また、口直しにつまみや水を飲む人も多いでしょう。
ウイスキー自体は度数が高いですが、ゆっくりと少量を飲んでいれば、そこまで悪酔いすることはありません。
しかし一見飲みやすいハイボールやコークハイの方が、喉越しの良さからついごくごくと何杯も飲んでしまって、それが原因で悪酔いしてしまうことがあります。
同じような理由で、日本酒やワインもそのまま飲む分には少量をゆっくりと飲むことが多いですが、どちらも炭酸と割って飲むと飲みやすくなった反面つい飲み過ぎてしまって、結果的に悪酔いしてしまうことがよくあります。
寝不足
寝不足の状態でお酒を飲むと、悪酔いしてしまいやすいと言われています。
寝不足というのは、通常夜の睡眠時間が足りずに、体が十分に疲労を回復できていない状態を指します。
人の体は夜眠っている内に、その日にあった出来事を脳が整理したり、体内の機能を回復させたりします。
アルコールを分解する働きを持つ肝臓や胃といった内臓機能も、睡眠を摂ることでその機能を修復したり、回復したりしています。
睡眠不足になると十分に体の機能が修復できていない状態になりますので、そこにお酒を入れることでお酒が回りやすくなり、体内ではアルコールが分解され難い状態になってしまいます。
すると普段と同じような量を飲んでいても、体がきちんとアルコールを分解できないため悪酔いしたり、二日酔いが酷くなったりしてしまうことがあるのです。
疲れている
心身が疲れている状態でお酒を飲むと、睡眠不足の時と同じような状態でお酒が回りやすく、またアルコールは分解されにくくなってしまいます。
体の疲れは、主に睡眠によってとります。
ストレスなどの精神的な疲れであれば、ぱーっと楽しく飲めばある程度は発散できるかもしれません。
しかし体の疲れ自体は、十分に体に休息を与えないことには、なかなかとることはできないでしょう。
ただでさえ体が疲れている状態なのに、そこにさらにアルコールを入れて肝臓や胃の機能を無理に働かせようとすれば、当然疲労は増して体調が余計に悪くなってしまったり、悪酔いをしてしまったりするでしょう。
断れない性格
人の勧めや頼みを断れない性格の人は、自分のお酒の限界量を自分で分かっていても、つい飲み過ぎてしまうことがあります。
上司から「きみも飲みたまえ」と酌をされれば飲まないわけにはいかないでしょう。
また、友達が「お前の分も頼んでおいたからな」と言えば、その好意を無下に出来ずに無理してグラスを空けようとするでしょう。
断れない性格の人は普段から何かと損をすることが多いですが、お酒の席ではその性格のせいで悪酔いをしてしまったり、体調を崩してしまったりすることもあります。
そのためできれば飲み会そのものを断りたいとは思うものの、毎回誘われれば断り辛かったり、強引な誘いを拒否できなかったりして飲み会に参加させられ、その結果いつも悪酔いしてしまうということがあります。
もし酒に酔って日頃の不満を盛大にぶちまけてしまうのなら、いっそそうした方が自分の本音が伝えられていいかもしれません。
しかし、単純に吐いたり気分が悪くなったりと、性格にあまり影響が出ない人の場合は、結局いつも自分の本音が話せずに悪酔いしてしまうことが多いです。
相手が気を許せすぎる人である
親しい人に対しては気を許し過ぎてしまう人は、会社や不特定多数の参加する飲み会の場合には、ちびちびと大人しく飲んでいることが少なくありません。
しかしその一方で、自分が気を許せる相手と飲むことになると、とことんお酒に酔って悪酔いしてしまうことがあるでしょう。
友達や親友、信頼できる仲間など、自分が気を許し過ぎている相手に対しては、「醜態を見せてしまっても自分を嫌いにはならないだろう」や「こいつらなら分かってくれる」などと、自分の都合のいい方向へと考えてしまいがちです。
そのためいざ悪酔いしても大丈夫だろうと高をくくって調子に乗って飲み過ぎた結果、本当に悪酔いしてしまい周りに迷惑をかけることがあります。
悪酔いしないお酒の飲み方
その日の体調や気分によっては悪酔いしてしまうこともありますが、日頃から何かと悪酔いすることが多い人の場合には、自分が悪酔いしないようにいくらか自制する必要があるでしょう。
自分1人だけで悪酔いするのならまだしも、大抵の場合は悪酔いすると周りに迷惑をかけてしまうことになります。
気持ちが悪くなって店で吐いてしまえば店の人に迷惑をかけることになりますし、酔って周りに絡めば絡まれた人に迷惑がかかってしまうでしょう。
悪酔いをすることで少なからず一緒にいる人を困らせ、またそれが原因で人間関係がきまずくなってしまうのも避けたいところですよね。
悪酔いしないためにはどんな飲み方をすればいいのかをご紹介していきますので、悪酔い癖のある人はぜひ参考にしてみてください。
お酒と同じ量の水を飲む
お酒だけを飲んでいると、嫌でも体にはどんどんアルコールが溜まっていきます。
そこで、お酒と同じ量の水を飲むことで、少しは酔いの回りが酷くなることを和らげることができるでしょう。
水をたくさん飲めば体内のアルコールを薄めることができますし、トイレも近くなります。