してあげるということも大切です。
普段から潔癖症に対して偏見がない人であっても、実際に潔癖的な行動をとっているところを見ると、ドン引きしてしまうということもありますよね。
目の前でこだわりの強すぎるような姿を見ると、「そんなことまで必要なの」と言いたくなってしまってもおかしくありません。
彼氏自身も、そのことは分かっているはずです。
ですが、だからこそ、きちんと理解しているという姿勢を見せることも必要なのです。
潔癖症の人は「理解されにくい」ことを理解していますが、だからと言って「理解されていない」ことを、何も思っていないわけではありません。
やはり、普段から傍にいる人にはきちんと分かってほしいと思っています。
だからこそ、きちんと理解してあげる姿勢を見せることで、彼氏が安心してくれるはずです。
潔癖症の人と付き合うときには、こうした姿勢を見せなければ、本当に相手が心を開いてくれることはないでしょう。
基準が変わったときにも何も言わない
潔癖症の人は、その日によって全く基準が違う問うことがあります。
調子が良ければできたことが、調子の悪日には全くできなくなっていることもあるのです。
また、想像をめぐらせた挙句に、今までにできたことができなくなってしまうということも珍しくありません。
自分の中のルールには変動する部分があり、彼氏は毎日その基準とうまく付き合っているのです。
彼女側がそれを察しなければいけないということはありませんが、もし彼氏に「申し訳ないけれど、これからはこうしてほしい」と要求されたときには、ルールが変わったのだと思って受け入れてあげましょう。
理解しがたいものもあるかもしれませんが、「この前はこうだったのに」と言わずに、何かあったんだと軽く受け止めて柔軟に対応してあげることも必要です。
責めない
潔癖症の彼氏を持っているときには、責めないということも大切です。
潔癖症の人は、頭から「これが汚くて駄目だ」と思っているわけではありません。
「本当はそこまで気にする必要がない」ことは分かっているのです。
ですが、そういった理屈が通用するものではありません。
意味がないと分かっている行動であっても、それをしなければ落ち着かないのが潔癖症の人です。
彼女からどんなに責められても、理屈で説き伏せようとされたところであまり意味はありません。
むしろ、責められることは、自らが潔癖症に対して理解がないということを明らかにしてしまうものです。
彼氏に潔癖の傾向があるのであれば、彼氏の執拗にも見えるような行動を責めないようにしてください。
黙って見ているのが辛くなったのであれば、一緒に病院に行くという手段はあります。
ですが、本当に自分も空いても辛くなったときであったとしても、相手のことを責めるのは違いますね。
自分のルールを押し付けない
潔癖症の人はそれぞれの基準の中で生きています。
つまり「こうした方が良いだろうな」と言う気遣いが空振りすることも珍しくはないということですね。
彼女側が気を遣ってしたことは、彼氏が全く気づいていないことかもしれません。
潔癖症の彼氏と付き合っている人は「潔癖症の人はこういう生活をしているもの」と押し付けてはいけません。
もちろん、潔癖症について勉強をすることは悪くありません。
ですが勉強したこと、潔癖症について知っっている知識のままに彼氏がルールを作っているわけではないということを覚えておきましょう。
まして、彼氏にそのルールを押し付けてはいけません。
自分の恋人と上手にやっていきたいと思っているのなら、あくまで「彼氏の考えるルール」に従うことができるようにした方が良いですよ。
マスクをする
潔癖症の彼氏と付き合っているときには、ちょっとした風邪の時でもマスクを忘れないようにしてくださいね。
潔癖症の人にとっての敵は雑菌です。
目に見えない雑菌をまき散らすようなことをされると、頭がおかしくなってしまうという潔癖症の人は珍しくありません。
毎日マスクをしている必要は全くありませんが、少しでもくしゃみや咳が出てしまいそうなときには、マスクをするようにすると、彼氏としても気持ちが楽になるでしょう。
また、彼氏が辛そうなときにもマスクをした方が良いかもしれません。
潔癖傾向は、一貫して表れるものではなく、日によって潔癖傾向が強く出る日もあれば、潔癖傾向が弱い日もあります。
潔癖傾向が強く出てしまうような日の場合には、普通の人との付き合いも辛くなるレベルということもありますので、こういったときにマスクをして接すると喜ばれるでしょう。
何でも合わせる必要はない
潔癖症の彼氏を持っているからと言って、何でも合わせる必要はないということも覚えておきましょう。
潔癖症の彼氏は、自分でも理解することのできないこだわりに突き動かされて生活をしています。
本当にその行動が必要なのかどうかというところは、彼氏自身も良く分かっていないでしょう。
そのルールを感性的に理解することができない彼女の方にとっては、さらによく分からないのが潔癖症の行動です。
それらの行動を受け入れることはもちろん必要です。
相手にとっては必要な行動であるということを頭に入れておくことで、彼氏との関係も楽になるでしょう。
ですが、自分も同じ行動をとる必要はありません。
彼氏がレストランでカトラリーを除菌しているからと言って、自分は気にならなければ除菌する必要はないのです。
ただ、彼氏が手をつなぐ前に除菌をしてほしいと言ったときには従うなど、必要に応じて合わせた行動をとりましょう。
求められてもいないのに、同じ行動をとっているといつか疲れてしまいますよ。
清潔を心掛ける
彼氏と全く同じ行動をとる必要はなくても、清潔を心がけるということは絶対に必要です。
普通以上に綺麗好きな人と付き合っていると思うと、何となく理解することができるでしょうか。
彼氏にとっては、普通レベルでも許すことができないのです。
普通いかなど理解不能な状態であるということを覚えておきましょう。
