自分の立ち位置をわきまえることって、できているようでできていないものなんですよね…。
口幅ったいの関連語
これまでに“口幅ったい”という言葉の意味を分かりやすく、説明してきました。
あなたの周りには、そのような“口幅ったい”ことを言うような人はいるでしょうか?いや、あなた自身がだれかにそのように指摘されたのかもしれないですね。
ちなみに筆者は、若いころはとても口幅ったいことばかりをいうような人でした。
今となっては、若気の至りとして片づけることができますが、それでもやはり口幅ったいということは人として恥ずかしいことですので、今では気を付けています。
そんな“口幅ったい”という言葉ですが、この言葉の意味をまだしっくりと理解することができていないという方もおられることでしょう。
そのような方のために、ここでは“口幅ったい”という言葉の関連語をご紹介します!
言葉というのは、その関連している言葉を知ることによって、その言葉の本当の意味、ニュアンスを知ることができるものなんです。
では、“口幅ったい”という言葉の関連語にはどのような言葉があるのでしょうか?
この言葉がどんな時に使われるものなのか、また、連想するとどのような言葉があるのかを見ていきましょう。
自分をへりくだって言う場合に使うことが多い
「君は口幅ったいよね」や「あの人ってどこか口幅ったいところがあるよね」なんて発言を耳にして、今回「口幅ったい」という言葉について検索をしている方にとっては、「あれれれ?」と感じてしまうようなサブタイトルかもしれないですね。
そのように、誰かが身の程しらずでその身分をわきまえずに、生意気なことを話しているときにももちろん“口幅ったい”という言葉で説明することができます。
しかし、そのように“誰か”に対して、その人が生意気であるというのは、多く使われるシーンではありません。
ずばり、“口幅ったい”という言葉は、その発言をした“誰か”にするのではなく、多くの場合で“自分”のことをへりくだったり、謙遜したりするときに使う言葉なんです。
あなたも「ああ、自分がこんな発言をするにはまだまだだけど、どうしても伝えたいことがあるんだよなぁ」なんて感じることもあるのではありませんか?
そんなときに、「このような発言をしているけれども、自分自身が生意気なことを言っているのは承知しています」ということを伝えるために使うことができるんです。
この言葉があるのとないのとでは、「自分の立場がしっかり見えているんだな」と周りからの評価もだいぶ変わってきますね。
誰かが生意気なことをいっているときにも、“口幅ったい”という言葉を使うことができます。
ですが、一般的にそれよりかは“自分自身を謙遜するとき”に使う言葉であるという点をおさえておきましょう。
連想される言葉
“口幅ったい”という言葉がどのようなシーンで多く使われる言葉なのかを学んできました。
ちょっと意外性を感じた方もいたかもしれないですね。
そのような使い方だけではなく、さらに“口幅ったい”という言葉の使い方やニュアンスをしっかりとおさえていくために、この言葉から連想することのできる言葉を学んでいきましょう。
あなたは、“口幅ったい”という言葉の意味を知ったうえで、この言葉と同じ意味を持つような言葉にはどのようなものがあるかを想像することはできるでしょうか。
ちょっと考えてみてください。
その言葉が登場するかどうかはわかりませんが、今回はわかりやすく以下の言葉をご用意いたしました。
では、連想される言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
またどのように使われている言葉なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
おこがましい
「おこがましいけど…」なんて発言したことがある人は、意外にも多いかもしれないですね。
「おこがましい」という言葉は、どんな意味を持っているのでしょうか?
大きく分けて3つの意味があるといわれており、「身の程をわきまえていない」「差し出がましい態度をしている」「生意気」などといわれています。
これって今回あなたにお伝えしている“口幅ったい”という言葉の意味と同じであるということにすでに「ピン」ときている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それも“自分のことをへりくだって伝えるとき”に使われる言葉でもあるんです。
「私がこんなこともいうのもおこがましいのですが…」なんて使うことができます。
また、「おこがましい」という言葉には“ばかげている”という意味もありますがその点では“口幅ったい”とは共通しているとはいえません。