常に身だしなみを整えるのはもちろんですし、少し暗いと思って手を洗わないというようなことがないように気を付けてください。
恋人同士であれば、わざとではなくても手が触れ合ってしまうようなこともあります。
そう言ったときに生理的な嫌悪感を抱かれないようにするためにも、いつでも清潔な状態を保って、少なくとも「普通の綺麗好き」くらいのレベルの清潔感にするようにしてくださいね。
ルールを決める
潔癖症の彼氏と上手にお付き合いをするためには、ルールを決めることも必要です。
何でも彼氏のマイルールに従う必要はありませんが、だからと言って自由に振舞っていると、いつの間にか彼氏のストレスの種になっているということもないわけではありません。
彼氏にとってのストレスとならないようにするためには、最初に「何がOKで何がGなのか」というところを明らかにしておかなければいけません。
細かいルールについては、一緒にいるうちに分かってくるところもあるでしょう。
ですが、生活のおおまかな部分については、ルールを事前に決めておくことで生活しやすくなりますよ。
お互いにルールを破らないように生きていれば、少なくとも、相手に嫌悪感を抱くようなこともなくなりますし、彼女の方としても地雷を踏むのではないかというヒヤヒヤした関係から解放されることになります。
潔癖症ってどうしてなるのか
ここまで潔癖症な彼氏と付き合って大変だったこと、しなければいけないことについて触れてきましたが、実際に付き合ったことがない人から見てみると大変そうだという感想鹿出てこないのではないでしょうか。
潔癖症の人は衛生的な面でとてもこだわりが強く、自分の中にルールを作って生活をしているところがあります。
ここで素朴に疑問に思ってしまうのが、どうして自分自身で自分を縛り付けるようなことをしてしまうのかというところですよね。
ルールは破りたくなってしまうものという人も少なくはないはずですが、潔癖症の人は、自分自身に厳しいルールを課してしまっている状態なのです。
これについて不思議に思う人もいるかもしれません。
ここからは、どうして潔癖症になってしまうのか、潔癖症を作る理由について見てみましょう。
潔癖症になる理由を知れば、少し潔癖症の彼氏について理解することができるかもしれませんね。
汚いと言われたことがある
潔癖症の人は、実は意外と「自分の外の世界が汚い」と思っているのではなく「自分が汚い」と思っているものです。
潔癖症の人の行動は、まるで自分と言う人間を汚さないでほしいと思っているような行動ですよね。
だからこそ、知らない人から見ると「自分自身のことを綺麗に思っているに違いない」という誤解を受けてしまいます。
ですが、潔癖症と言うのは逆のことが多く、誰かから汚いと言われたことが強く頭に残ってしまい「自分をこれ以上汚すわけにはいかない」「汚い自分に触れたものは除菌しなければいけない」というような思い込みにとらわれることとなるのです。
これは潔癖症の原因の一つであり、潔癖症を本気で治療するようなときには、こうした根本にあるところからきちんと心をほぐしてあげなければいけないということもあるようですよ。
親が潔癖症
育ってきた環境も潔癖症を作りやすくなるものです。
親が潔癖症のようなときには、自分も潔癖傾向が出てしまうということがあってもおかしくありません。
潔癖症はそもそも「自分の中にある衛生観念の基準が人と違う」ところから来ているものです。
基準が育ってきた家庭の中で作り出されているのだとすれば、親の潔癖傾向は子供にも引き継がれてしまうものでしょう。
親から汚いと教えられてきたものは子どもの中でも汚くなってしまいます。
何を悪いと思って、何を良いと思うのかというところは、育ちの中で出来上がる観念です。
価値観を育てるのが親だとすれば、潔癖傾向は受け継がれていくものなのかもしれませんね。
想像力が豊か
何を汚いと感じるのかと言うのは、人によってかなり違うところです。
また、汚いの基準を何に置くのかと言うのも、人によって異なりますよね。
潔癖症になってしまうような人の場合には、その「汚いと感じる」基準が、自分の中で簡単に作り出されてしまう人なのかもしれません。
目の前にある一度使用した皿を見て「このさらにはどんな雑菌がついているのだろうか」「洗った人はどのような人だったのだろうか」「前回使用した時の汚れはどれくらいキープされてしまうのだろうか」と考え始めてしまうと止まらなくなるのが、潔癖症の人です。
普通の人であれば考え突かないようなところまで想像してしまうので、どんどん周囲のものが汚く見えるような現象が起こってしまうのです。
潔癖の彼氏のことを理解してあげて
いかがでしたか?潔癖症の彼氏とのお付き合いや、潔癖症の彼氏自体について理解することはできましたでしょうか。
潔癖傾向と言うのは、そう簡単に直すことができないものです。
酷い潔癖症の人が病院に行っても、感知することが難しいと言われているものなのです。
まして、病気とまでは行かないくらいの潔癖症であれば、日常生活の中で少し不便を味わいながらでも、頑張って生活してしまおうという気になるでしょう。
潔癖やマイルールに関しては理解してもらえないことの方がほとんどで、潔癖症の人はそれを理解していても、やはり周囲の人が無理解なところを見ると傷ついてしまいます。
理解者がいないというのは意外と大変なことに違いありません。
潔癖の人と付き合っているときには大変なこともたくさんあるでしょう。
普通のカップルなら普通にできることが、彼氏の潔癖の所為でできないということも珍しくありません。
ですが、本当に好きであるのなら、彼氏の潔癖とも上手に付き合うことができる方法を探さなければいけませんね。
彼氏のことをきちんと理解してあげることで、彼氏も少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。